透明水彩画の画材



★透明水彩絵具とは


「不透明水彩」や「油」「アクリル」絵の具と違い、色が透けます。「滲み」や「暈し」「重ね塗り」など深みのある表現が可能です。白は基本的に塗り残して表現します。絵の具を毎回洗う必要はなく取り扱いは手軽。固めた絵の具を水で溶かして使い切れるので無駄もなく経済的です。


   


 






★レッスンを受講される方へ

 画材をお持ちでない初心者の方は何を買ってよいのか判断がつかないものです。とりあえず以下の画材セットをお使いいただき、選ぶ楽しみも味わいながら徐々に買い揃えるのが、無駄買いが避けられて良いかと思います。

 既に画材をお持ちの方は、とりあえずお使いのものをご持参ください。


 ご希望の方には「パレット、絵具、筆、筆入れ、筆洗、試し紙(水彩紙ポストカード)、練り消しゴム」の「画材セット」ご用意します。絵具はパレットに絞ってお渡しします。あとは青字で示したものを揃えていただければ描けます。

 ご希望の方には「水彩紙(ランプライト・F4サイズ・ブロックタイプ・15枚入り)」をご用意します。

「画材セット」と「水彩紙」の価格は伏見教室 各2160円(税込)

カルチャーハウス香里ケ丘 各2700円(税込・手数料込み←スミマセン!)

近鉄文化サロン阿倍野講座ではこれらの販売は行っておりません。


★参考までに私が使っている画材をご紹介しています。

こちらのpdfファイルをクリックしてください→kurokawagazaiinfo1.pdf



商品はあくまでも例示ですので価格等の参考になさってください。

水彩紙スケッチブック(中目 F4サイズ) 


…最初はどの様な描き方にも対応しやすい中目をお勧めします。スケッチブックは「スパイラル綴じタイプ」でも「ブロック綴じタイプ」でもかまいませんが、まずは水を多く使う場合に反りにくい「ブロック綴じタイプ」をお勧めします。

 水張りの方法も希望があればお伝えします。風景画はF4サイズ以上が理想ですが、静物や花をささやかに描かれる場合はサムホールサイズでもかまいません。

 ヴィフアール・クレスターは安いですがマスキングと共に表面が剥がれ、アルビレオは表面がツルツルしている事情から当教室での描法にはお勧めしていません。

↓2013年から発売された新しい水彩紙。当教室の初心者向け水彩紙として2016年度から採用することにしました。コスト・品質良く「乾きにくいので滲み暈しのときに猶予時間があること、一度塗ったところを拭き取って後戻りがしやすいこと」が初心者向けに推奨する理由です。

理想は数種類経験の後、最終的にご自身の感性にピッタリの水彩紙をお使いいただくことです。



↓以下の水彩紙は強靭な紙面でマスキングにも耐え、滲み暈しの表現が美しいです。高級水彩紙の中ではコストパフォーマンスも良く、どこの画材店でも手に入りやすくお勧めです。

↓漂白されたような眩しい白色なので、鮮やかな発色を生かしたい方にお勧め。

商品名: ウォーターフォード水彩紙 ホワイト中目 ブロックF4
約二千円強

↓やや落ち着いた白。滲み暈しでは綿を染めるような感覚の美しさがありお勧め。

商品名: ホルベイン AVALON アヴァロン水彩紙 ブロック AVB-F4 中紙300g 中厚口 中目12枚入
約2500円前後


パレット

 パレット…アルミ製(歪む・重い・高い)とプラスチック製(歪まない・軽い・安い)あり、一長一短があります。100均の品でも十分使えます。

↓私が愛用しているメインパレットはこちらです。

商品名: 全2色 ホルベイン 水彩パレット M18 【着脱式トレイ・密閉型】
約千円強 18仕切り





透明水彩絵具

 チューブ絵具と固形絵具に分かれます。併用される方もおられます。固めると溶けにくい色や、花の固有色など時々しか使わない色は、ゲストカラーとして別に持つと良いと思います。

 主な絵具メーカーでは ホルベイン→ウィンザー&ニュートン→シュミンケ・ホラダム の順に価格が高くなります。他にもクサカベ、ペリカン、ターナー、レンブラント、ラウニー、マイメリ、ターレンスなど様々なメーカーがあります。

 選択肢の一つとして私は「入手しやすいメーカーを選ぶ」もあると思っています。また、「高級すぎてチビチビとしか使えない。」となれば本末転倒です。その点ではホルベインはどの画材店でも品揃えがなされておりコストパフォーマンスが良いので愛用しています。

 街の画材店には出回ってませんが長野県産のマッチ絵具も混色に耐える鮮やかさで定評があります。当教室では色の鮮やかさが求められるイラストを描く方にお勧めしています。

 ウィンザー&ニュートンは「専門家用(プロフェッショナル)」「一般用(コットマン)」に分かれています。「一般用」の方が安いですが、透明水彩絵の具は無駄なく長く使えますので「専門家用」の購入をお勧めします。





 水の含みが良く、先の揃い、適度にコシがあるものが理想的です。

 材質は高級なものでイタチの毛(セーブル)やリス毛、安いものでナイロンetcありますが其々一長一短あります。

 高い筆=良い筆とは限りません。理想の筆と出会うためにいろいろと試されることをおすすめします。

 プロでも1,000円程度の日本画用「彩色筆」や100均筆の愛好者もいます。とりあえず最初は口金の先5ミリ〜10ミリ程度、穂先2センチ程度の丸筆(ラウンド筆)の大小あれば十分かと思います。(号数はメーカーによって規格が統一されていないのでご注意ください!)

 筆は「水入れに筆を突っ込んだままにしない。」「使用後は綺麗に洗って水分を拭う。」「(可能であれば)下向きに吊るして乾かす。」など手入れ次第で長持ちします。

↓ メインで愛用している筆です。どこでも購入しやすく、コストパフォーマンスが良いです。#12もあるとよいです。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ヴァンゴッホ ビジュアル水彩筆 丸筆 GWVR #10
価格:554円(税込、送料別) (2017/1/23時点)



ヴァンゴッホ ビジュアル水彩筆 丸筆 GWVR #10

↓愛用している筆です。水を多く使う技法で重宝しています。リス毛と人口毛の根毛なので丈夫で長持ちさせやすいです。商品リンクは3号ですが、私は6号を持っています。


↓毛先が細くて長い「リガー筆」は枝や線状の描画に最適です。

商品名: Raphael ラファエル 水彩筆 コリンスキー 丸 極長穂 88026 6号



筆入れ

 プラスチック製の筒は100円もしない商品が市販されています。ただし、うっかり逆さまにすると筆先を痛めるので注意が必要です。マキスや布で包む方法は筆先潰れの心配がありません。



筆洗

 様々な形状のものがあります。100円ショップでも売っています。空き瓶やプラスチック容器などなど水の入るものなら代用可能ですが、豆腐の容器など小さすぎるものはお勧めしません。





2B程度の鉛筆(事務・学習用のものでオッケー)
(トーナルスケッチ用に柔らかめの鉛筆(4B程度)も一本あると便利です。)

 普通の鉛筆で全然大丈夫ですが「芯ホルダー」はペンの長さが変わらず、芯のみほぼ最後まで使い切れるので便利です。





練り消しゴム

 練り消しゴムは消しゴムカスが出ませんし水彩紙の表面を傷めにくいです。





50センチ定規(教室に数本のご用意があります。荷物になりますので教室ではお貸し致します。)

 100均ショップで売ってます。50cm定規ではF6サイズまでの補助線が引けます。最初は写真や補助線に頼ってよいと考えます。



カルチャー教室に持参しているのは折り畳み定規。(伏見教室には長いものを常備しています。100均はおそらく長いものしかないと思います。)





ティッシュ

 間違ったとき絵具を吸い取ったり、雲の表現など拭き取りの技法にも使う”画材のひとつ”と言ってもよいものです。筆の水分調整にも使います。



試し紙

 最初は「水彩紙ポストカード」を使い水彩紙の上に絵具が乗る感じを覚えるのが良いと考えます。

「水彩紙ポストカード」…試し紙、トーナルスケッチの他、必要に応じてイメージの提案や見本を描かせていただいています。お持ちいただくようお願いしています。

↓ 水彩紙ポストカード(※画材セットに入っているもの。)





モチーフ写真(A4サイズ・カラーと白黒コピー)

◎光と陰のコントラストがハッキリしている風景。少しズームで撮影したものが描きやすいです。
 
◎白黒コピーは「明暗」を見るための参考にします。

◎写真を自宅で印刷できない場合は「ネットワークプリントhttps://networkprint.ne.jp/sharp_netprint/ja/top.aspx」をお勧めしています。コンビニのコピー機で印刷できます。

 特にご希望が無ければ風景画をレクチャーいたしますが、静物や植物でも結構です。好きなものを描くことが大切です。


 数種類ご用意いただくと、描きやすいものを選べるのでスムーズです。


 出品や販売をされる場合は著作権の関係でご自身で撮影されたものが望ましいです。

 最近はスマホのカメラが高機能なので便利になりました。旅行に行ったときなど、絵心が刺激されたら撮影しましょう。



※画材 その他諸々

「白色不透明水彩絵具」と「マスキングインク」について

 白は基本的に塗り残しますが、場合によっては不透明水彩絵具(アクリル絵の具や事務用修正液など)の被覆効果のある白色塗料を塗る、マスキング(インク)を施す、筆やスポンジで擦り取る、カッターで削る等の方法をとります。これらは追々購入されることをお勧めします。

↓ ドクターマーチン ホワイトインク ブリーフプルーフホワイト 30ml


↓ ホルベインのマスキングインク。

塗布する際に使用するナイロンの細い筆(ヴァンゴッホ丸筆2号)と、

マスキングを取り分けたり石鹸水を入れるためのペットボトルのキャップ2個。

携帯用にミツワのマスキングインクを持っています。

 


↓ スポンジはいわゆる「激落ち君」、ナイロン製の堅い平筆、カッターナイフ

 


↓ 小型スプレーやマスキングテープも重宝



↓ 塩を持っているとこんな技法が使えます。