Re: 2006年・すみ&にえの年間ベストほんやく本 ( No.1 ) |
- 日時: 2006/12/26 00:50
- 名前: おはな
- あぅ『最後の晩餐』、最後までもたなかった〜(笑)。
それにしても今年のイシグロの話題性はダントツだったということかしらん。勝手にepi入りを狙って本購入はそれからということにしているんですが、自分でもいいわけっぽいなぁ。 『風の影』が上に来ましたね。このジャンルでここまでのぼりつめるというのは珍しいパターンかも。本好きのツボを見事につかれたようで、そうですよね、そこをつかれちゃ反応するしかないか(笑)。 莫言さんがそこそこに来たというのが実は意外でした。どぎつくないという点で「落ちる」と思っちゃったのね。この本は手元にあるのでいつでも攻略可能でありますが‥むむむ、その内ゆっくりカブリモノの世界でお話できるようにガンバリまぁす。待っててね。
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Re: 2006年・すみ&にえの年間ベストほんやく本 ( No.2 ) |
- 日時: 2006/12/26 23:44
- 名前: すみ&にえ
- 参照: http://park8.wakwak.com/~w22/
- おはなさん>
「最後の晩餐」はホントに、最後の最後まで入れようかと悩んだんですけどね、というか、気持ち的にはほとんど入れたも同然なんだけど(笑) はい、「風の影」は読めそうでなかなか読めない上質エンタメですからね、これは認めておかないとっ。 「四十一炮」は私たちがよけいなことを言ったばっかりに、ずっとおはなさんに誤解され続けてしまっているようで申し訳ないかぎりです。私たちのせいで後回しにされちゃってるのかしらと考えると、とてもとても心苦しゅうございます。ということで再度申し上げますが(笑)、「白檀の刑」が処刑タップリで、そこが辛かったけど、こちらは処刑の話じゃないから良かったというだけで、奇想天外さ、暴走する狂気の凄まじさでは、けっして「白檀の刑」に劣らずどころか、さらにイッちゃってる感もあり、ストーリーは濃厚そのもの。決して薄味で普通の小説に近くなってしまったとか、そういうものではありませんよ。真逆です。うん、もっと言っちゃえば、すごい殺人もありですよ、こっちでも。だからお願いだから、私たちが与えてしまった、間違った印象は消してくださいませ。土まじりの血をたぎらせた莫言さんはまだまだ健在ですっ。
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Re: 2006年・すみ&にえの年間ベストほんやく本 ( No.3 ) |
- 日時: 2007/01/02 15:05
- 名前: 坤
- 参照: http://yonosk.at.infoseek.co.jp
- すみさんにえさん、あけましておめでとうございます。今年も発表の場をご提供くださりありがとうございます。
おっとカズオ・イシグロさすがのトップですか。わたくしもこれが新春読み初め本としてスタンバイしております。 『風の影』は内戦そのものにほとんど触れていないところが不満と言えば不満なのですが、実に魅力的な作品でした。きっと映画化されるのでしょうけど、本の墓場や顔のない男がさまようバルセロナの夜の光景が目に浮かぶようです。これはわたくしも文句なしのベスト入りでした。 『雪』はとうとう取ったぞノーベル賞というところですが、そういった権威抜きにしても、かなり問題意識をはらんだ重要な作品といえるでしょうね。もっともわたくしはあの訳文にはうーむむでしたけど〜。 『四十一炮』は莫言さん来日の折りに話されていた作品であり、待望の邦訳ということになります。食文化に象徴される時代の矛盾を突く姿勢はさらに尖鋭化されているようでもありますが、わたくしはこの倍くらいの分量でもっと時代を広げた大ボラを吹いてほしかったような気もします。ま、ゼータク言ってるわけですが。 『コレラの時代の愛』はわたくしもベストには入れたものの、感想を書こうとして壁にあたっております〜と言うくらいに濃いですねー。これがペストとか梅毒なら納得できるんですけどって、そういう問題ではないか。 さて、今年も当方の路線はぷるぷる続行と山崩し重視ですのでどこまでカブれるか不安ですが、それだけにお二人の新刊評価は参考にさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
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Re: 2006年・すみ&にえの年間ベストほんやく本 ( No.4 ) |
- 日時: 2007/01/03 22:13
- 名前: 海ねこ
- すみ&にえさん 今年もどうぞよろしくです♪
おっ、『大統領の最後の恋』が入っていて嬉しいな♪ これは後でじわじわ来ますね。『風の影』もヴィクトル・ユゴー的な重厚さで小説読む楽しみにあふれていました。『わたしを離さないで』はいまだに鮮烈なイメージが脳裏に焼きついています。未読でぜひ読みたいのは『エルサレムの秋』かな。良さそうなので期待しています!
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Re: 2006年・すみ&にえの年間ベストほんやく本 ( No.5 ) |
- 日時: 2007/01/06 01:54
- 名前: すみ&にえ
- 参照: http://park8.wakwak.com/~w22/
- 坤さん>
あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。 はい、ちょっと迷いましたが、やっぱり1位はカズオちゃんで落ち着きました(笑) 「風の影」はそうですね、そのあたりにも期待するところはあったけど、いまひとつ触れられてなかったですね。自国の方が読む時に、純粋にエンタメとして楽しめなくなるからの配慮とかかなあ。最初から世界へって意識だったら、また違っていたかもしれませんね。 オルハン・パムクの翻訳は、また出るみたいだし、がんばってくれの一言に尽きますね(笑) 莫言さんはこれからまた世界を広げてくれそうですよね。次がまた楽しみってことで。「コレラの時代の愛」は私たちとはまた違うところで壁に? とにかく、坤さんの鋭いレビュー、期待しております。これはほんとに他の方のご意見をもっとうかがいたい作品です。
海ねこさん> 今年もよろしくお願いします♪ 「大統領の最後の恋」はほんとに、あとからジワジワ来ました。これを時系列に沿って書いていたらどうなんだろう、なんて、つい考えてしまいますが(笑) 「風の影」は待ってました!ですよね。 「エルサレムの秋」は地味と言えば地味なんでしょうが、私たち的にはかなりグッと来ましたよ。海ねこさんはどうかな、ドキドキしながら感想をお待ちしますねっ。
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Re: 2006年・すみ&にえの年間ベストほんやく本 ( No.6 ) |
- 日時: 2007/01/08 23:38
- 名前: ぎんこ
- 参照: http://park8.wakwak.com/~yawa/
- 私が読んでいる本は「わたしを離さないで」と「ブロークバック・マウンテン」だけです…今年はもっと本を読みたい! 「コレラの時代の愛」は、図書館で借りてたのですが時間切れで返してしまったのが残念です。オルハン・パムクもノーベル賞もとったし、異文化体験してみたいのでぜひ読みたいと思います。
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Re: 2006年・すみ&にえの年間ベストほんやく本 ( No.7 ) |
- 日時: 2007/03/03 02:50
- 名前: すみ&にえ
- 参照: http://park8.wakwak.com/~w22/
- ぎんこさん>
すみません、ものすごい遅レスです。ここ読んで、そのあと、ぎんこさんのベストを見てコメント書いたら、こっちも書いた気になっていました…ということに、いまごろ気づきました(^^;)(^_^;) オルハン・パムク、いいですよ〜。トルコの作家さんの本が読めるなんて、それだけでも幸せですよね。今年もいろいろ経験のない異文化を体験できそうで、嬉しいかぎりです♪
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