アスベストについて考える犬スモールアスベストについて考えるホームページ~2013年8月15日 全面改修のためテスト運用中です。

おまけ43


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本物と偽者とどのように区別したらいいですか?


いや~、ぼくもそんなこと考えちゃってね。

それできみは、自分のことにせものかほんものかわかるかい?


だいたいさ、にせものっていつもどうしてあんなにぴかぴかしてるんだろう?

きみがもし部屋ににせものの花、飾ってるとするだろ。
その花は、きみにとってどんなだい?

生きていない花は、死に瀕しているわけでもなく、
生きていないってわけでもなく、
何か、知らんぷりして、ぴかぴか光ってると思うんだ。

もちろんはじめのうちだけだけどね。
3日もするとほこりだらけになる、
でもぼくが言いたいのはその前のことなんだ。

にせものの花は、水をやらなくてもぜんぜん元気がなくなるわけでもなく
やけにきっちりとしているんだ。

害虫がいないから虫に食われているはっぱもない、
ところどころ枯れている様子もない、
花の色もやけに鮮やかで、風に吹かれて花びらがとれるような感じもしないんだ。

「いとあわれなり」とはとても言えないんだよ!

それに、かつらだってどうだろう?

あんなに思い切りひっぱっても大丈夫ってこと、
ほんものの髪の毛は、風にふかれただけで抜けたりもするんだよ!

にせものに比べると、ほんものはやけにくたびれていて、
どこかはかなげで頼りなさそうにみえるんだ。


それに比べて、にせものの圧倒的な存在感といったら、
ほんものだって驚くほどなんだよ!


つまりさ、
くたびれたり、傷ついたり、虫に食われたり、
時には風で抜けてしまったりするもの、
それがほんものってわけなんだ。

だとするとね、ぼくは、自分がほんもののような気がする・・・。

ぼくはすぐくたびれてしまうし、傷ついたりもする、
それにしょっちゅう虫に食わていて、
そのうえ、からだじゅうの毛だってやまほど抜けてるんだよ。

そういうことを考えると、ぼくは自分がほんものってこと証明できそうな気がして
ますます偉大な雰囲気に近づいていくんだ。

そしてやけに自分が立派にみえてきてね、
何かぴかぴかして来るような気がするの。

でもさ、ちょっと待って!
それって、ぼくがにせものに近づいてるってことと同じじゃないの??

だったら困るんだよ~!!
それで、考えてたの!!
・・・また、会おう!

流れているのは「また会える日まで」