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最終回 〜最終回だよ花子さん〜

 

ゆうこ 「ゆうこです。きょうで最後ですが宜しくお願いします」
ヒカル 「十八度目まして、末續の中の人は絶対黒人だと思っているヒカルです」
ゆうこ 「中の人なんていないよ!」
ヒカル 「というわけで、このコーナーもとうとう最終回です」
ゆうこ 「うん…、寂しいね…」
ヒカル 「思い返せば色々なことがありました」
ゆうこ 「そうだね、励ましのメールだけじゃなくて痛烈な批判メールも貰ったよね」
ヒカル 「そんな中、とうとう宅間守に死刑判決が下りました」
ゆうこ 「アンタは最後までそのノリなのかよ!」
ヒカル 「私としては死刑には賛成しかねます」
ゆうこ 「あれ? アンタって死刑反対派だったっけ?」
ヒカル 「罪を憎んで人を憎まず、これこそ人類平和への近道だと思います」
ゆうこ 「へぇ、アンタの口からそんなセリフが聞けるなんて、なんだか本当に最終回っぽいね」
ヒカル 「ですから、その精神にのっとってやっぱり宅間守はモルモットにすべきです」
ゆうこ 「どの精神にのっとってるのよ!」
ヒカル 「何と言いますか、死刑ってのは軽い刑なのですよ私から言わせれば。 ポッキリ絞首刑なんて安楽死みたいなものです」
ゆうこ 「じゃあなに、もっと苦しめて殺せって言いたいの?」
ヒカル 「そうではなくてですね、例えば人間にはまだ試したことのない本当にやばい新薬とかを注入したり、 車の対衝撃テストをリアルな人間で行うなどの色々な使い道があります」
ゆうこ 「最後まで問題発言だよ…」
ヒカル 「新薬打たれてたとえ死んでも、そのあと原因究明のために解剖すれば 死刑の手間が省けた上に医学の発展にも繋がるという一石二鳥」
ゆうこ 「昔、そういう発言を誰かがテレビでして物議をかもしたでしょ!」
ヒカル 「死刑囚をカンボジアかどっかの地雷が山ほど埋まっている地域に連れていって 一列に並べて行進させるのも捨てがたいですが」
ゆうこ 「その発想自体が地雷だよ…」
ヒカル 「ゴミみたいなものでも使い方によっては人のためになるのだという例えをしてみました」
ゆうこ 「アンタ自身が人のためになるようなことをしなさい!」
ヒカル 「そんなこんなで、この最終回もいよいよ終わりを迎えようとしています」
ゆうこ 「第一回が去年の10月24日だから、ちょうど10ヶ月か…。 思えばあっという間だったね」
ヒカル 「私はお前に会えて本当に良かったと思っています」
ゆうこ 「ち、ちょっとやめてよ、恥ずかしぃ…」
ヒカル 「『ぃ』なんて小さい『い』を使っても不細工は変わりませんよ」
ゆうこ 「ほっといて」
ヒカル 「まああれです、私としては和月先生の『武装錬金』よりは長くこの連載を続けることが 密かな目標だったわけです」
ゆうこ 「失礼なこというな! 『武装錬金』大人気だから!」
ヒカル 「でも、始まりがあればまた終わりもあるのです」
ゆうこ 「うん…」
ヒカル 「ただ、私はまだまだ語りたいことが山ほどあります」
ゆうこ 「どんなこと?」
ヒカル 「それは昨今頻発している少年犯罪。 そしてその低年齢化について語りたい」
ゆうこ 「現代社会に物申したいってこと?」
ヒカル 「そうです。そのための少年凶悪犯罪事件簿歴代ナンバー1を決める『S-1グランプリ』の開催」
ゆうこ 「決めなくていいよそんなこと!」
ヒカル 「昭和40年の警官2名をライフル銃で死傷を負わせ、 警官から銃を奪い車を乗り継ぎ、 渋谷の銃砲店で店員3名を人質に130発を乱射して、 人身事故と雪でしか止まらない山手線をストップさせ、16人に重軽傷を負わせた 18歳の少年Aが優勝候補だと私は考えていたのですが」
ゆうこ 「優勝候補だとか被害者の方に対して失礼なことを言うな!」
ヒカル 「とにかく、私は全然語り足りない。もっと語らせろ。もっと喋らせてくれ」
ゆうこ 「もう決まったことなんだから、あきらめなよ」
ヒカル 「しかしながら、もしもこのコーナーを続けてくれという熱い応援メールが多数来たら 粛々と前向きに検討する可能性も無きにしも非ず」
ゆうこ 「政治家みたいな発言だね」
ヒカル 「そういうわけですので、もうすぐこのサイトもリニューアルしますが、 これからもよろしくお願いします」
ゆうこ 「けぇずまにあは永久に不滅です」

 


 

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けぇずまにあ