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 カート入門編 STEP4

STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5セッティング編 エンジンメンテウエットセッティング フレーム比較


◆カートとサーキット走行に早く慣れよう◆

       1.給油

     2.エンジンの始動

     3.コースイン

     4.カートを体感する

     5.スピンした時の対処

     6.走行ラインを覚える

     7.マシンメンテナンス


■早くコースインしたい?慌てないでカートの最終チェック!

ここでは必要なパーツの取り付け忘れの確認をしよう。パーツは付いていても
意外とボルトの閉め忘れなどがあります。マシントラブル防止の為に確実に!

1.燃料の給油 

プレミアムガソリン(ハイオク)に2サイクルオイルを混合して使用します。
混合比(標準)はKT−Sエンジンで25:1です。

簡単な混合ガソリンの作り方 燃料携行缶にガスを12.5リッターを購入します
0.5リッター缶のオイルを購入しガスの中に全部注ぎ入れ、よく振り混ぜます。
これで25:1の混合ガソリンの出来上がり。なるべく早く使い切りましょう。

ポンピング(チョーク) 給油が終わったら、ポンピングして起きましょう。エンジンの始動がスムーズになります。
プラグを外し、キャブレターを手で閉じタイヤを回します。すると、キャブがガスを吸って
燃料チューブを流れて来ます。キャブからガスがたれる位、タイヤを回しておきます。

燃料の消費量 満タンでカートの燃料タンクには約8リッター入ります。
コースにもよりますが、全開走行で約40分〜1時間20分走行出来ます。
結構短いようですが、1日に2タンクも走行すればへとへとになりますよ。

オイルの話 
植物油 「カストロールR30、シェルアドバンスM、スノコ赤、etc」
化学合成 「スノコ黄、
シェルアドバンスX、ワコーズ2CR、etc」
半化学合成 (植物油/化学合成の混合)「カストロールA747、エルフHTX909、etc」

 大きく上記の3タイプに分類されます。
 ※カートで使われている代表的な物を記載してあります。流通量も多く、購入しやすいです。

 KTエンジンの場合、性能差はほとんど無く、保存性とメンテナンスが容易な化学合成タイプをお勧めします。
 レーシング・グレードを選べは、後は好みのメーカーで良いと思います。


 カート押し掛け これが出来ないと走れない!


2.エンジンの始動 最初は必ず後ろから補助で、押してもらいましょう。初走行はベテランに付き添いしてもらい

色々面倒を見てもらった方が事故やトラブルを防ぐ事が出来、ベストです。

[押し掛けのコツ] 一人で押し掛けをする時は、マシンを5m位押し、飛び乗ります。

エンジンが始動し直ぐ飛び乗る人がいますが、よほどエンジンの始動性が良くない限り、

エンストするはずです。エンジンが「パラパラ」聞こえてきても、しばらく我慢して押します。

そこで素早く飛び乗り、アクセルを開けます。回転が上がるまでアクセルはあおらないで

なるべく一定に保ちましょう。(1/3〜1/2位開ける、エンジンによって個体差があります)

かかりが悪いときには、アイドリングを上げたり、アクセルヘルパーを使う方法も有ります。


3.コースイン 手を上げコースインの合図 後方を確認し安全に合流します。 

最初は気持ちを抑えて、ゆっくり走行しましょう。「怪我をしない、マシンを壊さない」

あわてない・前後の状況を良く把握しながら走行 緊張と興奮で、コースマーシャルが振るフラッグを絶対見落とさないように!

早いマシンにはラインを譲る 自分も相手に対しても安全に!「練習走行はレースじゃない」

初走行の時には、少なくとも自分が一番遅いと思っていて下さい。

後方からは猛スピードのマシンが来ているはずです。アウト側に避けて、ラインを気持ちよく譲りましょう。

インを閉めて衝突されたり、おかまを掘られて、痛い思いをするのは自分です。

◆モータースポーツには、危険が少なからず伴うものです。走行中の事故による傷害や車両の破損は、
 その原因の如何に関わらず、すべて本人の責任となり、他のドライバー、ライダーや施設には、
 何等の責任追及や損害賠償の請求は出来ません。自己と他人の安全に心掛けた走行をお願いします

4.カートを体感する

ステアリングに対してのタイヤの切れを体感する 乗用車とはずいぶん違うはずです。

なるべく切る量と切るスピードを減らすつもりで、優しく切ってあげましょう。

乱暴に扱えば、スピンか、クラッシュパッドが待っています。

ゆっくり走行している内に、「ステアリングの量と、フロントの入り(切れ具合)」を覚えましょう。

左足ブレーキに慣れよう 言葉の通りで体感してもらい、慣れるしか有りません。

乗用車がATミッションの方は、左足ブレーキの練習がある程度出来まが、

最初は車のいない、駐車場等で練習して下さいね。(公道でいきなりやると、危険です)

タイヤが温まり慣れてきたら、ストレートでは全開! エンジンパワーを体感してみよう。

パワーバンドに乗れば、結構気持ちいいかも。 え!怖い?知りませんそんな事!

物足りない人は、困った方です。(チューニングクラスのエンジンにしますか?)

タイヤグリップを体感する 温まったときの差と、全体のグリップ感を体感しましょう。

特に、タイヤが冷えている時には、殆どグリップしません。

取り合えず思い切り走ってみる スピードに慣れる 踏めるところでは全開にします。

特にストレート部分や、コーナーを立ち上がった時はアクセルを踏みましょう。

(長時間、低速で走行するとプラグがかぶってしまいます)

ブレーキは早めでしっかり減速し、コーナーはゆっくりで良いです。


5.スピン! サーキットにもカートにも慣れてくると、ペースも上がってくる事でしょう。

そこで、必ずスピンを体験します。決して、あわてて降りてはいけません。

後続車に引かれる恐れが有ります まず両手を上げ、後続車に知らせます。

そこで安全を確認し降り、カートを安全な所まで移動します。一呼吸しましょう。

後続車の間隔を広く取り、押し掛け再スタートします。「誰でも経験する事です、あわてない」


6.走行ラインをレコードラインに乗せよう おそらく、タイヤの跡が黒く付いている所が

あるはずです。状況が許す限り、そこを走行してみて下さい。

自信がついたらタイム計測 コースによってはタイム計測をしてもらえます。

自分がどれ位のタイムで、走行しているか大変気になりますね。

タイムを参考にして、次回の反省と励みにしましょう。


7.走行後のマシンメンテナンス 特に決まりは無いのですが、最低限やってほしい事は、

キャブに残っているガス抜き キャブからチューブを外し、ポンピングしておきます。

 (ガスが残っていると、水分を含む影響でキャブ内が錆びたり、パッキン類の傷みが増します)

タイヤのエアー抜き タイヤの劣化とひび割れ防止の為、エアーは抜いておきましょう。

汚れ落とし 特に駆動関係、フレームまでやっておけば、完璧です。カートに愛着を持って。


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