No.509の記事

都会の夜空の下で〜北海道旅行記最終日オマケ〜

 否応にも小学生の時に言われたことを思い出してしまいました。
 遠足は、家に帰るまでが遠足である。
 最後まで気を抜くなと。

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 夜空を駆ける飛行機は、あっという間に私を北の大地から慣れ親しんだ地へと運んでしまいました。
 そして、いかにも旅行帰りな人々を詰め込んだ電車に揺られ、我が家の最寄駅に到着。

 あーあ。とうとう戻ってきちまったなぁと思いつつ、mp3プレイヤーを取り出します。

 取り出した拍子にプラグが抜けてしまって、mp3プレイヤーが落下。おっとこいつはイケねぇと思ったその瞬間、なんだか嫌な音が。。。

 ピチャン。

 ……えーと。
 アレですね。

 水音ですね。
 水の星に愛をこめたりこめなかったりですね。

 ………………。

 いや、そのぐらい焦ったってことです。
 まぁ結果的に水浸しにはならなかったんですが、困ったことになりました。

 落ちたんですよ。
 下水溝に。

 深夜だったので水は流れておりませんでしたが、格子が固定されていて取り外せません。
 指は入りますが腕は突っ込めません。

 回収するにはツールが必要のようです。長くて細いもの……。いや、長くて細いだけでなく挟める……いや、先に粘着力のあるものがベターでしょう。
 私は急いで家まで戻り荷物を置いて、mp3プレイヤー回収ツールを探します。

 で即興で作り上げたツールがコレだ!!!

 ハンガーを無理やりひん曲げたこの道具。先っぽにガムテープくっつけて回収ツール完成です。

 このツールにて無事回収に成功。mp3プレイヤーも故障しておりませんでした。

 ですが考えてみてください。
 深夜、折り曲げたハンガーとガムテを手に徘徊し、下水溝の中にハンガーをおもむろに突っ込む。

 ……………………。

 北海道で何度か不審者化しましたが、この時の私は不審者レヴェルがかなり高かったと思います。

 そんな感じで最後の最後まで締まらない旅行ではありましたが、多分一生の思い出になったことは間違いないでしょう。


 ところで。

 北海道旅行記の中には1日〜9日までずっと「ウソの出会い」を書いてきました。

 なのですが。

 実はですね。
 ……あるんですよ。

 一つだけ真実が!

 素直に発表するのもつまらないので、クイズ形式にしようと思います。正解を選ぶと、その後のエピソードを小説チックに書いたもの(かなり脚色してます)が出てきます。

 間違っても、再度答えやすいような作りにしましたので、正解するまで諦めずに挑戦してみてください。

 あと多分これを書いていることがバレたら殺されるんで、これを読んでいるオフ友達は内密にお願いします。

※正解だと思うものをクリックしてください。
 参照をクリックすると、関連旅行記が別ウィンドウで出ます。

※回答中はブラウザの「戻る」は利用しないでくださいっ!※

◆1日目 札幌◆ 
 飛行機の中で出会った乗り物酔いしやすい女性
  ⇒参照

◆2日目 知床斜里◆ 
 電車の中で出会ったペーパードライバー仲間
  ⇒参照

◆3日目 知床半島◆
 クルーザーに一緒に乗ったちょっとドジな人
  ⇒参照

◆4日目 知床半島◆
 ヘッピリ腰な滝登りを笑った、年上の女性
 ⇒参照

◆5日目 網走◆
 父親との不仲を気に病んでいる女性
 ⇒参照

◆6日目 稚内◆
 宗谷岬で写真撮影を頼んできた女子大生
 ⇒参照

◆7日目 稚内◆
 自転車でバテている私を拾ってくれた女性ドライバー
 ⇒参照

◆8日目 札幌◆
 狸小路で財布を盗もうとした貧乏学生
 ⇒参照

◆9日目 積丹半島◆
 旅行の写真を見せ合った旅行好きの女性
 ⇒参照