おまけ40
			
			
ゴールデンウイークが終わったね? 
			
何でも終わってしまうんだってことを、つくづくと感じる・・・
			大好きなまんがの連載が終わってしまったときにね。 
			
時は何の断りもなく、
			こんなふうにどんどんと過ぎ去ってしまうんだろうか・・・
			と、予想外な結末に思わず落胆しそうになってしまうんだ。 
			
たいした休暇であれば、心は豊かなのに財布はさびしく、
			終わってしまったというほどの、たいした休暇ではない場合には、
			財布はそれほどじゃないのに、こころはさびしくて・・・ 
			
はかなさと虚しさと懐かしさと、疲労とほんの少しの後悔に加えて、
			現実的な財布のさびしさが、複雑に入り混じった、
			不思議な感覚が訪れるんだね? 
			
それは、きっと、
			ゴールデンじゃなく、ラブラドルにしても、同じことだろうと思うんだ。 
			
楽しいことはさっさと終わってしまい、
			苦しいことはずっと続くように感じる・・・。 
			
でも、ぼくは狂犬病の注射のときにだって、
			ぜんぜん泣いたりはしなかった。
			実は、あんまり感じなかった・・・。 
			
だからといって、人生の喜びを感じる上で、
			鈍感だということがすばらしいものじゃないということぐらい
			ぼくにだってわかっているつもりなんだ! 
			
鈍感さと虚しさという、相反する虚無的な感覚に
			敗北することなく毅然と立ち向かっているぼくは、 
			
まるで何にも感じないように見せかけて
			きょうも平然と過ごしているわけなのさ。 
			
どう、ちょっとは見直した? 
			
流れているのは「こころのかけら」