REMOTE FADER BOXの製作

(Wired Remote Fader Box with Phase Shifting Function)


Introduction


Prologue


Plannig


Design


Fader-Box Construction

実際に製作したフェーダーBoxの内部画像である。(Bottom Inside View)
強度を持たせるために、部品を実装するベースには、ガラスエポキシ素材の「両面スルホール基板」を使用。RCA端子には電気的にシャーシーと絶縁できるネジ止め式の金メッキ処理されたテフロン絶縁材使用のものを使用。 また今回はハンダ素材にもこだわってオーディオ信号が通る部分にはドイツWBT社製のAg-Snハンダを使った。 この大きさのシャーシーで最初はかなり余裕があると思ったが、実際に組み立て理想的な配置をキープする事を考えると、内部の部品の密度はかなり満杯に近い。

右サイドからの内部画像 (Right Inside View)
左側の青色の四角がロータリーボリューム、中央に見えるのがモーターのサーボ制御のための回路とシャフトを連結するためのユニバーサルカップリング、その右が駆動と位置検出用のモーター駆動ボリューム、いちばん右のパネル裏に見える回路は、リモート線にこのユニットの電源を連動させるための制御回路である。

左サイドからの内部画像 (Left Inside View)
左側のパネルはリモートコントローラー接続のための8ピンのDINコネクター、中央のアルミ板を境に左側が電源、右側がフェーズシフター回路とソースセレクタ用の小型リレーである。 セラミックコンデンサーのように見えるのはフェライトビーズ付きの貫通コンデンサー、本当はDC-DC電源の後にコモンモードのチョークコイルを入れたかったが、スペースの関係で断念! 電源のデカップリングにはOSコンを使用した。

最終的に出来上がった外装の画像
底板にある丸穴は、ここから精密ドライバーを入れてフェーズシフターの移相角を決める半固定ボリュームをセットするためのもの、それにしても手あかぐらい拭いてから撮影すりゃヨカッタ(汗)


Remote Controller Construction

 運転席で制御するためのコントローラーが必要なわけであるが、
以下にコントローラーの回路図を示す。
(Fig-3: Remote Controller Schematic Circuit Diagram)
→回路図
運転中でも比較的操作が容易なことから、今回はリアデフレクター隣の空きスイッチスペースに組み込むことにした。
ダミーのスイッチを取り外し、ここにボリューム、シーソー型スイッチ、プッシュスイッチを組み込んだ
部品の固定と補強を兼ねてアルミ板でフレームを組んである。


Check & Tunig


Epilogure


[注意事項]
 本情報は、確実な性能及び動作等の一切を保証するものではありません。 従って本情報に基づいて機器を改造した際に、機器が動作しない、もしくは、期待した性能が得られない等の障害が発生したり、万が一に事故等が発生したと しても、当方は一切の責務において関知しないものであります。 従って実際に機器の改造を行う際は、あくまでも各自、個人の責任において行 ってください、腕に自信の無い方は絶対にトライしないで下さい。
[Caution:] (If you use above information, At Your own risk!)
更新日 2005.feb.28