第十七回　～終戦記念と花子さん～

第十七回　～終戦記念と花子さん～

ゆうこ	「お久しぶりです、ゆうこです。きょうも宜しくお願いします」
ヒカル	「十七度目まして、日本時間8月15日未明に起こったニューヨーク他の大停電で 5000万人以上に影響が出たということですが、アメリカざまあみろと思った人間は世界中で私を含めて5000万人以上は確実にいるだろうと邪推しているヒカルです」
ゆうこ	「そんなこと思うのはアンタだけだよ！」
ヒカル	「終戦記念日の8月15日に発生したということもあって、巷では偉大なる英霊達の呪いではないのかというもっぱらの噂」
ゆうこ	「そんなこと言ってるのもアンタだけ！」
ヒカル	「そんなわけで、今年も堪え難きを堪え忍び難きを忍んだ8月15日がやってきました」
ゆうこ	「今年も大勢の国会議員が靖国神社を参拝したらしいね。どうせ周辺諸国から抗議が来るんだから行かなきゃいいのに」
ヒカル	「私としては抗議うんぬんより『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』という名称を変えたほうがいいと思います」
ゆうこ	「どうして外国から非難されるのに行くわけ。ま、靖国支持している人の票が欲しいからだろうけど」
ヒカル	「石原都知事は言いました。支那人だとか韓国人だとか外国人がガタガタいうことはないのだと」
ゆうこ	「また問題発言だよ…」
ヒカル	「まったくけしからんね、この都知事は」
ゆうこ	「あれ？　アンタそういう人だったっけ？」
ヒカル	「中国人を支那人と呼ぶのだったら、韓国人もバランスを取って朝鮮人と呼ばなければダメでしょう」
ゆうこ	「そっちかよ！」
ヒカル	「もしくはもっとオブラートに包んだ表現で例えば『第三国の三○人連中』と言いましょう」
ゆうこ	「全然オブラートな表現じゃないよ！」
ヒカル	「それにしても、靖国報道でいつも思うのは某朝日新聞記者の例の質問」
ゆうこ	「今回の参拝は公人としてですか？　それとも私人としてですか？　ってやつ」
ヒカル	「いつまでそんな馬鹿げた質問をするのでしょうね、某朝日新聞は」
ゆうこ	「某朝日って某いらないね」
ヒカル	「だからこれからはこの質問をされたらこんな逆質問で返しましょう。その質問は某朝日新聞記者としてですか？　それとも私人としてですか？」
ゆうこ	「でもさ、A級戦犯を分詞するなりなんなりすれば中国だって韓国だって問題ないわけでしょ」
ヒカル	「それでも奴等は難癖つけてくるとは思いますが、理屈ではそうかと」
ゆうこ	「じゃあさ、なんでしないの？」
ヒカル	「いいですか、日本には古来から神道というものがあり、死んだ人間は神になり仏になるという考えがあるわけです。つまり、土井たか子だって福島瑞穂だって宮崎勤だって辻本清美だって死ねば神様なのです」
ゆうこ	「なんか一人犯罪者混じってんだけど」
ヒカル	「二人ですね」
ゆうこ	「だからA級戦犯でも死んだら神ってこと？」
ヒカル	「そもそもA級戦犯と呼ばれる英霊達が犯した罪は大東亜戦争に敗れたということ、この一点だけです」
ゆうこ	「侵略戦争をしたのは罪じゃないの？」
ヒカル	「『戦争における正義とはいついかなる場合も必ず当事者双方に存在する』。これはある人のお言葉です」
ゆうこ	「誰の？」
ヒカル	「私です」
ゆうこ	「アンタかよ！」
ヒカル	「要するに、私が言いたいことを簡単にまとめると、 8月15日の終戦記念日に、いくら深夜放送とはいえ地上波のドラマに現役AV女優の高樹マリアをヒロイン役に抜擢しておっぱいポロリ乳首丸出しおまけに濡れ場のシーンでは『大人ってすご～い』と言わせたテレビ朝日に万歳三唱」
ゆうこ	「主演作品では EVER GREEN がオススメです」

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けぇずまにあ