美奈神が書きたい放題書くところ
GW絵茶での成果物です。
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自由な校風と、学科の豊富さが売りのその学園に、その倶楽部は存在する。
食を己が持つ腕で芸術にまで高めるスキルを追求せし部活動。
そこで生み出される料理を一口食せば、至極の幸福を得られると言う。
私立三舞颪学園料理部は尊敬と畏怖の念を込めて呼ばれている。
「一撃必殺料理倶楽部」
★あらすじ
桁外れの食欲と味覚を持つ柳場輝は、幼馴染である出刃冴の強い推薦で料理倶楽部に入部した。
自分も料理をするものとばかり思っていた輝だったが、自分が試食係として入部させられたことを知る。
でも美味しいものが食べれるのは願ったり叶ったりでその待遇を甘んじて受け入れる輝だった。
日々美味しいものを作る部員と、料理を楽しむ輝の部活動を描いた、どこにでもありそうにないほのぼの美味しいラブコメディー。
※なお、男性キャラは問答無用で全員モブ扱いである。
★キャラクター紹介
「ボク、お米が大好き! お米でご飯三杯いけるよっ♪」
高等部2年 試食担当
「ミス胃拡張」「人間ブラックホール」「四次元胃袋」などの異名を持つ、食欲旺盛な少女。
小柄でスレンダーな体のどこにそんなに入るかと疑いたくなるほどよく食べる。
というより物理法則を無視しており神秘の領域である。
性格はおっとりとしている天然系。
美味しいものを食べたあとの幸せそうな顔は世界遺産の一つと評価されるほど魅力的らしい。
食欲ばかりに目が行きがちだが、味覚の鋭さと、食に対する知識は並々ならぬものがある。
なお彼女自身が料理をすることはない。
食材を目の前にすると、料理を作る前に食べてしまうからだ。
それなのに料理倶楽部の部長を任されている。
「輝のお腹を満たすことが最優先事項だ。何人たりとも邪魔はさせんさ」
高等部2年 和食担当
スーパー生徒会長と呼ばれる三舞颪学園高等部の生徒会長。
視力と性格以外は完璧と本人が言っている通りの並外れた能力を持つ。
曰く、非公式だが全競技で世界レコードを塗り替えている。
曰く、学会で発表されているすべての新理論はすべて彼女の助言あってのもの。
曰く、彼女が一声かければ全世界の首脳が一同に集まる。
そんなことがまことしやかに囁かれている。
もちろん料理の腕も超一流で、和食を主に担当している。
輝とは幼馴染であり、輝に対して幼馴染以上の想いを抱いている。
その想いの強さは尋常ならざるものとしか言いようがなく、そもそもこの料理倶楽部も、「輝の美味しいものを食べたあとの幸せそうな顔を毎日のように見たいから」という超個人的な理由で設立した。
そのために全世界からトップレベルの高校生料理人を集められる実力を兼ねそろえているところが彼女の異常愛に拍車をかけている。
なお、輝の食後の幸せ顔が世界遺産の一つだと評価したのはコイツだが、誰も逆らえないため、事実上世界が認めていることになっている。
学園でトラブルがあった場合は、99%の確率で彼女の仕業であり、すべての行動は輝への愛情ゆえ。
なお、全世界の全言語を習得しているらしい。
「あんたたちのために料理してるんじゃないんだからねっ!」
パルマ・デコ・カルナボリ
高等部2年 イタリアン担当
大会社社長の一人娘でありながら、イタリアでも1,2を争うレストランで修行を積んでいた料理人。
しかし強引な方法で三舞颪学園に転入させられた不幸な少女。
意地っ張りでプライドが高いが、根は優しい純情な常識人。
入部当初は乗り気でなかったが、冴と料理勝負で負け、輝に隠し味すべてを言い当てられたことにより、ここで修行を積もうと心に決める。
意外と前向きで情熱的である。
ツッコミ役に回ることが多いが、その性格から冴にからかわれることも少なくない。
そんな時は彼女自身が壊れてしまい、料理倶楽部はツッコミ不在の混沌空間となってしまう。
「どうだい、キミの舌に風は吹いたかい?」
セシル・ルイーズ・ドゥ・トントリュフ
高等部1年 フレンチ担当
流浪のフレンチ料理人だったらしいが、いつの間にか三舞颪学園に在籍している。
部室にバイクで颯爽とあらわれる浮世離れしたナルシスト。いちいち理解不能なことを言いつつポーズをとる。
確かにカッコイイが空気を読まないため、不発に終わることが多い。けれど本人は気にしていない。
いつもミニブタの「マリア」を連れているが、飼い主に似るとはよく言ったもので、マリアもナルシストである。
なお、室内でもサングラスははずさない。
「微塵切りより上の木っ端微塵切り、魅せてあげるヨー!」
高等部3年 中華担当
料理拳法の使い手。
彼女の手刀は文字通りの意味での手刀。
調理器具を一切使わずに料理をすることができる。
実は料理の腕は他のメンバーに比べると大したことが無い。
輝に一番美味しくないと言われ、逆上して腕力にものを言わせようとしたが、冴に小指一本であしらわれ、冴に弟子入りする。
プライドが高いが、自分より実力の高いものには敬意を払う。
料理も格闘もしない輝に、「あずきちゃん(紅豆という字からあずきを連想したらしい)」やら「ウサちゃん(とうさと名乗ったとき、「と」が聞き取れず「うさ」だと思い込んだらしい)」やら呼ばれるたびに枕を涙で濡らすらしい。
なお、冴に命じられ、やむなく「アルヨ」とエセ中国語を使っている。
「とりあえず、眠らせます?」
カーリー・アジャンタ
高等部1年 インド料理担当
スパイスマスターの異名を持つインドでは知らない人はいない有名人。
ありえない量のスパイスを常備しており、必要に応じて調合をする。
しかし、睡眠薬や痺れ薬と同等の効果を生み出すこともあり、非常に危険。
いつもニコニコと笑っているが、言うこともやることもえぐく、平気で前述した効果のスパイスを盛る。
裏社会で彼女の調合したスパイスが高額で取引されるらしいが、真実を知るものはいない。
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GW絵チャ合作も3周年。
毎年ありがとうなんだぜ。
そのうち某所で紹介漫画が公開されたり、某所で連載が始まったり、某所の拍手絵になったりすることを期待しつつ、もう一度ありがとうなんだぜと言っておきます。