【4ヶ月】その1 その2へ その3へ |
2001年5月1日(火) リック16.5キロ。着実に体重を増やしている。 午前中は『リック公園』に行く、というのが日課になった。 私1人でリックの相手をするのに、ちょうど良い公園だ。 ロングリードをつけて、フリスビーを投げて走らせると、私は疲れずにリックを運動させる事ができるからだ。 と言うよりは、”普通に散歩ができない”というのが最大の理由なんだけど。 リックもけっこう気に入っていて、「明日もまた来たい」と言うしさ・・・・。 |
2001年5月3日(木) ゴールデンウィークだ! リックを連れて私の実家へ行く。 どうしてこんなに外面がいいのか?両親と弟夫婦の前では、いきなりお腹を見せてゴロゴロしている。 「おすわり」って言われれば、素直に座ったりしてさ。おとなしくて良い子だなんて言われてる。 その後友達の所に行った時も、やっぱり良い子だった。私らは馬鹿にされてるのか? |
2001年5月4日(金) 以前にも書いた「BUZZ」のHPで、同じ県内でオゥシーを飼っている人を何人か見つけたので、 その中で一番近くに住む人にメールを出したのだが、その返事が来ていた。 今日これから「メド―ランド」というお店に行くので、良かったら来ませんか?と書いてある。 さっそく電話して、そのお店を教えてもらう。自然食ペットフードのお店で、色々なワンちゃんが集まるそうだ。 確かに次から次と色々な種類のワンちゃんがやってきて、さながら「世界の犬展」のようだ。 リック以外のオゥシーはまだ見たことがない私達は、ブラックトライの『ミーナちゃん(2歳半)』を見て大感激! すごくカッコイイ!しかも落ち着いている!大人になればリックもこうなるのか?と思うと嬉しくなる。 暗闇に一筋の光が・・・・・。 と思ったのも束の間、初めての『犬との触れ合い』に気が変になってしまったリックは、見る犬見る犬すべてにしつこくしつこく迫っていき、嫌がって泣き叫ぶ子にまで強引にマウンティングをしようとする有様。私達の静止はぜんぜん聞きません。恥ずかしい・・・・穴があったら入りたい。 |
2001年5月6日(日) リックの6ヶ月年上のお兄さんが見つかる。 奈良県に住む方から、リックと両親が同じ犬を飼っている、とのメールが来た。写真を見ると確かに良く似ている。ブルーマールの『パル』君だ。 今、10ヶ月で26.8キロだそうだ。リックもその位になるのかな。でも、パル君は4ヶ月の時には13キロだったそうだ。リックは今16.5キロ・・・・デブ? |
2001年5月9日(水) リックの為に、リビングの外にウッドデッキを作った。(カインズホームで組み立て式の物を購入) 今日はその上に屋根をつけてもらう。たかが犬1匹の為に大変な出費だ。 それでも工事のお兄さん達の邪魔もせず、おとなしく庭の隅に居たので、今日は上出来だった。 |
2001年5月10日(木) リックやっと3回目のワクチン終了。これでどこに行っても安心だ。 オゥシーを飼っている知り合いがもう1人増えた。レッドトライの女の子を飼っているKさんだ。 アジリティを本格的にやっているようで、しかも5頭もの犬と生活しているそうだ。 良い訓練所を知っていたら教えてもらおう、と連絡を取ってみた。 電話で親切に色々と犬の躾のことについて教えてもらう。でもはっきり言って、そんなことは私達にはできそうもない、って思ってしまう高度な内容だった。それでも明日わざわざ見に来てくれると言う。ありがたい。 |
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2001年5月11日(金)―その1― 夕方、近所の公園でKさんと待ち合わせ。行くと、Kさんは2頭の犬をフリスビーを投げて遊ばせていた。 ゴールデンとオゥシーだ。 驚いたのは2頭ともリードも首輪もしていないことだ。夕方の公園は遊んでいる子供も多く、 散歩中の犬も何匹かいるのに、2頭ともKさんの投げるフリスビーを追いかけることに集中していて、他のものは何も目に入らないようだ。 フリスビーを投げるKさんの後姿はキリッとしていて、話し掛けるのが憚られる雰囲気だ。 「スゴイッ!」ただただ感心してしまう。遊び終わって車に戻る時にも、もちろんリードなし。ぴったりとKさんの隣を歩いていく。 訓練しだいで犬ってこんなことができるの? 驚くのはこれだけではなかった。2ヶ月のまだ小さなボーダーコリーの子が、駐車場の狭い通路で、伏せや待てがちゃんとできるのだ。 リックとはえらい違いじゃん。 |
2001年5月11日(金)―その2― その後Kさんに家に来てもらい、リックを見てもらう。 どうやって犬と遊んでいいのか分らないと言うと、目の前でリックと遊んでみせてくれる。 「目がテン」になってしまう。何ていうのか「ムツゴロウさん」のようだった。体を張って犬と遊ぶって感じ。 飛びつかせたり、噛ませたり、今までそんなことしたらいけないと思っていたことばかりするのだ。 でもリックは見たことないくらい嬉しそう。初めて思いっきり遊んでもらえた、って大満足の様子。 それから沢山の話を聞き、その一つ一つに目から鱗がポロポロと落ちる。犬の行動学を勉強しているというKさんの話は、今まで読んだ本などとはだいぶ違っている。 でも、Kさんの犬達を見た後では、いかにKさんのやり方が正しいのかが理解できる気がする。 訓練所に入れるのではなくて、自分達でやってみよう! 少しやる気と希望と勇気が沸いてきた。 |
2001年5月12日(土) リックが変わった。(・・・気がする) 朝、さっそく昨日のKさんの様に遊んでみる。あまり上手にはできないけれど、リックは嬉しそうだ。 そのまま近所の散歩に。農作業中のおじさんがじろじろ私を見ている。「ふっ、私に惚れたか?」なんて思って家に帰って、洗面所で鏡を見たら何と顔が泥だらけ。ガーン! 張り切ってリックと遊んだから、足の泥を顔につけられていたのだ。 まさに 『顔に泥を塗られた』って事? |
2001年5月13日(日) 3回目のワクチンが終わったので、晴れて川遊びに連れて行く。 水の中をバシャバシャ歩く。夏のような陽気のせいで、水の中はとても気持ちよさそうだ。 石がゴロゴロしている川原を歩くと、リックの模様はまるで保護色のようだ。 外敵から身を守る為なのか?犬の外敵って何? |
2001年5月14日(月) クレイトトレーニング始める。 せまいクレイトの中に入って、落ち着いていられるように、必ずこの訓練は必要らしい。 病気や怪我で入院する時にも、クレイト(ケージ)の中に入るのに慣れていないと、それだけでパニックになってしまい、病気や怪我を治すどころではなくなってしまう場合もあるそうだ。 また、今はサークルの中で寝かせているので、トイレの世話に朝早く起きなくてはいけないが、 狭いクレイトの中ならトイレは我慢できるらしい。そうすれば少しは朝ゆっくり起きられる♪ まずは中におやつを入れて食べさせる。今日はそれだけ。気長にねっ。 |
2001年5月15日(火) クレイトトレーニング3日目にして、早くもひと晩おとなしく眠れる。えらいぞリック。 昨日は、早く出ようと中でおしっこをするという、頭脳プレーを使ったが・・・・。
乳歯が抜け代わる時期で、リックの歯は毎日のように抜ける。ぐらぐらの歯からは血が出ている。 |
2001年5月16日(水) Kさんがまた見に来てくれる。 問題のあるのは、犬ではなくて飼い主の私達だそうだ。 飼い主が変われば、犬も必ず変わるから、あせらず勉強していくように言われる。 今日は「待て」を教えてもらう。とっても難しい。 いつかはできるようになるのだろうか・・・・? |
2001年5月18日(金) リックを連れて実家の近くの公園へ。 そこで散歩中の柴犬君に会ってしまう。通り過ぎるのを座らせて待とうと思ったが、それどころではなかった。 あらん限りの力を使って、近くに行こうと大騒ぎ。おやつを見せても何をやっても、どうにも止まらない。 幸い柴犬君の飼い主さんが良い人で、「まだ仔犬だからしょうがないわよ。」って言ってくれたからよかったものの、 柴犬君はかなり怒っていたようだ。 その後も興奮が鎮まらず、大きな声でワンワン吠えて止まらない。今までこんなに吠えたことはないのに・・・。 どんどんと扱いにくくなっている。 |
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2001年5月22日(火) Kさん3度目の訪問授業。次回までに、確実に「待て」ができるようにする、という課題をいただく。 今日は初めてオゥシーのTちゃんとリックのご対面。 リックの傍若無人な振る舞いも笑って許してくれたやさしいTちゃん。ありがとう。 Kさんに早めの去勢を薦められる。だんだんとオスの性質が出始めているそうだ。これが強くなってくると、とても私達では手におえないだろうと言うことだ。 |
2001年5月25日(金) 川遊びの新しいスポットを見つける。 車で下まで下りて行けるし、人も居ないし(重要)良いところだ。 それにしても、どうしてリックはこんなに引っ張るんだろう。石のごつごつした足場の悪い場所で、 どんどん引っ張られると、こっちが危ない。人の居ない場所ではリードを離すことにした。 離れたら呼んで、来たらおやつをあげる。まあまあできる。 今日は初めて外で足上げおしっこをした。オスの本能がムラムラっときたのか? |
2001年5月29日(火) Kさんの訪問授業4回目。 座れ・伏せ・待て、はだんだんとできるようになってきた。この次は人について歩く練習だ。 おやつを手に持って犬の鼻先にかざして、そのまま歩く。 って簡単なようでとっても難しい。 一歩でも歩けたらすぐに褒める。褒める。これを繰り返すと、だんだんおやつなしでもできるようになるらしい。 でもリックは反抗期だから、やらないの。 |
2001年5月31日(木) 動物病院を探せ! ネコ達の病院は、とても良い所がみつかったのだが、そこはネコ専門。リックを連れて行くのに良い病院はないものか、と色々探しまわっている。 今まで行っていた近所の動物病院は、誰に聞いても「良くない」と言われる。確かに治療は早いが、元が家畜専門の先生だけあって、扱いが非常に荒っぽい。 今日は知り合いから紹介された、K動物病院に行ってみる。 先生はやさしいとても感じの良い人だが、去勢手術反対の考えのようだ。「去勢の前にまず躾」と言われ、訓練所を紹介される。 そこでのリックは、これがまた大変だった。駐車場に着いたとたん、近所の犬の鳴き声に興奮してしまい、そのまま興奮状態が収まらないのだ。「どうしよう・・・・」まずは訓練所に入れるべきなのか? |