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 娘のレーシングカート体験 パートV 続練習走行編

娘のカート体験記 パートTパートUパートVパートWパートX


  ・エンジン工事中?

  ・フットレストの取り付け

  ・練習熱心もほどほどに

  ・スランプ?ひと苦労!!

  ・やっぱりエンジン、それともカート?


エンジン工事中? 

ショップにエンジンを持ち込みました。症状を話した所、早速バラシです。

シリンダーに歪が出ていました。(スカート部分が狭く、逆歪状態)測定結果はシビアです。

通常シリンダーは、上部から下端に掛けて多少(百分の数o)広がっている方が良く回ります。

「これじゃ回らないね」オナーの冷たい一言。「まだ回しきっていないからホーニングして様子見だね」

が〜ん「やっぱり、銭が飛んで行くの?」現状カデットエンジン位のパワーしかなく、泣く泣く

ホーニング+点火時期の再調整をお願いしました。(最終的には工賃サービスでマル!部品代のみ)

ホーニング=砥石でシリンダーを軽く削る(工具を使用した手作業)

ボーリング=機械でシリンダーを切削する どちらにせよシリンダーを削る訳ですから、

ピストンとシリンダーのクリアランスを適正(0.03〜0.035o)に保つ為にピストンを

1〜2サイズ大きくする必要が有ります。今回私は、ピストン交換していませんのでクリアランスが

大きく、ライフが無い状況です。(いわゆるスカスカ状態)つまり、オーバーホールを確約された状況に

なりました。「もしかして、はずれエンジンを引いてしまったのでは!?」 

詳しくは [エンジンメンテナンス、オーバーホールについて] でどうぞ。


フットレストの取り付け 

 写真ではチョッと見にくいのですが

 アルミ・ブルー色の物がフットレストです。

 「かかと」が固定され安定します。

 でも、これに慣れるとフットレスト無しで

 乗れなくなってしまう欠点も有ります。

 踏ん張りが利かない人や、横Gに負けて

 足がつらい人はお試し下さい。

今回は写真のフルサポートタイプを取り付けました。アングル等で自作も可能です。

本来は使用しないほうが良いのですが、娘は横Gに負けまいとして体に力が入る(足を踏ん張る)状態に

なっています。体を堅くするとカートの動きまでぎこちなくなります。体を柳の様に柔らかくしならせる

(視線を確保しながら、横Gに体を任せる)乗り方が良いとされています。

これはあくまでも理想ですので、娘に対してはアクセル、ブレーキとも操作し易いように変更しました。

実際に使用した感じも良いようでした。


練習熱心もほどほどに 

ウエット路面の練習も、タイヤの使い方(滑りのコントロール)を覚えるのに良いと思い、

無理やりに雨の中、娘を練習に連れて行ったのです。(後になって、これが大きな間違いであることが判りました)

SL98タイヤは溝付きで、ドライ・ウエット路面共用のタイヤです。私はこれに安心しSL94(レインタイヤ)を

持参しませんでした。走り出した途端、私は大口を開けました。コーナーの度にスピンし、見た目はまるで氷上を

ノーマルタイヤで走行しているようです。結局SL94とのタイム差が、1LAP10秒以上も有る事が過去のデーター

で分り、まるで練習になりませんでした。調子を崩しに行ったような1日でした。

**参考にしてね!** ”ウエット路面用のセッティング基本データー”


スランプ?一苦労!? 

前回の走りを引きずってしまい、とんでもないスローペースの走りです。

まるで遊園地のゴーカートに乗って、遊んでいる様なスピードです。

ドライ路面で滑りもしないのに、滑り出すのを凄く恐がっている様子です。(スピンの恐怖が娘を襲う!)

ん〜ん。困ったな〜。取り合えずピットインさせ、説教しました。「ドライ路面はそんなに簡単に

滑り出さないし、滑ってもコントロール出来るからね」一種の暗示を掛けました。

しかし症状は重症で、今までのベストラップを更新するには程遠く、調子を取り戻すだけの1日になりました。


やっぱりエンジン、それともカート? 

梅雨の晴れ間を狙い、半日練習してきました。[練習の結果ベストタイムは

37.426秒でした。トップカーターに試乗して頂いた所、35.663秒でその差は1.763秒です]

エンジンは簡単な慣らし運転後、ペースアップさせました。フィーリングは良くなくホーニングの効果は

殆んどありません。多少回っているようですが戦力は無いようです。ドライビングは如何でしょう。

コーナーの進入が安定しておらず(原因はブレーキング)オーバースピードでの進入が目立ちます。

帳尻を合わせる為、結局アクセルONが遅くなりLAPタイムにも反映されてしまいます。

ピットインした時、指示しましたが上手く行きません。娘の走りをしばらく見ていて気が付きました。

如何やらPCRのブレーキ操作が重くて使い切れない様です。しかも、アンダーステアが大きく出ていましたので

調べて見るとステアリングロッド端のピロボールが破損していました。又オープンフレームにSL98タイヤの

組み合わせは、特にフロントのバランスが良くない事が分りました。(フロントを一杯入れてもダメでした)

如何やら今回限りで、この組み合わせは終了です。次回の練習からはSC,SDクラスに対応したウインフォース

TIAの出番です。(いよいよ出番!)マシンの組み立て、シートの取り付けetc,長い梅雨の間に準備出来そうです。


パートWにつづく

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