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節分合戦 ◎大作の日常戦闘記録
「 ……… 」
「似合うで、大作♪」 「肌の色が赤かったり青かったりしたら、まさにそのものだな」 「( 褒められる事は嬉しか事ばい。 ばってん … 今回は悲しい様な気も … 。 複雑たい。 一ヶ月後に年中行事 “節分” を控えたある日の事じゃった。 去年、オイはジャンケンに負けて鬼役をやったんじゃけんど、今年は有無を言わさず、鬼役に決定したと。 しかも、去年恐れていた事が、現実化しそうな感じばい … (T_T) 「技術開発部に頼んで、作ってもらったんだ。 技術開発部の人に話したら結構ノリノリでさ(笑) ココまで本格的に作ってくれるとは思わなかったぜ(^o^)」 「結構、デザインも格好良くできてるわね〜」 作られたモノを試着したオイを見て、皆満足げたい。 鏡を見て、確かに 去年、ほんの冗談のつもりじゃろうと思うちょった “豆機関銃” 。 オイは、すっかり忘れちょった。 ばってん、十三しゃんは覚えちょったとよ。 その話が出て小介しゃんが、 “鬼用鎧” の提案を思い出し、それをまとめて豹馬しゃんが、技術開発部に頼み込んだようたい。 技術開発部の人達も、そげな遊びに付き合わんでも … 。 最初、そげな遊びモノが技術開発部に受け入れられるとは思わんかったけん、豹馬しゃん達に反対ばせんかったのが間違いだったばい。 技術開発部では、真面目な研究ばかりしちょったけん、チョットしたお遊び開発を豹馬しゃんから頼まれて、気分転換にもなると、ノリノリで引き受けてくれたっちゅうことじゃ。 で、できあがってきた “豆武器” と “鬼用鎧” 。 まずは試着となったとよ。 「よっしゃ。 ほな、今度は試し撃ちやな♪」 嬉しそうに十三しゃんが、特製の銃を手にする。 技術開発部も、ホントにノリノリだったんじゃのぉ … “豆武器” も “豆機関銃” だけじゃのうて “豆ライフル” と “豆オートマチック拳銃” まで開発してくれたんじゃ。 目的が目的じゃけん、威力はさして強くなか。 それだけが、救いたい。 「でも、一人だけ鬼じゃ、不公平に見えるわね。 イジメられる様に見えるわ」 一瞬、後光が射した様に見えたばい。 女神様の光臨と言ってもよか。 ちずるしゃんの一言に皆が反応してくれたばい。 元々イジメが嫌いな豹馬しゃんが一番に反応してくれたと。 ばってん … 。 「一人やなくて、何人もならエエかな?」 はい? 「対抗戦は、どや?」 十三しゃん、どういう意味ね? 二対二に別れて (ちずるしゃんは審判) 、同じ装備で “節分合戦” 。 それが、十三しゃんの提案じゃった。 どうしても、 “豆武器” は使いたかね? 「お、それ面白そうだな。 となると、俺達用の鎧も必要だよな♪」 豹馬しゃんが、さっそく技術開発部に掛け合いに行ったと。 どっちに転んでも、やるんじゃね … 。 技術開発部は、十三しゃんの提案をまた面白がって、超特急で他三人の鎧も作ってくれたと。 同時に追加の “豆武器” も。 それを知った金太君と知恵ちゃんが、 「自分たちも参加したい!」 と言い出したもんじゃから、更に二人用の “鎧” と “豆武器” を技術開発部に追加。 で、それは節分数日前に、完成したばい。 そんなこんなで、節分当日は、トレーニングルームで “節分大合戦” 。 四ッ谷博士も 「白兵戦の訓練の一環になりそうじゃな … 」 とアッサリ許可してくればい。 かくして、豹馬・知恵・オイ対十三・小介・金太で “節分大合戦” が開戦したと。 結局、勝敗は大乱戦で分からなくなったと、引き分けっちゅう事で納めたばい。 豹馬しゃんと十三しゃんは、その結果に渋々じゃったけど、それが一番良かばい。 後日 … 。 「技術開発部に、 “鬼用鎧” と “豆武器” の注文が殺到しているそうですよ。 僕達の “節分大合戦” に感化された職員が結構居るらしくて。 時期はずれちゃいましたけど、娯楽と万が一、キャンベル星人と白兵戦になった時の訓練の一環でやってみたいと言う事で」 変な影響を残してしまったかのぉ … (^_^; 「それと同時に、技術開発部では、新武器のアイディアが出たとかで。 形の異なる弾でも発射出来る銃を開発しているそうですよ。 弾丸が無くなっても、ビー玉とかおはじきとか、その辺の石などを入れて発射できるようなヤツ」 「おー、弾切れになっても野外なら、何とかなりそやな。 致命傷は与えられんでも、牽制・援護には使えそうやな♪」 「本物の弾丸は、いざって時にとっといて、普段は別の弾使うとか出来そうだよな(^o^)」 みんな、転んでもタダでは起きんばい … コネクションにいると、ほんなこつ逞しくなるとね(苦笑)
* 忍のつぶやき *
昨年のネタを引きずりました(笑)
実際に、こんな事が出来るかどうか((((^_^; 元ネタはコチラ↓ 《豆まきと鬼 大作の日常戦闘記録 2004年 2月 3日》 そして、 【うる☆やつら】 ですね(笑) ![]() ![]() |
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手作りチョコ ◎ちずるの日常戦闘記録
年に一度のチョコレートディ。
なんてね(笑) お菓子業界の陰謀だって事は解ってるんだけど、それに乗せられるのも手じゃない? 何事にもキッカケってモノが必要なのよ。 女の子にとってのキッカケの一つがコレ、 “バレンタインデー” なのよね。 でも、あたしも、お爺ちゃんやコネクション所員で特に親しくしている人には毎年義理チョコを揚げていたけど、本命ってあげた事がなかったわ … 。 今にして思えば寂しい事ね。 でも、今は本命をあげる人がいる。 “お転婆” と言われるあたしだけれど、ちょっぴり女の子らしくなったって事なのかしら? 精神的にだけど。 今年も張り切って手作りv 去年は、結構失敗しちゃって、苦労したわ。 でも、今年は去年の失敗があるからこそ、チョコ作りにも慣れたわ。 まぁ、それだけじゃなくて、百江おばさんを手伝って、バトルチームメンバーそれぞれの誕生日や各種イベント … 例えばクリスマスとかの料理を作ってたの。 おかげで、大分料理関係は手慣れたわ。 そんな経験もあって、今年のチョコは、一発で成功 … したかったんだけど … 。 「●■▲獣出現! ●■▲獣出現! バトルチーム、直ちに出撃せよ!!」 そう。 例え、こんな時でも出撃はあるモノなのよね(-。-) キャンベル星人をホント恨んじゃう。 おかげでチョコが固まっちゃって、翌日に最初からやり直し。 出撃したその日は、流石に心身ともに疲れちゃって、続き … というか、やり直す気になれなくて。 百江おばさんが気を利かせて片付けてくれたって、知恵ちゃんから教えて貰ったから、百江おばさんに内線でお礼を言って、翌日に再スタート! だいたい敵を完全撃破した翌日には、また襲ってくるって事は、まずないから、今日は安心して出来るわ♪ 「でも、昨日は災難だったねぇ」 「仕方がないわ。 任務だし、キャンベル星人はコッチの都合なんか考えてくれる訳ないもの」 「だよねぇ。 だいたい、キャンベル星に “バレンタインデー” って、あるのかな?」 「流石に無いと思うけど。 まぁ、 “バレンタインデー” という名前じゃなくても、似た様なイベントデーはあるかも知れないわね」 チョコを湯煎で溶かしながら、百江おばさんや知恵ちゃんとお喋り。 今日こそは完成させなきゃ。 溶かしたチョコを型に流して冷蔵庫へ。 今年は慣れたから、そんなに時間もかからないだろうと思って、去年よりは手の込んだモノをと考えてたけど、なんだかんだ色々あったし、出撃もあったしで時間がなくなっちゃったから、去年同様オーソドックスな物になっちゃったわ。 残念。 「来年は、もう少し余裕を見て作らないといけないわね〜」 「来年には、キャンベル星人も居なくなってれば、今年くらいのスケジュールでもいいんでないかい?」 「そうなってる事を祈るわ … 流石に何年も戦争したくないもの … ね」 チョコが固まるまでの間、三人でお茶。 今年作る予定だったチョコケーキのレシピを見つつ、ため息(-。-) あ〜ぁ … 。 「せめて、飾り付けだけでも力入れないと … 」 調理台のピンクのチョコペンシルを眺めつつ、書き込むメッセージや模様を思い描く。 送る相手が相手だから、余り遠回しなメッセージは駄目よね。 でも、ズバッと直球過ぎるのも何だし((((^_^; 悩むわぁ … って、あら、あたしったら作るチョコ菓子の方は色々考えてたのに、メッセージは全く考えてなかったわ。 自分の気持ちを表す大事な言葉なのに … 。 ウッカリチョコの方ばかりに気を取られてたわ。 駄目ね。 でも、ホントに、どんなメッセージが良いのかしら … ? 『・・,・−・・,−−−,・・・−,−,−・−−,−−−,・・−』 … っていうのは、駄目かしら?(笑)
* 忍のつぶやき *
さて、今年はどうしましょうね。
皆さんはどうです? あ、ちなみに一番最後のヤツは、第38話の 【ロペットは蛙が苦手!】 をふと思い出して、モールス信号にしてみました。 『I,L,O,V,E,Y,O,U』 ってなってるはずです((((^_^; ![]() ![]() |