美奈神が書きたい放題書くところ
3月7日は「みなぼん」の日とか言って、日頃お世話になっている人たちへ感謝の気持ちを込めて、お絵かきチャットを開催しました。
今日はそこでできあがった作品を紹介しちゃうぞ☆
※!!!ご注意!!!※
・以降グロテスクな表現が含まれます。
・会社名、登場人物、およびエピソードはすべて、ネタとして受け止めてください。
・今まで以上の超長文です。
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それは、四人のヒロインが織り成すラブストーリー。
彼女たちの思いは純粋で真っ直ぐ。
「どうしていいかわからないの」
「独り占めしたいの」
「愛されたいの」
「一緒に理想の人生を送りたいの」
しかしそれゆえ……
猟奇的っ!
恋愛SLG至上初。
ヒロイン全員ヤンデレ!
「ぱれっち☆ウィッチ」を生み出した「パッチガーデン」が全面協力した超問題作。
「殺したいほど、愛してる!」
※クリックすると大きなサイズが出ます。
「あなたを愛していいですか?」
◆◆◆ ヒロイン紹介 ◆◆◆
◇ 自分の想いを口にできない少女 ◇
「もう足が無いだけじゃ
私だけに優しくしてくれないんだね。
両腕も無くなったら、ずっと私に優しくしてくれる?」
姫田 こころ(ひめた こころ)
主人公とは幼馴染。
幼い頃からずっと主人公を想っていたが、主人公は自分を幼馴染としか扱ってくれず、年を追うごとに関係は疎遠になっていった。もともと口下手な彼女は、自分の想いを言葉にすることができず、主人公は離れていく一方。
そんな頃、こころは不幸な事故で命は片足を失ってしまう。
しかしこころが感じたのは絶望ではなく、希望だった。
疎遠になったはずの主人公が優しくしてくれた。
こころは片足と代償に主人公の優しさを得たと喜んだ。
それから彼女は狂い始める。
事故から数年。義足にも慣れ始めると、主人公とはまた疎遠になっていった。
そこで彼女は、もう一方の足を事故に見せかけて自ら断つ。
自分の身体と代償にしてでも、主人公を求める彼女。
そして……、義足技術が発達し自ら歩けるようになってしまった今、彼女はどうするのか。
◇ 自分の感情を制御できない少女 ◇
「ヒロくん。
こんな方法しか思いつかないよ。
かなこ、バカだから……。」
寺場 香夏子(てらば かなこ)
頭の回転が非常に悪いため、クラスのみんなから「バカ子」と呼ばれていじめられているが、本人はいじめられている自覚はなく、構ってくれると喜んでいる。
加えて非常にドジでよく転び、怪我が絶えない。
階段で躓いた香夏子が主人公と激突。そのさい、香夏子が足を骨折したことがきっかけで仲良くなる。そして、いじめらていることを知った主人公は、香夏子をいじめから守り、色々と世話を焼く。
それがきっかけで香夏子は主人公に強い恋愛感情を持ち始める。
恋をするのは初めての香夏子は、その感情を制御できなくなり、そして遅い頭の回転が、常軌を逸した行動を促すのだった。
常に持ち歩いている松葉杖に仕込んだ刃は何を切り裂くのか。
◇ 貪欲に愛を求める、独占欲の強い少女 ◇
「ちゃんとボクを見てる?
ボク以外を見ちゃダメ。
ボク以外を見るなら、君の目をボクのものにするよ」
朴岳 魅輝(ぼくだけ みてる)
幼い頃両親に捨てられ、施設で育ったことをが原因で強い愛情を求めるようになる。
その貪欲に求める愛をキャンパスにぶつける狂気的な絵が、高い芸術性があると評価され、一枚数億円の値がついた。それからは非常に裕福な生活をしている。
普段はゴスロリ服に身を包み、お気に入りの悪趣味なネイルをつけ、自分だけを愛してくれる人を求めて街を彷徨っているが、一方的に愛を求める姿勢と、信用するまで身体を許さない姿勢が、魅輝が求める運命の男性との出会いを遠ざけていた。
ある日、魅輝がいつものように逆ナンしたのが主人公。
主人公は、魅輝に苦笑交じりに付き合いながら、最後に一方的に愛を求める姿勢を指摘する。魅輝はその時は苛立ちを覚えるが、それがきっかけで主人公のことを気にするようになり、自分から愛することを実践しようと試みる。
しかし、幼い頃に植え込まれた貪欲さは、偏執的に主人公を求め始める。
想いが強くなるほどに主人公の意識が他にいくのが許せなくなっていく魅輝。
そして魅輝は、金属を研いで作った切れ味鋭いネイルを身に着けた。
◇ 自分の理想の道を貫こうとする少女 ◇
「あなたは私の唇を奪いました。
だから貴方のすべてをください。
もちろん私のすべてを差し上げますから」
袴出 朋美(はかまで ともみ)
出会いがしらの衝突事故で、偶然朋美と唇を重ねてしまった主人公。
本来ただの事故で済むような事件のはずだったが、相手が悪かった。
朋美は恋愛至上主義。
彼女は一人の男性のみを愛し、一人の男性と添い遂げることにすべてを懸けていたのだ。
もちろん、口付けを交わす男性も唯一無二の存在でなければならない。
朋美の中で、主人公は生涯添い遂げる男性に確定したのだった。
恋愛至上主義。
人生において恋愛を何よりも重視する思想。
徹底した彼女は、障害があればそのすべてを刈り取る覚悟がある。
和服の下に仕込んだ鎌は、その決意の現れなのである。
◆◆◆ ゲームシステム ◆◆◆
プレイヤーは大学に通う主人公「比呂」となり、様々なイベント時に発生する選択肢によりヒロインとの関係を深めていく。
ヒロインの心の病みを視覚的に捉えられるヤンデレゲージを搭載。
ヤンデレゲージがMAXになると問答無用でバッドエンドとなる。
108通りのエンディングが用意されており、そのほとんどがバッドエンド。
心の病みを抱える少女たちに愛されてしまった主人公に幸せは訪れるのか。
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「殺したいほど、愛してる!」通称コロアイは、超問題作として有名だが、その理由は「ヒロインが全員ヤンデレ」だからではない。
1万本のみ生産された初回生産版の存在こそ、コロアイが「超問題作」として有名な理由なのである。
初回生産版パッケージ
※クリックすると大きなサイズが出ます。
初回の寺場香夏子のデザインは、ファンを多く持つ有名サイトの運営者であり、優れた絵師でもあるR氏の手によるものだった。
誤解の無いように断っておくと、R氏は芸術的なイラストを描ける実力を持っている。
しかし、R氏は「芸術的な絵」から「ネタ絵」まで幅広くこなすことができるのだ。
そんなR氏は「ヒロイン全員ヤンデレ」というフレーズを聞いた瞬間、微塵の躊躇も無く「ネタ絵」を投入した。
明らかにヤンデレに見えず、完全に他の絵師と違う絵は、強烈なインパクトを持つ。
それが発売前から大きな話題を呼び、初回生産版は発売日当日に売り切れた。
プレイヤーは、その完全にミスマッチしたその絵で展開されるダークなストーリーに、まさしく抱腹絶倒であり、笑いを求めるユーザを大いに満足させた。
(ゲーム画面)
しかし、ヤンデレとダークなストーリーを求めるプレイヤーから苦情が殺到し、発売元は絵の差し替えを決定、初回生産版パッケージを持つ購入者に無料で修正パッチを提供し、次期生産版からR氏の寺場香夏子を削除した。
しかし、これが大きな波紋を呼ぶキッカケとなる。
「ネタを貫けないなら初めからやるな!」
「ネタをネタして受け止められないユーザに媚を売るな!」
などの書き込みが発売元webサイトに殺到。その勢いは発売元が利用していたサーバ会社のサーバをダウンさせた。
この事件はR氏による寺場香夏子(バカ子と表現される)の知名度を上げた。
動画サイトにバカ子を利用したMADが溢れ、空前のバカ子フィーバーを記録した。
その頃、人気となった壁紙がこれである。
「1280X1024サイズ」
「1024X768サイズ」
「800X600サイズ」
最終的に発売元は「R氏ver」を選択できる修正パッチを配布した。
なお、パッケージは差し替えられたままであり、初回生産版パッケージはオークションで数十万の値段でやりとりされる。
発売から半年。
「コロアイ」はPCゲームでは偉業のミリオンヒット記録した。
これは間違いなく、R氏がネタ絵をチョイスしたからであろうと誰もが認める。
なお、R氏はこの事件に関するいっさいのコメントはしないと自身のブログに明記している。
R氏をよく知る人間はこう語る。
「R氏は稀代の策略家だ。
自分の人気を知っているし、自分の行動によってどんなことが起きるかも予想できる。
コロアイのミリオンヒットは、そんな彼の思惑が大成功した事例に過ぎない。
これからも彼の行動からは目が離せないね」
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以上。
すべて壮絶なフィクションです(笑)
RYUU氏は自身のブログでうまく描けなかった、荒らしてしまったなどと謝罪会見をしていますが、美奈神本人は確信犯的行動と好意的に捕らえることにし、「ネタ提供感謝!」しております。
と言うか、加工があまりにも面白くて、遊びすぎてしまったことを謝罪します。
今後の参加は控えるなんて言わず、また遊んでください。