【1歳10ヶ月】その1 その2へ その3へ |
2002年11月1日(金) |
去年からファンヒーターの調子が悪かったのだが、今日ダンナが大掛かりな整備をして直してくれた。犬の毛やらネコの毛やらがびっしりとついていたそうだ。 調子よく動くファンヒーターの前で座り込むリック、その距離でまともに熱風を受けて平気でいられる、その神経が理解できないよ。ほら目を開いていられないでしょうに。 |
2002年11月3日(日) |
ベニーがうちに来てから、犬でもオスとメスはとても違うという事がわかった。リックと比べるとやっぱりベニーはかわいい。とても人懐こく甘え方もやさしい、リックのように乱暴でないのでふざけていても身の危険(?)を感じない。 そして何より体が小さい、リックよりもふたまわり位小さいのでとっても小さい気がする。毎日「なんて小さいかわいい体でしょう!」と思いながらブラッシングしている私。 先日『DOG DEPT』に行った時「ベニーは小さいからサイズはMでいいだろう」と買ってきた可愛い帽子が、なぜか小さくてあご紐が止まらなかった。あれっ?。意外にもベニーはボーダーにしては大きいらしいのだ。小さい小さいと思っているのは私達だけか。ちなみに体重は17キロ、やっぱデカイ? |
2002年11月7日(木) |
最近のリックのお気に入りはサッカーボール。 ポーンと蹴ってやると喜んで追いかけて、そして必ずボールを口に咥えて戻って来る。その大きさのボールを咥えるのはちょっと無理があるんじゃないか?と思うが、本人はそうするのが当然とばかりに、どうしても咥えて走るのだ、その姿はちょっと笑える。 サッカーボールを使ってペナルティーキックごっこもやる、リックを座らせてすこし離れた場所からボールを蹴るのだ、けっこう強く蹴っても正確に口でキャッチする、日本代表ゴールキーパーの楢崎君に見せたいくらいの立派なセーブを連発するよ。 |
2002年11月10日(日) |
サークル・ポー主催のイベント『ポーパーティー』に参加した。 ワンワンパーティ以来2回目の犬のイベントだ、家から近い「信州スカイパーク」での開催なのでぜひ出席したかったのだが、本当に楽しかった。 リックはよその犬を見ると平常心でいられないという癖を持っている、これにずっと悩まされてきた私達は、今まで犬の集まる場所にリックを連れて行くのを避けてきた。ところがそれじゃあ何時までたってもリックのその癖は治らないという事に最近気がついたので、犬の集まる場所にどんどん出かけよう!と方向転換をしたのだ。 来ていたワンちゃんの8割位が小型犬だったのも良かったのかもしれないが、リックは予想していたほど興奮状態にならず、大声で叱ることもなくいろいろな遊びもみんなと同じように出来た。リックも少しは落ち着いてきたのか、としみじみ嬉しかった。 アジリティーの体験コーナーではリックとベニーは他のワンちゃんが飛べない高さのハードルを軽々と飛んでみせて、みんなから大きな拍手をもらってしまった。これはちょっと鼻高々だったな。 リックとは反対によその犬には全然興味のないベニー、呼び戻しもきくのでどんな場所に連れて行っても何の心配もない、いつかリックもそうなれるのだろうか? |
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2002年11月13日(水) |
リックは大変に家を守る気持ちが強い、世の中に『番犬選手権』があったら間違いなく優勝するんじゃないかと思う。 家の前の道路を人が歩く事さえ気に入らないリックは、家の敷地内に誰かが入ってくる事は絶対に許せないらしい。 しかも一度でも来た事のあるバイクや車のエンジン音は覚えているらしく、遠くでその音がしただけで大変な騒ぎである。 特に毎日配達してくれる郵便配達の人と、たまーに荷物を届けてくれる宅急便の人に対する憎しみは大変なものがあるようで、来る度に口から泡を吹きながらもの凄い勢いで吠え立てるのだ。それを何とか黙らせようと、リックに負けない大声で「うるさいっ!だまれっ!」と怒鳴る私の声も、きっと近所に筒抜けだろう、ああ恥ずかしい。 しかし最近では恥ずかしいだけではなく、困った事もしてくれるようになってしまった。 郵便受けから差し込まれた郵便物を口で引きずりおろし、グチャグチャにしてしまうのだ、まるで憎しみを込めるかのように。それがダイレクトメールなら問題はないのだが、大事な書類だったらちょっとまずいだろう、何とかしなくてはと思っていた矢先に、今度は回覧板をやってしまった。 近所をまわる回覧板にくっきりとリックの歯型がついてしまった、どうするんだよぉ。 今うちの玄関ホールには真ん中に柵が置いてあります、みっともないけどしょうがないの・・・。 |
2002年11月15日(金) |
以前にも書いたが、私達のヘアーカットをしてくれる友人が今日来てくれた。 実は彼女はたいへんな動物嫌いで、猫でさえ「怖いから触れない」と言っている人なのだ、そんな人にデカイ犬が2匹になってしまった我が家に来てもらうのは本当に申し訳ないのだが、 さらに追い討ちをかけるように犬たちが熱烈歓迎の大興奮になってしまうので、毎度大変に恐ろしい思いをさせてしまっている。 何とか犬達と接触しないようにと工夫をしているが、何せ狭い家の中なのでどうしても同じ部屋に入らなくてはいけない場面も出てきてしまう。せめて犬たちが大人しくしていてくれるようにと、毎回祈る気持ちでいるのだが、今回は拍子抜けするほどの大人しさだった。最初ちらっと近くに行って匂いを嗅いだきりあとは知らん顔をして寝ているのだ。もう何度も会っている人では興奮しなくなっているという事か?2匹とも大人じゃん! |
2002年11月16日(土) |
はじめて体験する信州の寒さに備えてベニーの洋服を買った。 寒さに弱い動物ではないと思うが、冬の寒さは東京とは桁違いなので何か着せてあげた方がいいだろうと探していたのだが、小型犬用のウェアーは種類も豊富でどこにでも売っているのに比べ、ベニーやリッククラスの犬用ウェアーはあまり売ってないのだ。やっと『DOG DEPT』のカタログでかわいいのを見つける事が出来たので、この際リックのもお揃いで買ってあげた。 これがびっくりする位可愛いのだ、似合わないだろうと思っていたリックでさえ、何だかとってもお利口な犬に見える。あまりに可愛いので普段着せるのは勿体なくなってしまった、これはお出かけ用に取っておこうかな。 ベニー用に買った帽子もとても可愛い、けっこう笑える写真を見たい方こちらをどうぞ。 |
2002年11月17日(日) |
穏やかな日曜日、いつもの海洋公園で練習。 こういった事が意外と好きなリックは喜んで飛んだりくぐったりするのだが、ベニーはちょっと難しい。何しろ外に出たらフリスビー以外は全然興味がなくなってしまうのだ。 それでも毎日コツコツと練習を続けてきたので、何とかハードルもスラロームもそこそこ出来るようになってきた、輪くぐりや腕輪くぐりもだんだんと上手になっている。 今一生懸命教えているのが『ドッグキャッチ』犬が飛び上がって人に抱っこされるという技だ。リックはとてもドッグキャッチが上手に出来るのだが、何しろ重いので私にはジャンプしたリックを抱きかかえる事はとうてい出来ない、ベニーなら何とか私でも出来そうなので毎日特訓中だ。 しかし頭の回転が早く人の行動を先読みするベニーは、「これをやったら次はフリスビーなのね?なのね?なのね?」と、次のフリスビーの事ばかり気になってちっとも集中して練習ができない。ひとつ何かをする度にフリスビーを置いてある所に走って行ってしまう。完成するのはいつの事か・・・? |
2002年11月18日(月) |
犬達の脱走防止に塀の間にドアをつけて庭を囲ったのだが、これなら通れないだろうと思っていた私達が甘かったらしく、まんまとベニーに下をくぐり抜けられてしまった。 ベニーはどこかへ行ってしまう犬ではないので庭から出たとしても心配はないのだが、問題はドアの塗装をしたばかりだったということだ。たっぷりと塗料を吸い込んだドアの下を無理にくぐったので、ベニーの頭から首にかけてべったりと茶色に染まってしまった。まったく色々とやってくれる犬たちだこと! |
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2002年11月19日(火) |
昨夜の運動から帰って来てからベニーが後ろ足を引きずっている、怪我でもしたのかと調べようとすると「キャン」といって痛がるのでしっかり見る事も出来ない。今朝になってもまだ引きずっているので医者に連れて行って来た。 ベニーは診察台の上ではとても大人しいので私も安心して診てもらう事ができる、リックじゃこうはいかない。診察の結果は特に怪我や骨折などはなく、打撲や捻挫の軽いものではないかという事だ。しばらくは激しい運動をさせずに様子を見るように言われる。大したことがなくてよかった。 ついでに体重も量ってもらったら16.7キロ、先生にもこのくらいが丁度いいんじゃないかと言われた。8月に家に来た当時と比べると大変スリムなボーダーになったと思う。 |
2002年11月24日(日) |
いつもの海洋公園でアジ練習をしようと思ったら、リックが全然やる気無し。ちんたらちんたらしているので今日はクレイトに入れてベニーの練習を見学させてみた。さすがにベニーだけが練習する姿を見るのは悔しいらしく「俺にもやらせろ!」とばかりにワンワン吠えていた。やる気が出てきたところでクレイトから出してあげたが、今度からはやる気のない時にはこの手を使おう。 しばらくしたら何度か会った事のあるワンちゃん連れのご家族が来た、駐車場に入って来た車に犬が乗っている事がどうして分るのか不思議だが、リックは一目散にその車に走り寄り車の周りをグルグルまわって呼んでも戻ってこない。何とか首輪をつかんで捕まえてホッとした瞬間に急に引っ張られて私は転倒、メチャメチャ痛かった。まったくもう。 ベニーは犬にはまったく興味がないので、どんなに犬がいる場所でも大丈夫なのだが、リックはそうはいかない。それでも以前と比べると大分良くなってきている、最初に挨拶をさせて少し周りをウロウロすると気が済むようで、その後はいつも通りにボールやフリスビーが出来るようになってきている。まだまだ走り回る犬がいると我慢できずに走っていってしまうけれどね。 |
2002年11月28日(木) |
いったい今年の気候はどうなっているのか?まだ11月だというのに昨夜はしんしんと雪が降った。今朝にはもう雪はほとんど融けていたが、道路は凍ってツルツルになっていた。季節の進むのが1ヶ月位早いような気がする。 昨夜も降りしきる雪の中いつも通りに夜の運動に行ったのだが、ボールやフリスビーとなると犬達は雪や雨は全然苦にならないようだ。それなのに家にいてトイレ出しをすると2匹ともちっとも外に出て行かない、濡れるのが嫌なのか嫌じゃないのか、まったく分らないやつらだ。 |
2002年11月30日(土) |
めったにない事なのだが、ダンナが出張で2晩居なかった。 昼の散歩はいつも通りにしたのだが、夜の運動は私一人ではとても無理なのでナシという事になってしまった。なんといっても犬達にとっては夜の運動が1日の中のメインイベントなので、2晩続けてそれが無いとなるとさすがにストレスが溜まったようで、2匹のじゃれ合いも日に日に激しさを増していった。 しみじみ思ったのだが、夫婦揃って元気でいるからこそ2匹の犬の面倒を見れるのだと、万が一どちらか一方の身に何かあればリックとベニーを飼い続けることは出来なくなるだろう。大人しいベニーはまだ何処かに預ける事もできるかもしれないが、リックは今のままではとても人には頼めない、そうしたらリックはどうなるのか・・・。 そんな事を考えると夜も眠れなくなる、という事は勿論ないのだが、この犬たちが生きている間は何としても二人揃って元気で居なくてはと再確認した出張だった。 |