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第六回 〜パチンコ屋さんと花子さん〜

 

ゆうこ 「ゆうこです。きょうも宜しくお願いします」
ヒカル 「六度目まして、ヒカル15歳、今年高校受験です」
ゆうこ 「アンタ、なに歳を誤魔化してるのよ!」
ヒカル 「誤魔化すなんて人聞きの悪い事を言わないで下さい。 私は12歳以上16歳未満の世間知らずなお嬢様という設定なのですよ」
ゆうこ 「アンタがお嬢様ならアタシはお姫様だよ!」
ヒカル 「それにしても、ここの管理人は相変わらず最低なダメ人間だね」
ゆうこ 「そうそう、本当にそうだよ」
ヒカル 「お前と意見が合うなんて珍しいでございますね」
ゆうこ 「アンタ言葉遣いが滅茶苦茶だよ! でも本当に管理人はサイアクだよ。 日記上で土曜日に心理テストやりますって告知したにもかかわらず、 その土曜日に何の音沙汰も無くバックレ。マジでサイアク」
ヒカル 「ま、原因は朝一からパチンコ屋に先週のリベンジかまそうとして 意気揚々と並んだんだけど返り討ちにあって、 ここに書くと読者に引かれるくらいの金額を失って、 なにもかもやる気が無くなって夕方家に帰って疲れてたこともあって 少し眠ったところ起きたら日曜の朝だったってことらしい」
ゆうこ 「そんなに疲れているならおとなしく家で寝てればいいのに…」
ヒカル 「本人曰く、『疲れていればいるほどパチスロをやりたくなる。 これぞパチスロエントロピー増大の法則』らしい」
ゆうこ 「ダメ人間が何を言っても説得力なんか無いね」
ヒカル 「私が分かりやすく解説すると、疲れているときほどチンチンが勃っちゃうのと同じ。 それもどうしようもないほどの怒り狂いよう」
ゆうこ 「アンタは女なんだからそんなこと言わないの!」
ヒカル 「でもさ、ここのバカも含めて日本人てみんな愚か者ばかり」
ゆうこ 「ここのバカは分かるけど、どうして?」
ヒカル 「だってさ、パチンコ屋にみんなして金を垂れ流して、 その金が色々なルートで北朝鮮に渡ってミサイルになるのは有名なことなのに」
ゆうこ 「そういう不確実なことをこういう場所で言わないで!」
ヒカル 「日本人自らノドンやらテポドンやら労働やらを作らせておいて、 危機だ危機だって騒ぐなどとは言語道断」
ゆうこ 「だからやめなさいって!」
ヒカル 「それにさ、パチンコ屋自体だって非合法だっつうの」
ゆうこ 「それは確かにね。でも一応はパチンコ屋は特殊景品と呼ばれるものを客に渡して、 それを景品交換所が買い取るって形だから…」
ヒカル 「その景品交換所はその店のすぐ隣りにあったりしても店とは関係ないってのが暗黙の了解」
ゆうこ 「まあ、そうだね」
ヒカル 「ふ・ざ・け・る・な! そんなことが許されるなら警察なんていらねぇんだよ!!」
ゆうこ 「私にキレたってしょうがないでしょ!」
ヒカル 「そもそもそれらを取り締まる側の警察が、 パチンコ屋のプリペイドカード関連事業や パチンコ台を審査している保安電子通信技術協会(保通協)に腐るほど天下ってるというのが実態」
ゆうこ 「…もうそろそろやめておいたほうがいいと思う…」
ヒカル 「さらにいえば、パチンコ換金合法化だってどっかの偉い政治家さん達が 強硬に反対して潰したし」
ゆうこ 「……」
ヒカル 「こういう真っ黒に限りなく近いグレーのものを放置しておくなんて よっぽど今の状態がおいしいんだろうね」
ゆうこ 「アンタさ、こんなことばっか言って責任取れんの?」
ヒカル 「えっと、九州場所で朝青龍が初優勝を飾りました」
ゆうこ 「アンタは責任って言葉には敏感なんだね…」
ヒカル 「初場所に綱取りがかかります」
ゆうこ 「このままの勢いで横綱に昇進しちゃいそうだね」
ヒカル 「私の個人的な意見としてですが、 朝青龍はたとえ来場所優勝しても横綱には時期尚早だと思います」
ゆうこ 「ああ、品位が足りないとか」
ヒカル 「いや、モンゴル人だから」
ゆうこ 「問題発言だよ、それ!」
ヒカル 「これ以上国技である相撲がたかが外人連中に滅茶苦茶にされていいのでしょうか」
ゆうこ 「今相撲を盛り上げているのは外国人力士でしょ!」
ヒカル 「それに朝青龍は確かにそれなりに強いけど、まだまだ未熟だし」
ゆうこ 「どの辺が?」
ヒカル 「全盛期の終盤戦に突入した貴乃花、 通称“超貴乃花”と100回相撲をとって15回は勝てないとダメ」
ゆうこ 「ものすごく理解しづらいよ!」
ヒカル 「今の朝青龍じゃ、いいとこ7、8回ってとこ」
ゆうこ 「実際に相撲をとっていないのになんでアンタが断言出来んのよ!」
ヒカル 「千代大海で10回ってとこだな」
ゆうこ 「だからなんの根拠があって言ってんのよ!」
ヒカル 「ま、でも私としては九州場所で貴乃花の相撲が観られなかったのが残念でなりませんでした」
ゆうこ 「そうだね。貴乃花の休場で一気に観客動員も少なくなったし」
ヒカル 「あの最強寄りきりを再び」
ゆうこ 「あの最後は相手が諦めてしまうような寄りきりね」
ヒカル 「そしてあの、どうでもいい相手に引き落としで負けた翌日に、 その腹いせとばかりにその日の相手を土俵に叩きつける上手投げを再び」
ゆうこ 「貴乃花のイメージを悪くするような言い方をしないで!」
ヒカル 「それらの姿がもう観られないのかと思うと残念で仕方ありません」
ゆうこ 「貴乃花が引退したように言うないで!」
ヒカル 「そろそろオチを考えないとな」
ゆうこ 「だから話の流れを断ち切るのはやめなさい!」
ヒカル 「そもそも九州場所は先週終わったんだからもう古いんだよ!!」
ゆうこ 「また逆ギレでオチかよ!」

 


 

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