【2歳5ヶ月】その1 その2へ その3へ |
2003年6月2日(月) |
本当にリックは危なくてしょうがない。 朝連れて行った『豊科町南部総合公園』には「愛犬広場」という場所があり、犬はそこで遊ばせるようにと書いた看板がある、つまりそれ以外の場所には犬は入ってはいけないと言う事なのだ。けっこう広いスペースなのだが、芝生でなくただ雑草が生ているだけなので、寒い時期は土がむき出しで泥だらけになってしまうし、もう少しすると雑草が種を持ちバカだらけになってしまうので、今まであまりここで遊ばせたことはなかったのだが、たまには違う場所に連れてこようと思ったのが間違いだった。 「愛犬広場」には囲いがない、写真の右側には歩道がありその向こうには国道が走っている。 何となくイヤーな雰囲気はあった、この写真を撮ったときもリックは国道の方を見ているものね。 それまでは本当に調子良くボール投げをしていたのだ、この日は公園に来ている人も多くて、ギャラリーも10人位居たので、私も調子に乗っていたのは確かだが、犬でも通らない限りボール遊び中に脱走することは絶対にないだろうと思っていた。・・・なのにやられてしまった、しかも国道に向かって走っていってしまったのだ。 もちろん大声で呼んだよ、見学している人達の前でとっても恥ずかしかったけれど、でもそうなった時にはリックは絶対に戻って来ないからね。 あわてて追いかけて国道に出ると右手から大型トラックが近づいて来ている、なのにリックは道路の真ん中をウロウロしていて私が呼べば逃げる。さらに追いかけてきたベニーまでもが道路に出て行ったり来たりしている。どうかトラックが止まってくれますように!と、本当に祈る思いでトラックの運転手さんを見ていたら、スピードを落としてリックの手前で止まってくれた。よかったあ、と思ってリックを見ると運転席の横に回りこんで運転手さんに愛想を振りまいているじゃないか、このバカたれ! 運転手さんは多分犬好きな方だったのだろう、ニコニコ笑ってリックを見ていたので本当に助かった。どうもすみません、ごめんなさい、と何度も頭を下げてリックとベニーの首をつかんで道路の反対側に渡り、リードをつけてほっと一息ついた途端に心臓がドキドキしてきた、あそこで撥ねられても仕方なかったなと思った。たまたま走る車が少なくて対向車が来なかったから良かったものの、そうじゃなきゃリックはもう死んでいたかもしれない。さらに運が悪ければリックを避けようとして車がぶつかり人に怪我をさせてしまっていたかもしれない。いろいろ考えたら冷や汗が出てきた、何事もなくて本当に良かった。 手足がブルブル震えそうな私とは反対に、2匹は水の流れる側溝の中に入って何事もなかったかのように涼しい顔をしている。 こいつらに言っても判らないんだもんな、私がちゃんと判断して行動しなければいつかこの子達に辛い思いをさせる事になってしまう、もう2度とこんな事のないように気をつけなくては。 |
2003年6月3日(火) |
手づくり食を始めてほぼ半年過ぎた、最近はメニューもマンネリだが犬たちの体調は極めて良好、体型も引き締まってとても良い感じになっている。以前はしょっちゅう割れて血がでていたベニーの爪もいつの間にか割れなくなっていて、見ると根元からはピンクのきれいな爪が出てきている。けっこういい加減な手づくり食でもドライフードよりは栄養が吸収されやすいのかもしれない、何をあげても大喜びで食べるので食べさせるのも楽しいし、これからもずっと続けていこうと思っている。 栄養学的なことはさておき、手づくり食での私の最大の関心時は、食材をいかに安く買うかということだ。まあ、野菜は人間用に買ったものから少しあげればいいのでいいのだが、問題は肉だ。 2匹で1日に生肉を800グラム以上食べているので、当然高い肉はあげられない。どんなに高くても100グラム100円以下と決めているのだが、安いに越した事はない。 一度下痢をされて痛い目にあっているので、消化の悪い豚肉は今はあげていないし、魚もたくさん食べると下痢をするのでたまに少しあげるだけなので、鶏肉・羊肉・馬肉の3種類の肉類を日替わりで登場させている。羊肉と馬肉は以前から安く購入している良心的なネットショップがあるのでいいのだが、いちばん登場回数の多い鶏肉がもう少し安く買えないものかと探していたらあった、 スイサンドンヤ・ドットコム 業務用の卸問屋さんなので一般の人には売ってもらえないかと思ったが、問い合わせてみたら誰でも入会して会員になれば売ってもらえるそうだ。まあ、量が多いので一般の人はあまり買わないのかもしれないが、家のように大量に消費する家庭には大変にありがたい値段になっている。ここで買うと送料などを入れても鳥のむね肉や手羽元などが100グラム30円程度で買える、まとめて買って一回分づつ冷凍しておけばしばらく鶏肉の心配はしなくて済む、冷凍庫に余裕がないと大変だけどね。 ちなみに羊肉は羊肉のみなかたで 馬肉はワンハンドレッドクラブか みちのくファームで買ってます。 |
2003年6月5日(木) |
実は私は足が悪い。 何年も前から股関節が痛くてカイロプラクティックに通っているのだが、最近痛みが強くなっているので今日整形外科でレントゲンを撮って診察してもらって来た。 初めて自分の股関節の骨を見たのだが、ものすごくショックを受けてしまった、かなり悪い感じなのだ。以前から股関節症の事はネットで調べていたが、自分はそんなに悪くはないだろうと思っていたので、だいぶ変形してしまっている自分の股関節の骨を見て信じられない気持ちだった。 診てもらった先生は股関節が専門ではないため、私がネットで仕入れた知識以上の事は聞けなかったが、なるべく手術は先に延ばしたほうがいいので、杖を使うなりして股関節に負担をかけないような生活をするのが大事だと言われて帰ってきた。 本も何冊か読んだのだが、手術には人工股関節に変えるものと自分の骨を切るものとがあり、若い人は自分の骨を切る手術を受ける事が多いらしい。しかしこの手術は入院期間も3、4ヶ月と長くその後のリハビリがとても大変のようで、手術後1年は元の生活には戻れないのを覚悟しておいた方がいいようだ。ネット上でもいくつか股関節症の闘病記を載せているサイトがあるが、手術を受けた人の日記などを見ていると本当に大変そうなのがわかる。 しかもこの病気は絶対に治るということはなく、必ず進行するのが特徴なので、手術をしたからといって治るというものではなく、しばらく進行を遅らせることができるだけなのだ。 運動大好きな元気のありあまっている犬を2匹も飼っていて、足が悪いというのは本当に困ってしまう。かといって無理をしてさらに悪化させてしまえば、日常生活にも支障をきたす様になるだろうし、犬たちにはかわいそうだがしばらく朝の散歩は休ませてもらうしかないかもしれない。 |
2003年6月8日(日) |
今日も暑い、タムタムランドで練習したいとダンナは言っていたが、あまりに暑いので川遊びに来てしまった。 |
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2003年6月11日(水) |
梅雨入りしたのに、毎日晴れるよ。 朝、海洋公園でUさん達と一緒になる。 リックはどうしてもよその家の水が飲みたくて仕方ない、こっちにも水は用意してあるのに、わざとUさんの所の水を飲みに行く。同じ水道の水だっていうのにだ。 これには魂胆があると私は見ている、リックはUさんのところに行けば何かいいものがあると思っているらしいので、水を飲むふりをしてバッグの中に顔を突っ込んだり、車の中を物色したりしたいのだ。 そしてたまにはボールなんかを発見したりするので、こりゃやめられないということだろう。 |
2003年6月14日(土) |
リック公園は草ボーボーだった。 草の中でボールを見失うと、リックもベニーも探し出すのに時間がかかる。時間がかかってもベニーは根気よく探すのでいいのだが、リックはすぐにあきらめてフラフラとさまよい歩いてしまうので、結局私が探す羽目になる。 足が痛いから歩きたくないと思ってボール投げをしているのに、これじゃ何にもならないじゃん! |
2003年6月15日(日) |
いよいよ来週に迫ったエクストリーム競技会。今日は会場となる公園に出かけて犬たちを「場所慣れ」させてきた。 日曜日は色々な人達が使っているこの公園、今日は大学ラグビーと少年サッカーの練習が行われていた。犬のしつけ教室などにも使われる事があるし、木陰ではお弁当を広げる人達もいる。 少年サッカーではコーチが少年達に「誰が試合に出るんだ!俺が出るんじゃないんだぞ、出るのはお前達だ!もっと真剣に練習しろよ!」とげきをとばしていた。それを聞いてダンナもリックに同じことを言っていたが、来週の本番はどんなことになっているのか楽しみだなあ。 |
2003年6月17日(火) |
夜、いつもの海洋公園で持っている道具を全部並べてエクストリームの本格的な練習をした。本番前の総仕上げの練習ということで、Uさんも一緒に最後の調整をした。 ズラッと並んだ道具を見て「これだけ揃えて練習している人は少ないよ」とUさんに言われたが、本当によく揃えたものだと思う。ほとんどはダンナの手作りだが、このトンネルもMさんと共同で買ったものだし、ちゃんとしたスラロームもヤマオ工芸に特注して買ってしまった。 けっこうかかっていると言っていいと思う、頑張ってもらわないと困るんだよな。 |
2003年6月18日(水) |
月・水・金の午後は私が仕事に出かけるので、犬たちは5時間くらい留守番になる。いつもクレイトの中に入れて出かけるのだが、今日はボーっとしていたのか入れ忘れて出かけてしまったらしい。帰ってきたら2匹がお出迎えしてくれてビックリだった。 しかし、家に入ってさらにビックリ! リビングの真ん中にドカンとうんちが・・・。 ったく、もう少し我慢できなかったわけ?子犬じゃないんだからさ、これはないでしょうに。 もちろん猫たちのご飯はきれいさっぱりなくなっていた、まあこれは仕方ないと思う、クレイトに入れ忘れた私が悪いんだから。だけどうんちはねえ・・・。 どっちの仕業かわからないけれど、2匹とも本当に自由に伸び伸びと楽しい時間を過ごしたのでしょう、ラッキーだったね。 |
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2003年6月21日(土) |
6月21日(練習日)と6月22日(競技会)の様子は『祝!初出場エクストリーム予選会 IN松本』をご覧下さい。 |
毎日コツコツと何かを続けるのが得意な人もいると思うが、何をやっても3日坊主で長続きしないという人間もいる、私がまさにそのタイプだ。その私がこの日記を何とか2年以上も続けてきたのは奇跡といっていいと思う。 こんな私なのでこの日記も勿論毎日コツコツ書き溜めているわけはなく、まとめて一気に書いている訳だが、例えば今日(7月10日)は6月11日からの分を書いている。 もう1ヶ月も昔の事をそんなに覚えていられるほど記憶力もよくないので、頼りは毎日撮っている写真と簡単なメモだが、忙しかったりでそれがまったく残っていない日もある。それがつまり6月の最後の1週間くらいの期間ということで、・・・・何も書くことがないんです。 |
2003年6月29日(日) |
長野県内某所の秘密の場所、2度目の登場です。 前回来た時には浅い沼になっていて水遊びに丁度良かった場所が、今回一面の草原になっていた。 水が全部干上がっていっせいに草が生えてきたのだろう、やわらかな緑の草原はとっても気持ちが良い、犬たちも大喜びで駆け回っていた。 さんざんボールやフリスビーで遊んだ後、ふっと草の生えていないところを見たらヘビが丸まっているのを発見してしまった。けっこう大きい長ーいヘビ、それを見たら私はもう足を草むらの中に入れていられなくなり、大慌てで道の方に逃げて来たのだが、みんなにもヘビがいるから逃げるようにと注意したのに、わざわざ見に行くんだよな、これが。人がみんなで近寄っていくから犬たちもみんな集まってしまって、中にはヘビを踏みつけて走ってしまう奴もいたりして、もうキャーキャー大騒ぎ。のんびり寝ていたヘビも災難だったよ。 そしてその後そのへんをみんなで散歩した時、道から外れた場所に箱がいくつか置いてあるのをみつけて、リックが近寄って行ったのだが、それは蜜蜂を飼っている養蜂箱だった。 リック危ないから戻ってこい!って言ってるのにそのまま箱を覗き込んでしまい、蜜蜂の襲撃にあってしまったリックは、あちこち刺されてパニックになったのだろう、その場所でピョンピョン飛び跳ねていてちっともこっちに来ない、本当にオロオロしてしまったよ。 みんなで必死に呼んでやっと戻って来たときには多分何箇所も刺されていたと思う、足やら手やらお腹やらをあっちこっち忙しく舐めていた。蜜蜂なので大した事はないと思うが、しばらくは本当に心配だった。大きな蜂でなくてよかったよ。 これでまたリックの恥ずかしい武勇伝がひとつ増えちゃったね。 |