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豆まき大合戦 in コネクション ◎豹馬の日常戦闘記録
ガシャンッ。
銃にマガジンを装填する。 戦闘開始時刻が迫ってきた。
自分の装備を改めて点検する。 予備の豆も大丈夫。 途中で切れたら大変だから。
「何か、恒例になっちゃいましたね（笑）」
「エエやろ、別に。 ワイとしては、楽しいしなぁ♪」
「ま、楽しければ良か」
「今年は、あたしも参加するわよっ！」
そう、何だかんだで企画が持ち上がり、去年実現した 【豆まき合戦 《コネクションVer》 】 。
元々は … そう、十三が 「豆が連射できる “豆機関銃” 開発してもらおか？」 って言ったのが最初だったっけ？ 言った翌年、つまり去年、ソレが思いの外ノリノリの技術開発部の手によって作られ実現したんだ。
いや、あん時は話持ってったの俺だったけど、技術開発部がこんなにノッてくれるとは思わなかったぜ。
下手すりゃ 「ふざけるな」 って言われると思ったてのによ。 コネクションの人達は、妙な所でノリが良いから助かるぜ（笑）
で、今年も豆まき合戦が始まる訳だが、何と今年はトーナメントだ。
去年、俺達がやった豆まき合戦が周りに伝わり、真似してやり始めた連中が居て、更には同好会まで出来たらしい。 その同好会で本格的に競技化し、ルールも随分作ったようだ。 マメだな〜（笑）
今年は、その同好会の呼びかけもあって、去年バラバラにやってた連中が集まりチームを組んで、トーナメントをやる事になった。
俺達は、モチ、バトルチーム５人で参戦だ！ 優勝候補Ｎｏ．１。 普段はマシンに乗って戦ってるが、白兵戦だって訓練受けてない訳じゃないんだぜ。
更には、ウチのチームには凄腕のスナイパーだっているんだ。 今までの戦いの中で培ったチームワークもある。
急造チームになんかにゃ負けないぜ！
「結構参加チームおんなぁ」
「何と、女性のみのチームもいるそうですよ」
へーっ、勇ましい姉ちゃん達だ。 ちずるみたいのが他にもコネクションにいたとは … 。
コネクションは “未来研究所” だから、研究者が多い。 勿論、研究者以外の職員もいるけどさ。 なんとなく、頭脳系が多いように思ってたんだよな。 だから女性陣は “才女” って人達なんだろうと思ってたんだけど。
よくよく考えてりゃ、戦争の最中、一番の目標になるコネクションに未だ残ってるんだ。 並の女じゃねぇよな。
「ウチは混合チームになるとね」
だな。 男４人の女１人の男女混合チームだ。
しっかし、ココまでになるの大変だったみたいだぜ。
同好会がそのまま実行委員になって、参加チームを募ったが、参加者の勤務ローテーションとかもあるから調整が大変だったみたいだ。 おかげで、どうしてもローテーションの関係上参加できない奴も出てきちまって、そいつは泣く泣く諦め、チームの方は他のメンバーを捜したって話だ。
トーナメントが進み、いよいよ俺達の出番だ！
「《さぁ、お待ちかね！ 本命 “バトルチーム” の登場だっ！》」
なんと司会までいる。 つくづくコネクション職員達は娯楽に飢えてたんだなぁ … 確か、コネクション内にテレビ中継もされてるんだぜ。
豆まきがこんなイベントになるなんてな（笑）
「よぉし。 行くぜ、みんなっ」
「「「「おうっ」」」」
どんなチームが対戦相手でも、ぶっ潰すっ！
＊ 忍のつぶやき ＊
さぁ、豹馬達は優勝できたか否かっ？！（笑）
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