日常戦闘記録  2,004年  9月




注 意
この 【日常戦闘記録】 は、本編に沿って書いてはいますが、現在の世情も反映していますので、放映当時には存在しなかったような物も出て来る事があります。 (例 : 携帯電話など)
パラレルワールド】 的に考えて頂けると良いかと思います。
ご了承下さいm(_ _)m

 月と火星 大作の日常戦闘記録
2004年 9月13日
 花火 豹馬の日常戦闘記録
2004年 9月27日




月と火星  ◎大作の日常戦闘記録

 十五夜の空を見上げてみて、思い出したばい。
 あれは去年の9月の事。
 今年は、何万年に一度っちゅう、火星の大接近があっちゅう事で、普段は何気なく見ちょる空も、真剣に見るようになったばい。 何万年も昔の人は、どぎゃん気持ちでこの空ば見上げちょったんじゃろ?

 「月との大接近の時は、月のすぐ近くに火星が見えますけど、どうせなら十五夜と重なれば良かったですね」
 地球に大接近した後、月との大接近があったんじゃけど、惜しか事に、十五夜の数日前。 ソレを小介しゃんが、残念そうに話しちょった。
 「十五夜のまん丸お月様と、数万年に一度という大接近の火星 … 。 ロマンチックv」
 乙女モードに突入のちずるしゃん。 隣の豹馬しゃんに何か期待しちょるっぽく見えるたい。 ばってん、あの照れ屋の豹馬しゃんじゃ … ちずるしゃんも気の毒じゃね。
 オイじゃったら … 駄目たい。 オイでも恥ずかしか。 そう言う事を一番やる可能性があるのは、十三しゃんかのぉ?

 「まぁ、十五夜の時に大接近じゃねぇけど、十五夜の数日前なんだろ? だったら、月はほとんどまん丸じゃねぇか。 気分的には十五夜と火星に浸れるぜ」
 「ま、そやな。 どんな感じになるやろな?」
 「月のすぐ近くに、ポツンと小さい普通の星があるような感じでしょうか? 普段見ている星よりは多少大きめで明るいでしょうけど」
 「月と火星のランデヴータイムは、いつ頃かしら?」
 皆しゃん、すっかり火星と月のツーショットに気持ちが行ってるたい。
 コネクションには、一般家庭よりはよく見える望遠鏡 … っちゅうか、望遠装置があると、拡大して月と火星を見る事はできるたい。 ばってん、専門的な天文台とは違うけん、有る程度までしか拡大はできんばい。 鮮明さも、天文台の望遠鏡には適わんばい。
 望遠鏡で、拡大してみるのも良か。 ばってん、肉眼で見えるっちゅう事じゃし、ココは、肉眼で見ちょことうと、オイは思ったと。 そいで、コネクションの外へ。 ばってん、少しでも高い所が良かと思って、発進塔の上に出てみたと。
 月の近くにポツリと見える火星。 次に同じように見えるのは、数万年の時を待たんといかんばい。 気の遠くなるような時間じゃね。
 こげなラッキーは、そうはなか。 じゃけん、今はこの世紀の大接近ば楽しもうと思ったばい。


 そぎゃん去年のコトば思い出しつつ、今は火星が遠く離れてしもうた月ば見上げた。
 今回程の接近じゃ無い接近なら、十数年に一度来るっちゅう話じゃけど … どんな違いがあるんじゃろ?




* 忍のつぶやき *
 ネタが古いぞ、自分!(笑)
 皆さんは、見ました?
 私は会社帰りに空を見上げました。
 ホントは、その時期にUPしたかったんですけど、つい … ((((^_^; それで、過去形。
 前回も思いましたけど、自分は季節ネタに対応するのが遅い(^▽^;



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花火  ◎豹馬の日常戦闘記録 ◎豹馬の日常戦闘記録

 「「花火やろ〜っ♪」」
 「ぐぇっ」
 リビングのソファでくつろいでいると、金太と知恵が、いきなり後ろから飛びついてきた。
 「ねぇ、花火〜っ」
 「やろやろ〜っ」
 二人は、両手に家庭用花火をたくさん持っていた。
 「なんや、それ? どないしたんや?」
 「買い込んで、そのままだったのかよ?」
 『やろうと思って買い込んだが、やらずじまいだった』 なんてパターン、あるよな。
 十三を始め、他のメンバーもその花火をまじまじと見てる。
 一応、もう夏は終わり。 カレンダーは晩夏を抜けて秋に突入しようってトコだ。 今になって “花火” なんて言われたら 「今頃?」 って、思うよなぁ。
 最も、今になっても、残暑が結構ありやがるから、あまり “秋” って感じがしねぇけどよ。

 でも、コレ、バレたらヤバいぞ。
 コネクション内では、火薬の取り扱いや管理は、厳重にされてんだ。 例え家庭用花火といえど、火薬を使用している物だからなぁ。
 「まぁね〜。 父ちゃん、母ちゃんと一緒に結構やったんだけど、それでも使い切らなくてさぁ(^▽^;」
 「そーそー。 でも、やった次の日には、買い足してたからぁ(笑)」
 「それで結局、使い切らなかったんだ〜(笑)」
 笑いながら顔を見合わせる金太と知恵。 そりゃぁなぁ、やっては買って、やっては買ってを繰り返しゃぁ、無くならねぇよなぁ(笑)
 「でね、来年まで取っておこうとも思ったんだけど、湿気ちゃうからって、父ちゃんが言うから」
 「使い切ろうと思ってね アタイ達だけだと、大変だから、豹馬さん達も一緒にって思って♪」
 俺たちゃ、後始末屋か? まぁ、ヘンな後始末じゃねぇから良いけどよ。 花火は俺も嫌いじゃねぇし。
 「いいわねぇ、あたしやりたいわ。 家庭用の花火なんて、何年ぶりかしら? 小さい頃は、お爺ちゃんとやったりもしたのよ」
 ちずるが、知恵から一つ花火の包みを早速受け取ってる。
 「へ〜、南原博士が? 何か、以外だぜ」
 「ホンマや。 そないなイメージが、あらへんからなぁ」
 十三も俺と同意見のようらしい。
 「たまにね。 一夏に1〜2回くらいは、付き合ってくれたのよ」
 「オイは、去年まではウチでやっとったとよ。 弟や妹たちと一緒に」
 大作は家族を思い出しているらしい。 そーいや、こいつン家には兄妹いたな。
 俺もここ数年やってねぇや。 太陽学園にいた頃は、毎年やってたんだけどな。

 「…これ、どのようにやるんですか?」
 「?!」
 家庭用花火と言えば、子供の頃に誰しもやる物。 やり方を知らない人間がいるって思った事がなかった … 、そーだよ、ココには例外がいやがったんだ。
 年齢的には一番ガキのクセして、下手な大人なんかより、ず〜っと頭が良い。 その反面、たまに一般的な知識がポロッと無かったりしやがんの。
 「 … やっぱり、 『興味がなかった』 かよ、小介ぇ?」
 「 … はい(^_^;」
 「 “餅つき” や、 “豆まき” の時にも、そないな事言うとったなぁ」
 「と言う事は、初・家庭用花火かしら?」
 「ですね(^▽^;」
 小介の親父さんも “研究の虫” だしなぁ。 お袋さんは、寂しかったろうなぁ … 旦那はともかく、子供までコレじゃぁ。 同情するぜ。
 そこで、ふと思いつく。
 「小介ぇ … まさかとは思うが 『 “打ち上げ花火” も見た事無い』 とかは、言わねぇよな?」
 「いや〜、さすがに “打ち上げ花火” は見た事有りますよ。 と言っても、記憶に新しいのは留学先のアメリカの物で、日本の物は大分昔の記憶なのですけど … 」
 ホント、子供らしからぬ生活していたよな、コイツ。
 よしっ! また一つ、俺達で標準の子供の遊びを教えてやるぜ! ちったぁ、日本の “世間” って物を知れっ!

 暗くなるのを待って、花火大会。
 ただ持って眺めるだけじゃなく、棒付きのは地面にさして並べてみたり、2〜3本まとめたのを両手に持って走り回ってみたり。
 金太や知恵と調子に乗ってやっていたら、ちずるに説教されちまったぜ( ̄▽ ̄;
 小介が普通の子供の顔して楽しそうだったから、ま、いっか。

 「来年は、打ち上げも一緒に見に行こうぜ。 日本のは色取り取りで、形も凝ってるぜ」
 「はい、ぜひっ♪」
 来年の夏の予定が、一つ決定だぜ。




* 忍のつぶやき *
 だから、季節終わってるって、自分(笑)
 しかし、なかなか暑いのが抜けなかった物ですから(^▽^;
 私も家庭用の花火、やらなくなって久しいです。 小学生くらいまでかな、やっていたのは?
 最初は華やかなのですが、最後はいつも線香花火になって、しんみりとなっちゃって。 あ〜、懐かしいなぁ。

 皆さん、家庭用花火をやる時には、火に気を付け、バケツに水を用意しましょう。
 で、終わったら、ゴミはキチンと片付けてねv



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