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 ウエット路面の基本セッティング

STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5エンジンメンテウエットセッティング フレーム比較


◆はじめに 

SL94タイヤはドライ路面で使用すると、「あっ!」という間に擦り減ってしまいます。

ハーフウエット(降り初め)でタイヤによるタイム差はあまり出ませんので、練習走行では出来るだけ使うのを

我慢して節約しましょう。(履き替えのタイミングが分らない時は、回りを見て判断して下さい)

※SLレースでは「レイン宣言」が出されます⇒レインタイヤを使用します(自分の意思で選択出来ません)

◆セッティングの方向

フロントグリッツプを上げる方向で、カートをセッティングして行きます。

何故でしょう?曲がらないカートでは、幾らスピードを落としてコーナーに入ってもコースアウトします。

リア回りは、なるべく剛性を落とした方が良い結果が得られます。(路面グリップが低い時には剛性を落とします)

◆ドライビング

ノーズが入るスピードまでしっかり減速します。基本はグリップ走行です。


滑り出すとなかなか押さえが利かず、前に進んでくれません。初心者に有りがちなミスですが

曲がらない⇒ハンドルをこじる⇒ブレーキング現象⇒急激にフロントがグリップ⇒スピンを起こします。

◆タイヤ

走行上、ゴム質は新品とお古の違いは感じません。重要なのはタイヤの"山"の高さです。

どれだけ水を排水出来るかが、性能差になっているようです。

エアー圧を極端に低くしたり、高くして試して見ましたが、あまり違いは無いようです。

しかし、やっぱりウエットレースにはNEWレインタイヤにアドバンテージがありますね。

◆カートのウエットセッティング一覧表

セッティング項目

セッティング内容

レインタイヤ

SL94タイヤ=レインタイヤ、これが無いと走れない?
エアー圧は「1.5kg/cm2±0.3」

レインカバー

ノイズボックスにレインカバーを装着し、雨を吸入するのを防ぎます
ペットボトルで自作も可能。レインタイヤに次ぐレイン必需品

ターボバイザー

レースでは前方視界確保の重要パーツ

フロントトレッド

広げる:カラー枚数で調整(一番広くする):又はフロントハブを使用する

トーアウト

大きく取る:調整±0mm〜+6mm

リヤトレッド

狭くする:調整、片側10mmを目安に±50mm

キャブ

ローを絞る:標準より10〜15分絞る(±10分)
Hi側は走行しながら調整

フレームSET

柔らかめに振る:サイドフレーム/リアバンパー/シートステー等を緩める
フロアパネルのスペーサーを交換したり、緩めたり、フリーにする事も

リアシャフト

交換出来る場合、ソフトタイプを選択

リヤホイールハブ

交換出来る場合、ショートタイプを選択

フロントハブ

レース上級者はフロントハブ(レイン用)とハブ用ホイールを用意したい

リヤスプロケット

スピードが全体的に落ちる為、2〜3コマ減らします
練習で予め、適応するスプロケを探っておきましょう

ブレーキカバー

水しぶきでデスク温度が低くなります。使用しているパッドによっては
効きが悪くなりますので、水が掛からないようにデスクにカバーをします

レインスーツ

体が濡れると体温、体力、集中力が低下


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