第二回　～陰謀説と花子さん～

第二回　～陰謀説と花子さん～

ゆうこ	「ゆうこです。きょうも宜しくお願いします」
ヒカル	「二度目まして、爆笑問題の太田光をパクったヒカルです」
ゆうこ	「それはもういいから！」
ヒカル	「つうかさ、こういうのってたまにやるから面白いんじゃないの」
ゆうこ	「うーん、そういう考えもあるかもね」
ヒカル	「昨日高島彩の画像を集めてたらアングラでウィルスにやられたからかな」
ゆうこ	「そんな管理人の恥部をここで暴露しなくてもいいから！」
ヒカル	「また初期化すんのかよって嘆いてたし」
ゆうこ	「それも言わなくていいから！」
ヒカル	「それにしても最近は物騒な事件が多い」
ゆうこ	「アンタは急にまともな話をするね」
ヒカル	「そんな中でも心温まる出来事がいくつかありました」
ゆうこ	「そうだね、拉致被害者の方々が日本の家族と再会されるところとか感動的だったね」
ヒカル	「それとキム・ヘギョンの会見」
ゆうこ	「それは心温まるとは言わないよ！　それにあれは色々と問題になってるでしょ！」
ヒカル	「15歳という年齢であれだけ理路整然と話せるなんて」
ゆうこ	「あれには確かに驚かされたね」
ヒカル	「そして見事なまでのウソ泣き」
ゆうこ	「アンタいい加減にしなさいよ！」
ヒカル	「北朝鮮という国は思想教育だけでなく演技指導まで充実していることが明らかに」
ゆうこ	「お願いだからもうやめて！」
ヒカル	「でもさ、本当に15歳が答えているのかと思うほどの会見の内容だった」
ゆうこ	「うん、日本の15歳の子供じゃ、ああは出来なかったろうね」
ヒカル	「ま、質問も答えも最初から決まってた通りなんですけど」
ゆうこ	「違うよ！　フジテレビだってそれは否定してたでしょ！」
ヒカル	「私は金曜日の特別番組の放送終了後に電話しちゃいましたよ、「いつからフジテレビは北朝鮮の広報窓口になったんだ」って」
ゆうこ	「やめなさいよ！　アンタみたいなのがいるから大塚さんや安藤さんをはじめとするキャスターの方が、ニュースの原稿を読む際に「フジテレビは北朝鮮のプロパガンダに与したことはありません」ってお断りを入れなきゃならなくなったんでしょ！」
ヒカル	「また『プロパガンダ』なんて横文字で誤魔化そうとしてるんだな」
ゆうこ	「思想や教義などの宣伝って意味よ！」
ヒカル	「そのキム・ヘギョン会見のおかげで扱いが小さくなった、石井紘基衆議院議員刺殺事件はいい迷惑だよ」
ゆうこ	「そういう言い方は亡くなった議員に失礼でしょ！　でも犯人もすぐに捕まったし、そういう意味では一安心かな」
ヒカル	「ああ、あのどう見ても○日○○人な犯人か」
ゆうこ	「憶測で発言するのは本当にやめて！」
ヒカル	「写真では作務衣も着てたし」
ゆうこ	「そんなの誰だって着るでしょ！」
ヒカル	「伊藤白水は○名で、本名は違うらしいし」
ゆうこ	「だから憶測はやめなさい！」
ヒカル	「でもさ、どう考えてもあれはおかしいじゃん」
ゆうこ	「なにが」
ヒカル	「殺した理由が金銭トラブル」
ゆうこ	「どうして」
ヒカル	「金が目的なら殺さないで脅すほうがいいじゃん」
ゆうこ	「そういう考え方も出来るけど…」
ヒカル	「しかも殺し方が頚動脈と心臓を狙うという一撃必殺」
ゆうこ	「言われてみれば、そうだけど…」
ヒカル	「殺しのプロじゃん」
ゆうこ	「でもね、たまたまそこを刺したという可能性もあるし…」
ヒカル	「なるほど、たまたま永住外国人参政権慎重路線等の活動をしていた議員に、たまたま自称・右翼の人間が怨みを抱いて殺そうとして、たまたま肋骨に守られた心臓を一突きにできたわけだな」
ゆうこ	「うーん、そう言われるとね…」
ヒカル	「国松長官狙撃事件やオウムの村井刺殺事件と…」
ゆうこ	「それ以上言わないで！　本当に危ないから！」
木村	「誰かが言わなければならないのです」
ゆうこ	「太郎になるな！」
ヒカル	「じゃあ、誰ならいいんだよ」
ゆうこ	「自分の本名公表して主張しなさいよ」
ヒカル	「それは無理」
ゆうこ	「こんなんでオチかよ！」

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けぇずまにあ