日常戦闘記録  2,005年  8月




注 意
この 【日常戦闘記録】 は、本編に沿って書いてはいますが、現在の世情も反映していますので、放映当時には存在しなかったような物も出て来る事があります。 (例 : 携帯電話など)
パラレルワールド】 的に考えて頂けると良いかと思います。
ご了承下さいm(_ _)m

 熱中症 ちずるの日常戦闘記録
2005年 8月 5日
 北海道の七夕 小介の日常戦闘記録
2005年 8月21日




熱中症  ◎ちずるの日常戦闘記録

 毎日暑いわねぇ。
 あたしみたいに髪が長いと、夏の暑さは結構辛いわ。
 何故かって、うなじと背中に、1枚余計に服を身につけているようなんですもの。
 と言う訳で、真夏になると、流石のあたしも髪をアップにするの。 ポニーテールにしてもうなじに髪が掛かるから、完全に髪を上げて止めちゃう事が多いわ。
 「いつも下ろしてっから、髪上げたちずるって、チョット新鮮だよな」
 「せやな〜。 髪上げんのも似合におうとるで」
 うふ。 ありがとv
 「ばってん、ほんに暑かね〜。 ヘルメットかぶると蒸れるばい( ̄゜ ̄;」
 バトルマシンに乗っている時やコネクション内にいる時は、空調が効いて適温になっているから良いけど、一歩外に出ると蒸し暑くてたまらない。
 いつもバトルマシンに乗っている事が多いあたし達だけど、たまにはバトルマシンから降りて調査する事もあるのよ。
 真冬だったり真夏だったりすると、結構辛いのよね。 特に夏!
 長袖、手袋、ブーツ、ヘルメット。 蒸れ蒸れ状態よ。
 まだあたしはスカートだからマシかしら? 男性陣は長ズボンだからもっと大変よ。 このことに関しては女の子で良かったって思うわ。

 「各地で、熱中症被害が出てますよね。 ここ数年、更に多くなった気がします」
 「やっぱ、地球温暖化のせいかいな?」
 「かも知れませんね」
 熱中症で亡くなったって言う人のニュース、ここ数年多いわよね。 あたし達も気を付けないと。
 「そういや、昔は “日射病” ってのは良く聞いたけど、 “熱中症” とどう違うんだ?」
 「そういえば … 。 オイも知りたか」
 そうね。 昔は良く “日射病” の方が取り上げられていたわよね。
 「 “日射病” って “熱中症” の一種なの。 またの名を “熱射病” 」
 読んで字のごとく、『熱に中(あた)る』という意味よ。 体の中と外の “暑さ” によって引き起こされる、様々な体の不調の事。 まぁ、これくらいは初歩だから最近じゃ常識よね。
 「気温が高かったり、激しい運動などで体内でたくさんの熱が発生することが原因でおこります。 ちずるさんも言ったように “日射病” は “熱中症” の一種で、炎天下にスポーツや激しい労働をして、大量の汗をかき、体の水分が足りなくなってしまった状態、つまり脱水症状を起こす事ですね。 こうなると血液の濃度が高くなってスムーズに流れにくくなり、体温調節をはじめとする、体のコントロールがうまく行かなくなるんです」
 そう。 夏の暑い盛りに激しい運動をすると、体は高くなった体温を冷やすために、たくさんの汗をかくわ。 あまりたくさんの汗をかいて、失った水分の補給をしてやらないと日射病になっちゃうというわけ。
 「ほな、熱にあたった事は、み〜んなひっくるめて、 “熱中症” と考えてエエ訳やな」
 「じゃ、呼び方が変わっただけみたいなモンか」
 そぉね。 そんな感じかも。

 「呼び方はともかく、僕達も気を付けませんと。 僕達が倒れたら、大変ですからね」
 そうそう。 予備隊話は消えちゃったし、あたし達の変わりは、今のところ居ないんだもの。
 「今の時期、外出時には飲み物を常時携帯。 スポーツドリンクが最適です。 喉が渇いたと感じた時点で既に脱水症状が出ていると思って下さい」
 中東の方へ行った人に聞いた話だと、 「のどが乾いてなくても、キチンと水を飲むようにっ!!」 って現地の人にしつこく注意を受けたそうよ。
 向こうは常時暑いから、日頃の心得の一つになってるのね。
 「げげ〜っ。 喉が渇いたと思ったら、もう脱水?! マジかよ〜( ̄▽ ̄;」
 「喉が渇かなくても、定期的に水分補給して下さいね」
 「 “熱中症” 侮りが足しやな…」
 ホントね。

 水分のみならず、普段の体調も影響するのよ。 それに暑い所に長時間いない事ね。 運動も時間を区切る事。
 服装も予防策の一つになるのよ。 帽子とか。 女性なら日傘ね。
 夏は、まだ先が長いんだもの、しっかり予防して乗り切りましょ。


 後日 … 。

 「えっ? ロペットが熱中症?!」
 「恋する事は知っとったけど、熱中症にもなるんかいな?!」
 「いえ、只単に屋外に長く居すぎて、ボディの中に熱が溜まってオーバーヒートしただけですよ」
 「ビックリしたわ〜( ̄▽ ̄;」
 「ほんに。 ばってん、ソレは “ロボット版熱中症” じゃね」
 「ええ。 しかも、タチの悪い事に、人間と違って金属のボディですから、体中さわれない程高温になってしまって、運ぶのが大変だったみたいですよ┐( ̄▽ ̄;)┌」

  … ロペットは、夏が終わるまで、陽が高い内の外出禁止ね( ̄_ ̄;




* 忍のつぶやき *
 おそらく、空調設備がないであろうケロットも、夏はサウナ状態になりそうだから、出動禁止かな?(笑)



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北海道の七夕  ◎小介の日常戦闘記録

 既に8月になりましたが、ふと七夕を思い出しました。
 何故かと言えば、僕の出身地、北海道では七夕を8月にやるからです。 北海道でも南の方や主要地区では本州同様7月にやる所もあるようですが … 。
 コレは何故かというと、旧暦と新暦の関係なんです。
 昔の七夕は旧暦の7月。 今使用している新暦で見ると、8月が旧暦7月になるんです。
 昔と同じ時期にやるか、新暦でも7月7日という日付にこだわるかと言う違いですね。
 だから、今の七夕は雨が多いんですよ。 昔の6月 … 梅雨の時期ですから。

 「と言う訳で、最初は七夕って8月だと思っていたんです」
 「へぇ〜(・△・)ノ"Ω 北海道は、旧暦を守っとるんやな」
 先月の七夕を思い出しながら、新たな七夕談義になりました。
 「もう一つ。 あの 『笹の葉サラサラ♪』 という歌が解りませんでした」
 「へ?」
 「何でや?」
 皆さん不思議そうな顔です。 そうでしょうね。 本州では当たり前の事だから … 。
 「七夕飾りって、笹にするじゃないですか?」
 「そうね」
 「北海道では、柳にするんです」
 「「「「ええ〜っ?!」」」」
 そんなに大声で驚かないで下さい。 うるさいですよ。
 「何で柳なんか。 どうゆう事だよ、小介ぇ?」
 不思議に思うのも無理有りませんね。
 「答えは簡単です。 北海道には笹が無いんです。 笹の北限を越えてるんですよ」
 そう、笹が無いんです。 仮に、自生していてもかなり背が低くなってしまい七夕飾りには使えないんです。
 と言う訳で、柳は笹の代用品なんですね。
 「まぁ、最近では商売をしている所だと、笹を取り寄せる事もあるようですが」
 「北海道は、独特じゃのぉ。 柳で七夕飾りなんて思いつかんかったばい」
 「でも、何で柳だったのかしらね? 他の樹木より竹に雰囲気が近いからかしら?」
 皆さん、柳の七夕飾りを見てみたい様子です。 とはいえ、僕も … そう、以前は興味有りませんでしたから、竹どころか柳にも七夕飾りをした事がなかったんですよね( ̄▽ ̄; 僕も見てみたいです。

 「独特と言えば、他にも有りますよ」
 実際、やった事がないとはいえ、知識だけはあるので披露しました。
 「何や、何や?」
 十三さん、身を乗り出しすぎです。 いくらイベント事の知識だからって … 。
 「北海道の七夕は、ハロウィンに近い物があります」
 「ハロウィン? あの子供が仮装して 『trick or treat』 って言って家々を回ってお菓子貰うアレよね?」
 七夕とハロウィン。 きっと、皆さんは全く繋がって無いでしょう。
 「北海道の七夕では、夜、子供達が何人かのグループとなり 『ローソク出〜せ〜、出〜せ〜よ〜、出〜さないと、かっちゃく(引っ掻く)ぞ〜♪』 と歌いつつ近所を練り歩くんです。 とにかく一件ずつ家のドアを巡ります。 家の前で歌われると大人はロウソクを何本か子供たちに渡さなければいけません。 昔は、ロウソクと一緒に、たまにお菓子や現金をくれる人もいたそうですが、現在ではロウソクは渡さず、お菓子を渡すのが主流のようです」
 ね? まさにハロウィンでしょ?
 「は〜 … そんな事やんのかよ。 北海道って、実は日本であって日本でないとか?」
 まぁ、豹馬さんの言う事も解らなくはありませんけど … 昔は “蝦夷地” とか呼ばれた “化外の地” でしたしね( ̄▽ ̄; 中国の影響を受けていたようですよ。 日本人(和人)が進出してきたのは鎌倉時代末期辺りではなかったでしょうか?
 「小介 … もちょっと詳しゅう教えてんか … 」

 「なぁ。 来年の七夕は、7月と8月、両方やらねぇか?」
 イベント事の知識の鬼(笑)十三さんが、僕に北海道の七夕について更に色々聞き始めたのを見て、豹馬さんが提案してきました。
 「あ、面白そうね」
 「金太や知恵ちゃんも喜びそうたい」
 確かに、ハロウィンみたいにお菓子貰えますしね。
 あ、僕も有効でしょうか? 年齢的には、まだ一桁ですし。
 「よっしゃ。 ほんなら … 」
 十三さん、来年に向けて知識を身につけようと、また僕に質問です。
 ホント、将来良い若旦那になりそうですよね。

 もしここで、 「実は北海道の節分は、 “落花生” を撒く」 と言ったら、また質問攻めになりそうですね((((^_^;




* 忍のつぶやき *
 凄い所だ、北海道!
 ちなみに、赤飯には “小豆” ではなくて “甘納豆” だそうです。 ご飯は食紅で着色。

 今回、参考にさせていただいたところは↓コチラです(^o^)
   北海道ぷっちがいど  習慣とジョーシキ → 1.自慢の北海道!伝統+行事編
   Kuri Kuri Kingdom  道語辞典 → タ行



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