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第2話戦いを呼ぶもの

今回は激しく戦闘&燃え回でしたねー。MSいっぱいだしひたすら軍人もいっぱいだしで、派手極まりなかった。実は戦闘大好きな私的には、最初から最後までどきどきモンでした。たまにはこーいう戦闘だらけ回入れてほしいなあ。

などと、同人とは遠い感想をつぶやいたところでキャラ話も行ってみようか。

今回一番特筆すべきなのは、個人的にはアレです。
アの字がつく人の、ヘタレっぷり……。
いやあ、すばらしい。「すまなかった、ついときたよ。思わず耳を疑ったよ。
この人、目の前の元友軍のピンチに気を取られて、完全に現在の職務を忘れ去ったな。仮にもボディガードが、ガード対象ほっぽらかして派手に動き回ってどーすんねん……しかも体当たり、カガリのいる側から突っ込んだろうお前。あのな、隣にいるのはスーパーコーディでも一見ひ弱そうだがやっぱり男でもないんだぞ。ナチュのしかも女の子だぞ。いくら元ルージュ乗りだからって、ベルトも無しに暴れまわっちゃいかんだろう。
なんつーか今回は、意外な驚きだった。アスランてば冷静に見えるけど、一点に火がついちゃうと行動に走っちゃうんだなあ。視界が狭いっつーか、ガードは心底向いてない。そーいやザフトいた時も、率先して前に出て戦うタイプだったし、目の前で騒ぎが起こると自分も参加して解決したくなるタイプなんだろう。やっぱしとっととOP通り赤いガンダム乗ったほうが良いかと思われる。
いやでも考えてみたら、昔から視界は狭かったか……共闘までなんか、キラの二文字分しか無かったくらいだし。

しかしアスランとカガリだけでよかったな。キラとラクスがいた日には、二人から双方向で大目玉食らうぞアスラン。
「大体君はね、熱くなると目の前しか見てないんだよ!」とか「すぐに『俺が俺が』って前に出ようとするんだから!」とか「その癖自分のことは省みないし!」とか「それで僕がどれだけはらはらしたと……」とか(エンドレス)。
もちろんアスランも途中で参戦するな。最初はさすがにだまーーって聞いているだろうが、どれだけはらはらと〜のくだりになったところで「おまえなあ、言わせてもらうがそれは俺のセリフだぞ!」と絶対言うね。で、キラが一瞬ひるんだとこで「おまえこそ、俺が行くな行くなってさんざん怒鳴ってるのに、勝手に一人で敵軍に突っ込んで行って……俺がどれだけ胃をおかしくしてたか知らないだろう!」と畳み掛けるね。
キラ「な……なんだよ! 僕はアスランと違って、中に誰か入れてたわけじゃないぞ!」
アスラン「それとこれとは話が違う。突っ走り度じゃキラのほうがずっと上だったって話だ」
キラ「それが今なんの関係があんだよ!」
アスラン「最初に振ったのはおまえじゃないか――まったく、ジン4機に囲まれたままレーダーから消えた時は、本気で一瞬頭が真っ白になったんだからな」
キラ「あ、あれは……し、仕方ないだろ! あのままエターナルの近くで戦ってたら、相手し切れない奴がそっちに向かっちゃうかもしれないじゃないか」
アスラン「俺が言いたいのは、どうしてあそこで俺を呼ばなかったかってことだ! おまえ、人には命を大切にしろみたいなこと言うくせに、俺には手本を見せないんだからな」
キラ「それ……は……だ、だから!」
アスラン「もう絶対、あんなまねはやめてくれ(しんみり)」
キラ「アスラン……」

でもって、そのまま事態は痴話喧嘩からラブモードへ。
――あれ?


えーっと……美少女たちよ、うまく手綱をとってください。
というか見捨てないでください(笑)



とまあアスキラー的妄想はともかくとして、たいそうステキなヘタレぶりでしたね(無理やり軌道修正)。
しかもカガリの身分おもっきし暴露してたしね……いいのかアレ。伏せといたほうがいいんじゃ……まあ今後の伏線張り担当だったんだろうが。
ついでに言うと、これは本人のせいじゃないが……偽名、1分56秒でバレてるしな(笑)
いやー、今回なによりウケたのはこれだ。あまりにも凄い勢いで偽名が意味をなくしたのに驚いて、思わず秒数チェックしちゃったよ。
ちなみにウチのビデオで19分44秒時に「俺は随員のアレックス・ディノだ」と言って、その後21分40秒でおもっきし「アスラン!」と呼ばれてました。
たった2分弱しか意味を成さなかった……かつてこんなステキすぎる偽名があっただろうか。面白おかしすぎるよアスラン。いやこの場合カガリか。うっかりだ!うっかりさんすぎるよカガリ!つーか君はケガしていなかったか。血はいつ拭ったのだ!! アスランも手のひらべっとりだったのに、どこで拭いたんだよ! 色目が似てるからって、カガリの首長服の背中じゃあるまいな。支えてるフリして!

……なんつーか、今回のこの二人はいろいろとツッコミどころが満載だったね(笑)
戦闘は緊迫してたのに、あとからいろいろ思い出して笑ってしまったよほんと。


――なあ、マジで大丈夫か?アスラン。
アスランは一人で大丈夫だと思ってたが、なんかテンパってて不安だ……いきなりアスランとばれてるし、まずここでヤバイよね。(ザラ議長の息子がアスランてのは、ラクスとの婚約の件で周知されてそうだし)。でもってこの先カガリはぽつんと一人だけのナチュとしてコーディの中に晒されるし、シンとも会うしで、アスラン一人で太刀打ちできるんだろうか。心配になってきたよ。
おそらく今頃キラも宇宙を見上げていることでしょう。いやきっとそう。
つかマジでせめてキラいたほうがいいんじゃないのか?シンの矛先がキラに向いたら、カガリの圧迫も少しは減るだろうしなあ。
キラ、鬱ってないで上がってきてくれ。ラクスも連れて。

…早くこないかなー(本音)


さてアスキラモードはさておき、後は少し本編感想。
新連合三人衆、なんかいいですねえ。前の三人衆もインパクトあったけど、系統が同じだったんで三人で一体って雰囲気だったんだよね。反面今回の三人は、それぞれの役割が明確で各自キャラ立ちしてる気がする。先週の印象通り、スティングはアウルとステラを纏める役、アウルはベビーフェイスとは正反対に結構辛い性格、でもってステラは、不思議少女に加えてなにやらトラウマ持ちと。なかなかよく分かれている。
今回はこの三人も出番多くていっぱい喋りそうだし、今後のこの三人の絡みとか凄い楽しみになってきた。
あと、三人と絡むほかのキャラとの会話もー。
ステラとシンは間違いなく絡むんだろうが、他の二人とは絡まないのかねえ。ミネルバのルナマリアとレイも面白そうなキャラだし、みんなでわいわい喋らせたら壮観な予感(笑) ある意味全然会話にならなさそうだが。

ほいでもってそのルナマリアとレイ。この人たちも今週はMSごと顔見せ性格見せしてくれましたね。ルナは出撃時やアスラン・カガリとの対峙シーンを見る限り、結構気が強そう。レイは……1話見ると議長になつく子犬系かと思ったが、シン相手には結構かっちりと兄貴分ぽいな。突っ走り型のシンをいさめる立場とでも言うか……しかし相手は直情型でまったく耳に入れちゃいないご様子だが(笑) なんか数分で二人の関係が見えたような気がしました。ちなみにこういう関係は結構好みです。というか兄貴分で世話焼き型くんと、面倒見られるけど聞いちゃいねえ直情型くんの組み合わせが好きなんです。特に面倒見られるほうが勝気だったりすると最高です。
私の中のシン、先週まで攻め度70%でしたが、今週で50%に下がったね。はっはっは。


関係ないが、もしキラがザフトの子だったら、こんな感じで相手をいさめたり「行くぞ!」「うん!」みたいなやりとりが見られたんだろうねえ。
……赤服で。
なんかシンとレイ見ながらわきわきしつつ、心の片隅でアスキラで見たかったな〜と微妙な切ない気持ちになりました。
いいんだ、今の萌えは、PS2の「終わらない明日へ」をパイロット:アスラン、パートナー:キラでプレイすることなんだから!


話が逸れた。
あと新キャラといえば、タリア艦長とアーサー副官がなかなかいい味出していた。マリューさんと同じ女性艦長だが、今度は職業艦長な女性だし、何事も冷静沈着な雰囲気がいい。アーサーはちょっとうっかりっぽいが、そこがまた良い。ここの掛け合いとか面白そうだ。
でもって、なんか戦艦に乗り込んじゃってるプラントの一番えらい人ギルさん。
この人、今週はおたおたしっぱなしでどーしようかと思ってたが、最後にまたうさんくさげな笑みを見せてくれましたねえ。やっぱり黒幕かね。
池田キャラだし、張ってくれ。存分に張ってくれ。
楽しみにしているよ!!

あと新キャラは、ガーティ・ルー組か。
ネオさん……やっぱどー考えてもあの人にしか。
あの声であの喋りであのMA。違うとか言ったら、人生そのものがパクリだろうとしかもう。
しかしマジであの人にしても、なぜあそこに……おまけに前より強くなっているような……ついでに、たった二年の間に不思議な三人組と交流して、一体なにが……。ナゾは深まるばかりだ。

今週はそんなもんでしょうか。
なんかキャラはいっぱいだし派手だったけど、話が全然進んでない=キャラ同士の絡みも会話もほとんど無いから、未来予想だの萌えだのは難しい。
そのあたりは、次回3話に期待でしょうか。
シンやレイもミネルバ戻ってくるだろうし、カガリやアスランとどんな会話をするのか、次回も待ち遠しい。わきわき。



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