No.1642の記事

石和温泉旅行記(1日目)

 大して面白くない石和温泉旅行記。

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 降って沸いた望んでもいない長期休暇。
 本当は山陰旅行にでも行こうかと思っていたのですが、襲ってきた予想外の出費予定のため、中止。。

 休暇にも飽きてきて、鬱々としてきたのもあり、温泉宿でゆったりした時間を過ごしたいなぁと思ったので行ってきました。

 石和温泉。

 なぜ石和温泉かといわれれば、ペルソナ4の元ネタのひとつだとかなんとか言う話があったからです。
 ※月江寺駅が聖地なのですが、そちらに行っても本格的に何もないので石和温泉にしました。
 アニメ化もするそうですしね。ペルソナ4。

 完璧にノープランで新宿へ。着いたのは11時ですが、そこから高速バスを手配(一番料金が安いので)。
 ちなみに甲府行きバスは人気が無いようで、スッカスカでした。
 景色はそれほど面白くなかったので、PSPで狼と香辛料を視聴しながら到着を待ちます。

 で、14時ぐらいに石和バス停留所に到着。




 ……えーと。

 ここどこでしょう?


 石和温泉駅前バスロータリーに着くと思っていたのですが、なんか見知らぬ場所で降ろされてしまいました。足湯があるあたり、温泉街であることは間違いないのですが、小林公園とか言われてもわかりません。



 …………………………。






 どうしよう。

 まぁ一人旅も迷子になるのも慣れたもので、地図にて現在位置を確認。
 とりあえずまったくまったく見当違いのところで降ろされたわけではないことを確認して一安心。

 高速バス石和停留所は駅から徒歩10分程度離れた場所にある。
 みぃ覚えた。

 ……以降の人生であんまり役に立ちそうもない知識をGETし、宿までの道のりにあるモンデ酒造さんにお邪魔しました。
ワ インなんざ興味は無いのですが、無料で試飲ができるそうなんで、数種類のワインを頂いておきました。悪く無かったです。ビタ一文払わなくて良かったし。


 しかしなんですね。
 ……チェックイン開始の15時までの数10分。
 時間を潰す場所がねぇ。
 なんというか、発展途上の田舎という感じです。
 ドカンと馬鹿でかいイオンが駅前にあったり、泊まる旅館の目の前が、ファッションセンターしまむらだったりしてね。風情が無い割には不便でした。

 そんなこんなしているうちに15:00になりチェックイン。
 宿は老舗旅館にしました。
 普段なら1名様では泊まれないけど、特別プランを用意しました!というのを聞きつけましてね。

 広いお部屋を一人で独占。
 これがたまらないのです。

 夕飯がついていないプランでしたので、宿の人に聞いて美味しい店を聞いてみました。
 いくつか教えていたましたが、ネットでちょろっと調べた時にヒットした、「そば食べ放題」の定食があるという川田奥藤第二分店さんへ。
 宿の人にマーキングして頂いた地図をいただき、それを従ったのですが、見つかりません。

 位置的には間違ってないはず。
 だけどありません。

 宿から徒歩15分というそんなに近くない距離、このまま引き下がるわけにはっ!と思ったところで、第一町人発見。(本気で誰ともすれ違わなかったのさ)

 外見は気のいいおっちゃん。
 車に乗ろうとしているところを声をかけたのですが、気さくに答えていただきました。

 結論から言うとマーキングが間違っていたのです。
 橋を渡らないと着けないのに、橋を渡る前のところにマーキングしていたのです。

 結構違うよ……。これは結構違うよ。
 ……まぁ誰にも間違いはあるさ。

 おっちゃんから「いつも混んでるよ」と忠告を受け、向ってみると開店は17:15の時点で並んでいます。
 開店は17:30なのに。

 なんでそんなに?と思ったのですが、B−1グランプリに出品した鳥モツを提供した店とかなんとかで有名だったらしいです。
 ワタシャそんなのどうでも良かったのですが、せっかくですから鳥モツそば定食を頂きました。
 前に仕事で出張に行ったときにいただいたことがあるので、鳥モツ自体にはそれほど感動は無かった(味も大して変わらなかった)のですが、そば食べ放題のシステムにちょっと驚きました。

「何枚おかわりを持ってきますか?」

 店員さんもやる気マンマンです
 とりあえず3枚頼んでみると、鳥モツ、トロロ、山菜、漬物、炊き込みご飯、そして小盛りのそばが4枚。

 よ、4枚……だと!?
 炊き込みご飯が来るのも予想外でしたが、4枚来るとは思いませんでした。
 でも、考えてみると、何枚おかわりを持ってくるかの問いに3枚と答えたので、本来の1枚+おかわり3枚で4枚で正しいようです。
 腰の強いちょっと平べったいそばは食べ応えがあり、美奈神でも6枚が限界でした。

 6枚食べりゃ十分だという話もありますが、そのぐらい食べないと元がとれませんから。
 たしか1600円程度したので。

 でも、量も質もあって、損した気分にはなりませんでしたよ。
 その後は適当にぶらついて宿に帰還。
 帰還時、地図をマーキングしてくれた人が「着けましたでしょうか?」などと声をかけてくれました。

 嘘をつくのが苦手な美奈神は、間違ってましたよと指摘。
 するとすぐさま一言。

「あ、橋渡ったところでしたか?」


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 OK。
 正解だ。
 だが、その一言があったせいで納得できなくなった。

 やんわりと指摘しました。
 「次のお客さんにはちゃんと説明してあげてくださいね」と。
 イヤミ以外の何者でもねぇとか言わないでくださいね。

 その後はお風呂でまったり。
 お湯はいいお湯でした。適度なとろみ。温度も熱すぎず、ぬるすぎずちょうど良かったです。
 風呂上りTVを見ながらまったりしていると、突然映像がぶっつりと切れました。

 ……………………………………………………………………………。

 数秒間途方にくれましたが、すぐにフロントに連絡。
 すると、私の部屋だけでなく、全部屋そんな状態であることが発覚。

 20分程度で復旧しましたが、こんな経験初めてです。
 でも、老舗旅館です。
 何があるかわりません。

 うん。
 そういうことにしておきます。
 そんなこんなで夜も更けて、いくのでありました。