日常戦闘記録  2,006年  3月




注 意
この 【日常戦闘記録】 は、本編に沿って書いてはいますが、現在の世情も反映していますので、放映当時には存在しなかったような物も出て来る事があります。 (例 : 携帯電話など)
パラレルワールド】 的に考えて頂けると良いかと思います。
ご了承下さいm(_ _)m

 嫁ぐ日 小介の日常戦闘記録
2006年 3月14日
 ランドセル 大作の日常戦闘記録
2006年 3月20日




嫁ぐ日  ◎小介の日常戦闘記録

 日本で独自に始まった “ホワイトデー” 。
 “バレンタインデー” にチョコレートを貰ったお返し、もしくは返事をする日。
 一般的にはキャンディー、マシュマロ、クッキーなどがお返しとなるのですが、世間一般では3倍返しだとか … 。
 食べ物のみ成らず、アクセサリーやバック、服といったモノ。 エスカレートスト宝石で返すというような … 。 最近の女性は、本当に強かです。

 僕達の場合、貰うのはちずるさんと知恵ちゃん。 百江おばさんにコネクションの女性職員。
 一般の見ず知らずの方からも届いたりしますけど、流石にお返ししようがないので、地球の平和を守る為に戦う事をお返しに買えさせて頂きましょう。  とはいえ、ちずるさんや知恵ちゃん、百江おばさん、コネクションの女性職員の方々くらいには、お返しします。
 職員の方々には詰め合わせで。 人数多いですし、1つ1つだと大変ですので。 ちずるさん、知恵ちゃん、百江おばさんくらいは個別に。
 「けど、気ィ遣うワ。 誰かさんのおかげでなぁ」
 「義理返しじゃけんど、キチンと選ばんと」
 そう、気を遣うんです。 ちずるさんの分は。
 余り豪勢になりすぎると … 豹馬さんが … ((((^_^;
 あからさまに … と言う事はありませんが、 『何となく面白くない』 って感じになるので … 。


 「やっと片付けられるわ … (-。-)」
 「もう、10日以上経っちまったな〜♪」
 リビングルームに来てみると、ちずるさんと豹馬さんが、雛人形を片付けています。
 普通なら雛祭りが終わったらすぐに片付けるモノですが、キャンベル星人の来襲やら何やらで、結局、しまうタイミングを逃しました。
 幸い、キャンベル星人の攻撃がリビングルームにまで及ばなかった為、雛人形達は無事でした。
 今は亡き、南原博士が愛孫のちずるさんの為に揃えた雛人形。 ちずるさんにとっては、南原博士の形見の一つでしょう。 無事と分かった時には、ちずるさんはホッとして喜んでいました。
 「お嫁に行けなくなっちゃったらどうするのよぉ(T_T)」
 ああ、雛人形って、しまうのが遅れると、嫁に行き遅れるって言うアレですね?
 ちずるさんなら引く手数多のような気がするんですけど … 。
 「急いで選んで変な男に当たるより、晩婚でもイイ男捕まえられりゃいいじゃねぇか」
 豹馬さん、良い事言いますね。 今では、結構晩婚化が進んでますし、急ぐ事有りませんよね?
 「まぁ、いざとなったら俺が …
 「え? 何か言った?」
 「べ、別に何でもねぇよ」
 「え〜、そうなの? そんな事ないように見えるけど … ねぇ、なんて言ったの?」
 豹馬さんの言葉は、ちずるさんには聞こえづらかったようですが、僕にはバッチリ聞こえてしまいました。
 豹馬さん、顔が赤いですよ。 その顔色からちずるさんも何かを察してるみたいですね。 しつこく聞いています。
 しまい終わった雛人形を地下シェルターの一般倉庫へ運ぶべく、豹馬さんがサッサと立ち上がり、雛人形入りの箱が乗る台車を押して歩き出します。 逃げる気ですね?
 「豹馬〜っ」
 ちずるさんも諦めていません。 そんなちずるさんに豹馬さんの足は速くなるし … あ〜ぁ。


 その後、どんな展開になったかは、2人だけのヒミツらしいです。




* 忍のつぶやき *
つぶやき  雛祭りに何もネタ浮かばなくて書けなかったから、今回絡ませちゃいました(^▽^;
 さて、将来を豹馬は予約したのでしょうか? ちずるは予約されたのでしょうか?(笑)



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ランドセル  ◎大作の日常戦闘記録

 食堂で、お茶してた時の事たい。
 ああ、オイ達専用の食堂じゃなか。 一般食堂の方たい。
 オイ達バトルチームは、リビングルームでお茶するのが日常。 食事も専用食堂があると。
 ばってん、たまには一般食堂でお茶したりする事もあるとよ。 コネクション職員の皆しゃんとの交流の場じゃけんのぉ。
 そうでもせんと、一定の人達としか交流が無かとよ。

 「うちの子は、この間卒業式だったんだ。 運良く休暇と重なって見に行く事が出来たよ。 写真とビデオもバッチリだ(^ ^)v」
 「へぇ〜。 ウチは今年から1年生だよ」
 「ウチもだ。 ここの所、毎日部屋でランドセルしょってるって話ですよ」
 職員達の疎開しちょる家族の話になったと。 お子さんが3月で卒業だの、4月から小学校じゃっちゅう話じゃ。
 懐かしかね〜。 そんな季節なんじゃのぉ。
 オイにもそんな次期あったと。 弟や妹もランドセルを喜んでしょったモンじゃ。
 「懐かしいわぁ。 あたしのランドセル、まだ取ってあるわよ。 中学の制服も」
 「俺のは … 誰が使ってるかな?」
 一瞬話が分からなかったけど、少しして理解したと。
 太陽学園は孤児を預かる施設。 恐らく、ランドセルや中学のカバン、制服みたいなモンは、卒業した子のを使える内は使い回しちょるんじゃろ。 聞く所に寄ると、豹馬しゃんのランドセルとかも誰かのお下がりらしいばい。

 「そーいや … 小介、お前はランドセルなんかしょったのか?」
 ふと、豹馬しゃんが思いついた疑問を小介しゃんに聞いたと。 周りのみんなも、 「ああ」 と合点がいったらしく、小介しゃんに視線を向けちょる。
 小介しゃんはアメリカの大学に留学する程の天才児。 正直、小学校なんか行かんでも済むくらいの頭脳の持ち主じゃけん。
 「一応は … 。 多分、実家の母が保管しているのではないかと … 」
 「行ったんか、小学校?」
 小介しゃんも一応小学校には入学したらしいたい。
 「ええ。 義務教育になってますから入学案内来ますし … でも、すぐ通わなくなりました」
 皆、深く頷く。 納得できるばい。 小介しゃんの頭脳なら小学校1年生の内容は … ((((^_^;
 「その後すぐ、アメリカ留学の話がまとまりましたので、ランドセルもしょった回数は、両手でも数えられるくらいだと思います」
 「もったいねぇ … ランドセル太陽学園に寄付しろ!」
 確かに、新品のランドセル10回もしょわんっちゅうのは勿体なか。
 「それは構いませんけど、カタチが一般のモノとはチョット違いますよ」
 何でも、小介しゃんの学区の小学校は、指定のランドセルがあり、それが一般に復旧しているランドセルと形が違うっちゅう事じゃ。
 ランドセルに色々種類があるっちゅうのは知らんかったと。
 「あ、そーゆーランドセルやと微妙やな。 ワイのランドセル、オカンが近所の子ぉにやってしもたんやけど … 余所から引っ越してきた子ぉでな。 前の学校が指定のランドセルやったんやて。 転入した学校で自分だけランドセルの形が違うっちゅう事で … 」
 「ひょっとしてイジメとかあったの?」
 「そこまではいかんかったらしいけど、子供が嫌がってたんやな。 その子のオカンとウチのオカンが結構仲良うなってその話聞いたんや。 で、卒業して使かわんようになったワイのランドセル残ってたさかい、やったんや」
 その子は、もう4・5年生で、今更新品も逆に恥ずかしいっちゅう事で、逆にお下がりの方が良かったんじゃね。
 そんな事もあるんじゃのぉ。 ずっと入学から卒業まで同じ学校じゃったし、ランドセルが指定されちょるっちゅう訳でも無かったけん、知らんかったと。


 戦争のおかげで、離れて暮らす子供の卒業式や入学式。
 コネクションに勤めちょる以上、出席は難しか。 一生に1度のささやかなイベントの一つ。
 早くキャンベル星人を何とかせんと … 思い出深い母校の校舎も無くなってしまうたい。
 改めて気合いが入れなおしたと。




* 忍のつぶやき *
 十三の話、私の実体験です。
 私のランドセルは、同じ社宅の子にあげました。 凄く喜んでくれたとか。



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