おまけ13

(C) 1998 HEPAFIL 
		
		
		犬にとって「芸術」とは何ですか?:
		
		ある日僕は、「現実」について知ろうとして「芸術」に出会った。
		そして僕は、「芸術」の中で「現実」と向き合った。
		
・・・どうだい。すごく芸術的だろ?
		訳わかんないけど。
		
		
		
		
(C) 1998 HEPAFIL 
		
		
恋人はいないの?: 
		
そりゃあいるさ。
		愛のない人生なんて、ゴミが入っていないゴミ箱みたいなものだもの。
		
つまり、あっても無駄って言いたいわけなんだ。
		ゆっとくけど、僕の人生がゴミ箱みたいってわけじゃないし、恋人がゴミって訳じゃないんだ。
		もちろんその逆でもないけど。
		
僕ね、恋人いるけどね、デートしたことはないよ。
		だって僕のこと見ると、すぐ咬みつこうとするんだもの。
		
でもなぜ咬みつこうとするのかな?
		
愛情の表現っていうのは、いつも犬それぞれってことなのかな。
		僕の場合、愛は”寛容”さ。
		
		

 (C) 1998 HEPAFIL: 
		
良心についてどう思いますか?: 
		
まさか僕に良心あるかないかなんて話題じゃないよね。
		もしそうだったら、僕は君の良心を疑うな。
		
僕の良心がいつ頃から僕の心に芽生えたのかってことは、僕にはわからない。 
		
ある日テーブルの上に乗っていた「おいもの天ぷら」を、
		思わず食べてしまったときかもしれないし、
		それを隠そうとして、お皿を落として割ってしまったときかもしれない。
		
でもその時から、僕にとって、
		「おいもの天ぷら」は「良心の芽生え」を感じさせる何かになった。 
		
僕は今でも、「良心の芽生え」が大好きだ。
		
		

 (C) 1998 HEPAFIL 
		
流れている曲は「遠くに見える道」です。