納得する仕事をするなら独立
しみじみ想いました。
家は人の巣、家族の巣である
人の、家族の、シェルターである
人の、家族の、心と体の基地である
はたして流れ作業のように合理的に出来る仕事でしょうか。人間の体と心を包むものが新建材というビニールやプラスチック、接着剤で良いものでしょうか。素材について、間取りについて、明るさ、暗さ、色について話合いたいと思いました。そして心と体の健康について人生についてもクライアントの話を聞きたいと思いました。たとえ、小さなトイレ一つにしても出来る限りクライアントの心に沿った住まいを造りたいと切に思いました。 妥協はしたく無い。やっぱり独立する!
納得できる仕事をするには独立するしかない、1995年の春三浦海岸駅前に小さな事務所設立しました。 新しい事務所に電話が鳴りました。「のりちゃん?私」大学時代の友達でした。「約束だったからね、頼むわね」ああ、あの約束?遠い昔の約束がはじける笑いとともによみがえりました。