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 娘のレーシングカート体験 パートX レース参戦編/完結

娘のカート体験記 パートTパートUパートVパートWパートX


  ◆練習はしないの?

  ◆エッ!エンジンが載らない!?

  ◆レース実録・悪い事は続く?

  ◆課題の多かったレース参戦

  ◆今後の活動は?◆

初レース参戦の勇姿?


  

◆練習はしないの?◆

シェイクダウンから長い間、ホコリをかぶっていたカートをようやく始動する事になりました。
目的はO/H後のエンジン慣らしと、久々に乗る娘の体の慣らしです。
練習走行の結果、最終的に14.700rpm回りました。
まあ予備のキャブレターでしたので、上出来でしょう。
 
各地の状況にもれず、ここつま恋でもジュニア達の台数が増加しています。
今年からレースがレンタルエンジンになった事がかなり影響しているように思います。
練習走行時にも娘が幾度となく追い抜いていました。
相手はカデットエンジンですので、抜けなきゃ逆になさけないですが・・・
 
これに気を良くしたのでしょうか「カデットクラスにレース出てみる?」と聞いた所、
「出てもいいよ!」と快い返事ではありませんか!
よし、やるぞ〜 親父だけが気合の入った1日になりました。
「所でレース前の練習は?」
「やらない」 なんと大胆な。
レースをなめちゃいかん。でも嬉しい〜。
 
実は、娘は練習に目的を失いかけていた所でした。(教えるより、自分で考え習得して欲しい)
まだ同クラスの早い方にはついて行けず、何をどうやったら良いのか解らない状況のようです。
レースに出場すれば、自分より少し早いドライバーが前を走っている訳で、
普段の練習では習得出来ないような事も、覚えれるチャンスがあります。
練習にいきずまったら、レースに出てみるのも良いかもしれません。

◆エッ!エンジンが載らない!?◆

レース2週間程前でしょうか? 「TIAのフレームだとカデットエンジン載らないよ」 な、なんと驚き!
エンジン(スターター部分)がシートステーに干渉し、エンジンが載らないそうなのです。
カデットエンジンを扱った事が無い私には初耳でした・・・ どうしよう?
 
対処方は2種類で @シートステーの切断 Aオフセットエンジンマウントの製作
お勧めがシートステーの切断らしいのです。
チョット待ってよ新品フレームでっせ。もったいなくて切れないよ〜。
娘がフルシーズン参加するなら切ってもいいけど、そんなやる気も無いみたいだし・・・
どうしましょう?
 
なんと都合の良い事でしょう。予備で取っておいた99TIAのヌードフレームがある事に気が付きました。
そこで99TIAのシートステーを切断し、00’TIAのパーツを移植する事にしました。
しかし、物凄い作業量です。一度ばらした物を新たに組み付けし調整する必要があります。
娘の冷たい視線を受けながら、一人で黙々と作業を続ける私でした。トホホ・・・

破線が切断した部分。通常は囲った部分を全部切断するみたいです 切断した時に使用する
補助ステー

現在はTIAにジュニアバージョンがありますので、TIAでカデットクラスに出場したい方はこちらをお勧めします。

カデットエンジン搭載でシートとペダルがジュニア仕様(身長135〜155cm対応)になっています。


◆レース実録・悪い事は続く?◆

結局マシンが組み上がったのが前日の夜になってしまいました。(予想通りでしたけど)
シェイクダウンとレースが同じになるとは、なんて大胆なんでしょう。
当日エントリー受付を済ませ、エンジン抽選です。抽選後まさにエンジンを受け取る時です。
「スミマセンが前回、瑞浪のレースの際に全然回ら無かったと聞いているエンジンなんですけど・・・」
「えっ・・・・・」 出鼻をくじかれ前途多難
 
公式練習以外にも初心者練習走行枠(30分)があったのですが、結局エンジンを載せるのにも手間取り
練習走行もないまま、ぶっつけ本番となりました。
まずいなあ〜、キャブセットも出せなかったし、娘もカデットエンジンのパワーフィールを体験出来ませんでした。
最悪の事態が続きます。「初レースというのに、なんてこった」 今日はダメな予感・・・
 
ドライバーズミーティングの後、いよいよ公式練習です。
聞いていた情報で、とりあえずキャブをセットしておきました。
「ブスブス・・・」全然エンジンが吹けません。「あっ、あ〜 回んない〜」 低速走行で7分終了。練習にもなりませんでした。
戻ってきた娘が怒り大爆発です。しばらく私は娘からの怒りの体罰を受ける事に 「ぎゃあ〜、勘弁してくれ〜」
回らないエンジンが悪いんだ〜。でも、そんな極悪エンジンを引いたのは私だった・・・

タイトラ、予選ヒートとキャブセットを合わせて娘を送り出すも、やっぱりダメ。
走行中、一生懸命キャブを出す娘が可哀想に見えてくる・・・
後半は何とか走行出来るセットに合わせるから、凄いもんだと関心させられました。
戻ってきてキャブを見た所、「んん!」私がセットしたのと同じではないか!
どうやらエンジンに変な癖(熱が入らないと吹けない)がある様だった。

時すでに遅し。決勝ヒートはようやくスタートから前者について行けるようになりました。
スタート時にエンジンをレーシングさせ熱を入れた所、問題は解決?したようです。
一時は3位を走行(前者が接触スピンのたなぼた)していましたがあっさりと交わされ、
6台中、5位でチェッカー。(1台はリタイヤ・・・)そうなんです。結局ビリゴールでした・・・


◆課題の多かったレース参戦◆

とにかく練習不足。終盤はカデットエンジンのパワーにも慣れて(アンダーパワーの走り方)は来たようですが。
実はウエイトの問題も有り、これが最初で最後のカデットクラスになりそうです。
アンダーパワーのカデットエンジンに、ウエイトオーバーは立ち上がりで話になりません。
娘には「もっと練習しなきゃダメだ〜」 「ヤダ!もう出ない!」 そりゃないぜ。
「めざせ!全国大会」 「ヤダー!もう乗らない!」 やっぱりダメか・・・


長い間、ご愛読ありがとうございました。今回で娘のカート体験記はおしまいです。
活動の予定は現在のところありません。

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