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2002年3月1日(金)
リックが来てから私の生活はがらっと変わった。
こうして毎日外を歩くなんて事は犬がいなければ絶対にしていないだろう、山や川や公園など今までまったく縁のなかった場所に毎日出かける、なんてことは想像もしていなかった。 犬可愛さでここまで人間変われるものなのかとつくづく不思議に思う。
それにしてもこの年になって木登りまでするとは思わなかった。人には変な目で見られ、リックにはその隙に逃走され、トホホな体験だった。

2002年3月3日(日)
ボールだけ! 法事の為今日は朝から二人で出かけた。
リックには出かける前に近所を少し散歩させただけで、夕方まで留守番してもらわなければならない。そんな長い時間トイレの我慢ができるのか?とものすごく不安だったが、帰ってきてみたらあらびっくり!とっても良い子で待っていたようだ。留守番の最長記録を6時間に伸ばしたリック、えらいぞ。・・・これって親ばか?
暗くなってきたが『リック公園』に連れて行く、このボールに対する執着心は並々ならぬものがあるが、フリスビーには見向きもしなくなってしまった。それじゃ困るだろうに、どうしたら良いんだろうか。

2002年3月5日(火)
途中挫折の品 3月に入ってすっかり春めいてきてしまった。
早く作らねば、と思いながらもズルズルしていたら、もはや季節はずれになってしまったリックのベスト。寒い中の散歩はかわいそうだからと作り始めたが、意外に型紙を作るのが難しく四苦八苦してしまい、いざ布を裁断したら気が抜けてしまった。何度も何度も試着させられたリックには気の毒だが、これは来年の冬までに作るという事で勘弁してね。

2002年3月6日(水)
大型犬を飼っていて、一番気をつけなくてはいけないのは『人に危害を加えない』という事だと思う。 人に飛び掛かったり、人を追いかけたり、ましてや人に噛み付くなんてことは絶対にさせてはいけない事だ。
そう思ってリックを飼っている私達だが、今日リックは人を噛んでしまった。 こんなにショックな事は今までなかった、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
リックは大変に家を守る意識が強い、どんな人でも家に来る人間はみな悪い奴だと思っている、毎月集金に来てくれる犬好きの郵便局の人も例外ではない。
人が来ると興奮するリックを玄関には出さないよう気をつけていたが、自分で戸を開けて出て来てしまい、立っていたその人の腕をガブッと噛んでしまった。リックが小さい頃はよく撫ぜてもらっていた人なので、まさか噛み付くとは思ってもいなかった。油断していたのだ。
幸いにも厚手のジャンバーを着ていたので怪我は軽くて済んだが、痛い思いをさせてしまった上にジャンバーはやぶれてしまった。「いいよ、いいよ、大丈夫よ」と優しい事を言って下さりとても有難かったが、飼主失格だと思って二人で本当に落ち込んでしまった。次の日菓子折りと商品券を持って改めてお詫びに伺ったが、もう二度とこんな事はさせないよう気をつけなくてはいけない。
その方は集金の時に犬に噛まれたのはこれで4回目だそうだ、他の集金担当の人達もほとんどの人は犬に噛まれた事があるらしい。犬のせいで危険な仕事になっているのだとしたら、本当に申し訳ないことだと思う。

2002年3月9日(土)
おからクッキー 手作りおやつ第2弾!今日は『おからクッキー』を作った。
この前、料理研究家の『みなくちなほこさん』の手作り犬用クッキーを買ったら、あまりのおいしさにびっくりしてすっかりファンになってしまった。 人間が食べてもおいしい(もちろん味はついていないけど)安全で安心なクッキーなのだ。
そこで再度注文したのだが、ちょうど旅行に行かれるとかで少し時間がかかるようなので、届くまでの“つなぎ”として自分で作ってみたのがこの『おからクッキー』、以前『レバークッキー』を作った時には食べてみる気もしなかったが、今回は私が食べてもけっこう香ばしくておいしい。いい匂いでリックはクッキーの前から離れられないようだ。

2002年3月10日(日)
牛伏寺川キャンプ場 雪がとけて、いよいよ山歩きも始まった。
今日は松本市の『牛伏寺川キャンプ場』に行ってみた。ここは前に友達から教えてもらった場所で、早く行きたいと思っていたのだ。少し雪は残っているが、日当たりの良い場所はもう春の花も咲いていて蝶々も飛んでいた。フランス式という階段状になった川の両側が遊歩道になっていて、ずっと上って行くと本格的な登山道になっている。
こんな場所で「バーニーズマウンテンドッグ」を連れて歩いている人に会った、近くで見ると本当にデカイ!私達が通り過ぎるまで隠れていた所を見ると、あの子もリックと同程度のワンちゃんかな?
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2002年3月13日(水)
臆病者リック 暖かくなってきて川の氷も溶けただろうと、穂高町の有明川に出かけてみた。去年の12月に来た時には、薄氷の上を歩いて「バリッ」という音に驚き、足がすくんでしまって動けなくなり、初めて私に助けを求めたリックだが果たしてその事を覚えていたのだろうか?
高くもないこんな石を降りられなくて右往左往している。なんて呆れた臆病者だ。いつもは威張っているくせにこんな時にはクンクン鳴いたりして調子のいい奴だ。おやつで呼んだりボールで呼んだり励ましたりと、さんざんやってみたがどうしてもここを降りることができなかった。こんなことで将来アジリティなどが出来るのだろうか?とても不安だ。

2002年3月14日(木)
みなくちビスケット 『みなくちなほこさん』の犬用ビスケット2回目の注文分が届いた!前回は「お試しセット」というので全種類がすこしづつ入ったものだったが、今回は「えらびほーだい4種類」というものだ。いつも注文があってから焼くのでとても新鮮だし、何が入っているのかもキチンと書いてあるのでとても安心。人参やお芋、ゴマや青海苔などが入ったとってもヘルシーなビスケットは、少し体重が気になるリックのご褒美にはもってこいだね。見た目もこんなにかわいいのよ。

2002年3月15日(金)
よっ、いい男 今年はじめてリックのシャンプーをした。
寒い間は風邪をひいたらいけないと心配で洗えなかったのだが、少し暖かくなってきたし、今日はいかんせん汚くて洗わずにはいられない状態だったのだ。私ひとりでやるのでそんなにキチンとは出来ないし、ドライヤーも使えないので仕上がりも悪いが、やっぱりシャンプーすると違うね、白い所はより白くなって、オゥシーらしいじゃん!って感じになった。
乾くと毛がフワフワになって体がひと回り大きくなった気がする。そういえばずっと体重を量ってないなと思って体重計に乗せてみると、29キロにもなっていた。27キロ位と思っていたのでびっくり。 ちょっと食事制限しようか・・・。

2002年3月17日(日)
上田市民の森 年一度の長野県内でのキャットショーが上田市で開催される。 東京の知り合いがベンガルを2匹連れて来るというので、久しぶりに見学に行ってきた。
さすがにショータイプのネコちゃんはどの子も惚れ惚れするほど綺麗で、そこらのネコとは全然違うね。
せっかく上田市まで来たのだからと、帰りに『上田市民の森』に寄って行く。山の麓にスケート場やテニスコートなんかがあって、遊歩道が山の中に続いている。家族連れでかなりにぎわっていたが、ボール投げで遊べるような場所もあって、なかなか良かった。

2002年3月19日(火)
オートキャンプ場 堀金村『須砂渡憩いの森』に様子を見に行く。去年の初冬に来て以来だが、大掛かりな整備工事をしていてびっくりした。工事がおわるとかなり広い自然公園のようになるらしい。
「オートキャンプ場」の看板を発見して行ってみると、確かにオートキャンプ場がある。最近家ではオートキャンプ場情報をせっせと集めているが、ここの事は知らなかった。 閉鎖中の立札があり車では中に入れないが、誰もいないのをいいことにちょっと中に入ってみた。とても新しくてきれいなキャンプ場だ。こんなに近くにこんないい場所があるなんて!と感激しながら案内板を読んでみると『ペット禁止』の文字が・・・。あらがっかり。

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2002年3月22日(金)
帽子・・ずたずた リックの散歩に欠かせないアイテム、帽子。以前はかぶる事も少なかったが、今では毎日必ず登場する大事な大事な物となっている。先日強い風で飛ばされてひとつなくし、別の帽子をかぶろうとしたらこの有様だ!いったい誰の散歩の為に帽子が必要だと思っているのか!メチャメチャ頭に来た。

2002年3月24日(日)
もう立ち直れないかもしれない・・・・。
こんな事ではこの先どうなってしまうのか・・・・。
頭に浮かぶのは、保健所送り・・安楽死・・・最悪のパターンばかりだ。
ここに書くのも辛いのだが、またリックが人を噛んだ。
塀を作ってもらう為、大工さんと庭で打ち合わせをしていた時、最初じゃれるような仕草で近づき、大丈夫かな?と思っていたら、大工さんが図面を受け取ろうとして手が動いた瞬間にガブッと手に噛み付いた。今回はかなり本気だった気がした。手にはしっかりと歯形がつき血がたくさん出てきて、どうしようかと思ってオロオロしてしまった。
油断していた私たちが悪かった。もう怖くて人を家に入れられない、これからどうしたら良いんだろうか・・・・?

2002年3月25日(月)
家の斜め前のUさん宅には3匹のワンちゃんがいる。
Uさん夫妻はアジリティやディスク、訓練競技会などの大会に積極的に参加していて、近所の公園で夜練習しているのをよく見かけていた。リックの事を「誰かに相談したい!」一心で奥さんに話を聞いてもらった。
飼主と犬の立場が逆転しているんじゃないか、犬の方が偉いと思っていて「飼主は当てにならないから、俺がこの家を守らなきゃ」という気持ちになっていると、侵入者に対して異常に敵対心を持ってしまう場合があると言われた。
飼主が頼りにならないと思われているのが、原因のひとつのようだ。

訓練初日 嫌がるリック 毎晩訓練をやっているからいっしょにやる?と言われさっそく今夜から一緒に訓練をさせてもらうことになった。波田町の海洋公園に連れて行ってもらい、まずはツケでちゃんと歩けるようにする訓練から教えてもらう。今までいいかげんなツケしか出来なかったリックは、最初ものすごい抵抗したが、だんだんと出来るようになってきた。とにかく根気よく毎日コツコツと続ける事が大事だそうだ。 Uさん宅の3匹はみんなリックとは違う生き物かと思うくらいよく言う事を聞く。それでもこうして毎日基本の訓練は欠かさないそうだ。

Uさん夫妻から毎日の生活で気をつけるべき事をたくさん教えてもらった、どれも考えさせられる事ばかりだった。私たちの心がけひとつで犬は良くも悪くもなる、リックを悪い犬にしないために、心を入れ替えて頑張らなくては!

2002年3月26日(火)
上田市民の森 Uさんからのアドバイスの中で「家の中であまり自由にさせない」というのがあり、Uさん宅でも3匹は遊ぶ時やトイレの時以外はクレイトの中に入っているそうだ。
リックは6ヶ月まではクレイトトレーニングをしていたのに、去勢手術の後からクレイトに入れるのをやめてしまったのだった。今まで自由にしていたのに急に長い時間クレイトに入れるのもかわいそうなので、しばらくは短時間づつ入れて慣らしていくようにしよう。
どうしてここに入れられるのかわからず戸惑うリックをからかうかのように、クレイトの周りをウロウロする猫たち、かわいそうだから止めてね。

2002年3月27日(水)
リックの首輪も訓練用に変えた。
今まで使っていた普通の首輪だと、いけない時にいくら強く引っ張って戻しても、犬にはわからないようだ。リックも毎日の散歩で私にいくら「いけない!」と引っ張られても「だからなに?」っていう感じだった。
かっこいいチェーンUさんに薦めてもらったのは『チョークチェーン』というもので、クイッと引っ張ると瞬間的にチェーンが締まって犬が「あれっ?」と感じて、すぐに緩んでもどる、という仕組みになっている。 私はこれをスパイクチェーンと勘違いしていて、首が血だらけになるのではないかと心配したが、そんな事はなかった。喜平型のチェーンのネックレスのようで、けっこうおしゃれな形でもある。
しょっちゅうリードを強く引っ張っても全然効果がなく、ここ!というタイミングでキュッと引くのがコツだそうだ。・・・今までの習慣でつい何度も引っ張ってしまうが、気をつけよう。

2002年3月29日(金)
雨が夜になっても止まない、それでも「訓練」に行く私たちと対照的にUさんは雨降りはお休みだ。 こういうところの考え方が違うんだと思う。
リックの為に良かれと思って何でもしてきたが、それが裏目に出ている事が多いようだ。先日もUさん宅のワンちゃんで練習させてもらう時、私がつい「○○ちゃん、よろしくお願いね」と言うと、「その気持ちが犬に伝わるんだよ、犬にしてもらうという気持ちでは駄目だよ」と言われてしまった。だからといって『命令』ではなく『指示』で犬を動かすのだそうだ。人間の指示を聞いて動く犬は、自分で考えて動く犬よりもずっと幸せで、長生きするんだって。

2002年3月30日(土)
できるじゃん! 今週からはじめた訓練だが、6日目の今日は以前とは比べ物にならないくらい、ちゃんと「ツケ」で歩けるようになっている。感激だ。こうやって並んで歩くリックは先週とは別の犬のようだ。
訓練の途中にはボールやロープ遊びもするが、その時もノーリードにはしないでロングリードをつけている。『呼び戻し』が完全になるまでは絶対にノーリードはいけないのだ。本当に今まで自由にさせ過ぎてきてしまった、リックも急激な変化に戸惑っているかもしれない。ごめんね。

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