西崎慧太のコラム・ネギマール 02
赤松健「魔法先生ネギま!」の気になった事項をつらつらと書く不定期連載。

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6.近衛家の系譜
7.12巻表紙予想
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(各回の後の(○話)は、そのコラムを書いた時点での最新掲載話です)
コラム・ネギマール 第6話 近衛家の系譜 (05/07/23)(102話)

今回から別枠で書くことにしました、コラム・ネギマール。
何故ならネタバレが多いから(笑)。
さて、今回は近衛家の構造について考えてみます。

●このかの祖父・近衛近右衛門は関東魔法協会の理事。
●このかの父・近衛詠春は関西呪術協会の長。
●「婿殿」「お義父さん」と言う呼称から、詠春は婿養子。
●関西と関東は昔から仲が悪い……関東が西洋魔法に傾いたからと言われている。
●神鳴流は昔から関西呪術協会と密接な関係。詠春も神鳴流の剣士。

まずは学園長こと近右衛門。アニメではさよのことが好きだったような描写があります。
これが原作裏設定なのかは良く分かりませんが、そうだと仮定すると今は75歳くらい?
あの外見では90超えてそうですが、意外ですね。
学園長がいつから関東の理事(もしくは麻帆良の学園長)をしているのかは不明ですが、
妥当に考えると大戦後から20年間と言った所でしょうかね。理事に関してはもっと長いかも?

関東が西洋魔法に傾いたから関西と仲が悪くなったといいますが、西洋魔法が本格的に入って来たのは明治以降でしょうから
そう言った対立は100年ちょっとと言うことになります。(まあ、それ以前からなんとなく仲が悪かったのかも…)

詠春が婿養子と言うのはほぼ確定でしょう。しかし、そうすると不思議なのは
あの実家にして総本山はどうやって手に入れたものなのか?と言う事。
まさか長を辞めたらあの家を追い出されるって訳でもなさそうですし(笑)。
……となると、関西の長は代々近衛家が務めて来たと考えれば良さそうです。
いや、だって総本山をポンポン移すのもこれまた大変ですし(笑)。

しかし学園長は関西の人では無さそうです。と言うか、近右衛門自身が西の長を務めればいいはずです。
ここから仮説が横行するのですが、私としては「関東と関西に近衛家がある」説を唱えます。
つまり元は一つの家だったのが分家して、西と東でそれぞれの長を務めるようになった…と言うもの。
徳川の御三家みたいなものです。もしも片方が断絶したら、もう一方が後を継ぐ、と言ったような。

まあ、そう言ったことをしていれば勢力争いが起こりますから両家の対立が起こるのも自然です。
それが大戦の時に爆発したとすれば。
最終的にナギや詠春の活躍で大戦は幕を閉じますが、戦後、東の長の婿養子である詠春が西の長を務めているのは
関西近衛家が大戦で悪い事して断絶したためではないでしょうか。
西を建て直し、東と和解するため、大戦の英雄である詠春を立てた上で東近衛家との縁組を行なった…としたら。
詠春は神鳴流剣士である事も判明しましたし、彼を用いれば神鳴流を繋ぎとめる事にもなるでしょう。
あまり魔法が得意という描写は見られませんが……その辺の思惑とカリスマ性が働いたのかと。

それから忘れられがちなのですが、修学旅行の時に千草がリョウメンスクナノカミを復活させますが
スクナは「18年前に大暴れした時は、ナギと詠春によって封じられ」ているのです。
大戦集結後にスクナが復活していると言う事は、千草と同じようなことを考えた者がいたのでしょう。
おそらくは旧西近衛派の生き残り。
ここで詠春が勝利した事で彼の体制が確立、その後は「平和な時代が続いた」ので詠春の腕が鈍る結果に(笑)。

……可能性としては、詠春が西の近衛家の息子であると言うのもアリですけれどね。
ただそんなお坊ちゃまが神鳴流の剣士をやるのもおかしいので……神鳴流はアンダーグラウンドな存在ですし。

今日はこんな所です。


コラム・ネギマール 第7話 12巻表紙予想 (05/09/10)(107話)

ネギま12巻は10月発売です。今回はその表紙&裏表紙を予想してみます……が、
かつてないほど主人公ネギの出番が少なく、表紙キャラの特定が難しい状況になっています。
まずはおさらい代わりに、これまでの巻の表紙キャラの一覧表をどうぞ。
基本的に表紙は「最も活躍した・ネギとの絡みが印象的だったキャラ」、裏は「目立つ行動を起こしたキャラ」が多いかな?

表紙主な出番裏表紙主な出番
アスナ全編のどか2話(惚れ薬)
このか図書館島編、15話(お見合い騒動)まき絵図書館島編
エヴァ全編21話(修業)
のどか33話(告白)刹那全編
夕映ラブキス編朝倉ラブキス編
刹那
アスナ
全編このか全編
まき絵弟子入り編あやか南国編
あやか
千鶴・夏美・小太郎
(全編)千鶴(全編)
五月
チャオ・ハカセ
73話さよ74話
10龍宮
楓・くーふぇ
86話夕映87話(恋心意識)
11千雨91話(コスプレ)→武道会編くーふぇくー対龍宮戦

例外は8巻で、表紙の3人はネギではなく小太郎と絡んだキャラでした。この表紙、ネギはほとんど「おまけ」です……(ぉぃ)。
12巻も同じような構成になる可能性はあり得ます。

12巻収録予定の巻のストーリーはこちら。
100:巻頭カラー。アスナの過去? アスナ・刹那戦プロローグ。(ネギ・小太郎は客席に行けず、千雨と合流)
101:アスナ・刹那戦、前編。クウネル本格的に登場。
102:アスナ・刹那戦、後編。
103:エヴァ・山下戦。情報流出が判明。
104:小太郎・クウネル戦。小太郎完敗で楓に弟子入り?
105:ネギ・高音戦、前編。シスター軍団登場。千雨が魔法の存在をほぼ確信。「チャオの目的=魔法使いの存在公表」判明。
106:ネギ・高音戦、後編。
107:エヴァ・刹那戦、前編。シスター軍団が龍宮と対峙。
(108:エヴァ・刹那戦、後編?)
(109:?)

ひとつひとつのエピソードは短いんですが、全て繋がっているので長い……そしてこれまでの巻では最も時間経過が少ない……。
そして何よりネギの影が薄い(笑)。大会と言うことで、出番は自然と限られるのが原因ですね。
で、結局その出番の少ないネギと最も印象的に絡んでいたのが誰かと言うと
ぶっちぎりで千雨ですね。
しかし千雨は11巻で表紙を飾っていますので、こりゃ無いです。裏表紙の可能性はかなり高いのですが。

さて、表紙にネギがいる事は確定事項です。
そして今回ネギは武道会会場から移動していませんので、表紙の背景も武道会でほぼ確定。
武道会メンバーで表紙経験者はアスナ・刹那・エヴァ・龍宮、観客席の千雨・このか・のどか・夕映。
残るは……くー・楓・ハルナ・茶々丸・千鶴・朝倉・さよ。マトモにネギと絡んだのは茶々丸くらいです(笑)。
ところがここで更に困った事に、赤松先生の日記(9/7)に「12巻表紙も完成。メインは○○です。」との記述が。
茶々丸はどう足掻いても2文字になりそうに無いので(「絡繰」とか?←ぉぃ)、可能性低そう。

こうなると既存の概念を捨てざるを得ないようです。
この巻において唯一ネギがまともに動いたのは105〜106話。そこでネギと絡んだ相手を忘れちゃいけません。
そう、我らがお姉様・高音=D=グッドマンです!(ぇ)
……いくら何でもこれは派手過ぎる予想でしょうかねぇ……。
でもそれ以外に思い浮かばないのも事実です。
もしかしたらネギ対高音戦を舞台に、朝倉やさよが表紙を飾る可能性も無いとは言えません(2文字ですし)。
その場合はかなり変わったアングルになるかもしれませんね。

と言う訳で、西崎の予想としては
表紙
◎:……本命無し(ぉぃ)
○:高音
△:朝倉
×:さよ、茶々丸
裏表紙
◎:千雨
○:チャオ
△:美空
×:茶々丸、愛衣、エヴァ
……で行きたいと思います。


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