日常戦闘記録  2,004年  5月




注 意
この 【日常戦闘記録】 は、本編に沿って書いてはいますが、現在の世情も反映していますので、放映当時には存在しなかったような物も出て来る事があります。 (例 : 携帯電話など)
パラレルワールド】 的に考えて頂けると良いかと思います。
ご了承下さいm(_ _)m

 鯉のぼり・イベント 小介の日常戦闘記録
2004年 5月 3日
 鯉のぼり・コネクション 豹馬の日常戦闘記録
2004年 5月 5日




鯉のぼり・イベント  ◎小介の日常戦闘記録


 「うっわ〜!(*o*)!」
 ソレは壮観な光景でした。
 いつもの如く、偵察に出た時のことでした。 眼下に、鯉のぼりがたくさん泳いでいたんです。
 「あれ、鯉のぼりだよな?」
 「ひゃ〜、偉いぎょうさん泳いどるなぁ」
 「すごかね〜。 何匹おるんじゃろ?」
 「ホントに川を泳いでるみたいね」
 他の皆さんも驚いていました。
 山から川を挟んで地上まで、何本もワイヤーが張ってあるようで、そのワイヤーに、大小の鯉のぼりが何匹も連れられて、雄大に空を泳いでいます。
 川と河原をまたいでいるので、上空から見ると、鯉のぼりがホントに川で泳いでいるような錯覚の襲われます。 もっとも、山の部分でも鯉のぼりが泳いでいるんですけどね。 その部分を無視さえすれば、ホントにそう見えるんです。
 山で泳いでいる鯉のぼりは、釣られてしまって地面でピチピチ跳ねているモノにも見えますが。


 「しっかし、ホンマに何匹おるんやろなぁ? 何十匹じゃ、きかへんで?」
 「ところで、ココ、どこら辺だ? よぉ、小介ぇ」
 豹馬さん、自分で調べましょうよ(^_^; ジェットにも、それぐらいの機能はありますよ。 いくら僕のクラフトが、そう言う専門だからって … 。
 と言いながらも、調べてしまうんですけど。
 「え〜っと … 群馬県 多野郡 神流町 万場タノグン カンナマチ マンバ。 あの川は “神流川カンナガワ ” ですね」
 「あ、そう言えば、テレビか何かで見た事があるわ、こういう光景。 ココのヤツだったのかしら?」
 ちずるさんが思い出したように言いました。 そう言えば、僕も見たような気が … 。 これだけのモノなら、話題になって当然でしょうしね。


 「金太や知恵にも見せてやりてぇな」
 「そやな。 喜びそうや。 けど、群馬県までワイらが連れてくる事はできひんなぁ … 」
 「バトルマシンに乗せてくる訳にもいかないものね」
 確かに、金太君や知恵ちゃんに見せたら、大喜びしそうです。
 しかし、今の僕たちの立場では、遠出は無理ですからね。
 よく見ると、風の影響なのか、ワイヤーに絡んでしまって、ちゃんと泳げていない鯉のぼりもいます。 可愛そうに。
 でも、アレでは、直してあげる事は困難ですね。
 取りあえず、金太君と知恵ちゃんには、写真を撮って見せてあげようという事になり、僕が撮影して、そのままコネクションに戻りました。


 思った通り、コネクションに戻ってから、撮影したモノをプリントアウトして金太君と知恵ちゃんに見せたら、随分うらやましがられました。
 「ねぇ、コレって、来年もやるのかなぁ?」
 ふと、知恵ちゃんが言ったので、チョット調べてみました。
 どうやら、毎年やっているみたいですね。
  “鯉のぼり祭り” と言って、あの河原で色々なショーやパフォーマンス、ゲームなどをやるようです。
 鯉のぼりの数は、約800匹。 壮大に見えるはずですね。
 鯉のぼりはゴールデンウィーク前から吊してるみたいです。 祭りは5月に入ってからですね。
 「じゃ、来年はキャンベル星人もいないだろうから、みんなで行こうよ!」
 知恵ちゃんがはしゃいで、もう来年に気分を飛ばしてるみたいでした。
 そうですね。 平和になって、何も気にしないで外出できるようになったら … いっぱい、色々な所に行きましょうね。




* 忍のつぶやき *
 ちょいとこの間、行ってきたんです。
 ゴールデンウィーク前なので、鯉のぼりが泳いでいるだけでしたが、鯉のぼりを見に来た観光客もチラホラいましたよ。
 出店の用意やステージなどが組んであり、お祭り準備万端でした。 出店の一部は営業して、焼きそばとか売ってましたよ。
 コレ見た時に、 「上空から見たら凄いだろうな〜」 と思ったのがキッカケで、ネタにしてしまいました(^▽^;
 お祭り開催は5月3日〜5月5日までのようです。
 詳しくはコチラ↓へ
 神流町公式HP
 観光情報「かんな歳時記」で、鯉のぼり祭りの詳細が見られます。



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鯉のぼり・コネクション  ◎豹馬の日常戦闘記録

 「屋根よ〜り〜ひ〜く〜い、鯉〜の〜ぼぉり〜♪」
 「 『屋根より高い』 やろ?」
 「い〜んだよ、 『低い』 で。 コネクションの屋根(?)より高く上げる事なんざ、できねぇんだからよ」
 「確かにねぇ(^▽^; 一般の一戸建てなら 『屋根より高い』 にできるかも知れないけど、コネクションじゃ無理ね」
 コネクションの敷地の一角に、一週間くらい前から “鯉のぼり” をあげるポールが建てられた。
 今日は、5月5日、 “子供の日” 。  “子供の日” といやぁ、 “鯉のぼり” “五月人形” “菖蒲湯” だよな!
 今日は風呂が楽しみだぜ♪

 「オイも、飾って貰ったばい。 本当は、“五月人形” も “鯉のぼり” も、一人一つずつらしか。 ばってん、経済的に余裕無かけん、人形は弟と共同、鯉のぼりは、弟の分を一匹だけ加えて残り共同じゃった」
 「兄弟が多いと、どうしても共同になってしまいますよね。 女の子の場合も、 “雛人形” は、本来、一人一つずつでしょう?」
 「そやそや。 けどなぁ、よっぽどの金持ちの家や無いと、一人一つずつは無理やしなぁ」
 だよな〜。 “鯉のぼり” も “五月人形” も、ましてや “雛人形” なんてのは、安くねぇからなぁ。
 しかも、今時の住宅事情じゃ、 『買っても飾れない』 な〜んて事もあり得るもんな。
 「団地とかアパート ・ マンションなんてトコに住んでちゃ、 “鯉のぼり” は玩具みたいなのをベランダに飾るくらいしかできねぇだろ。 デカイの近所迷惑になって無理だし。  “五月人形” くらいならともかく、 “鎧” とか “雛人形” の段飾りになってるヤツは、飾るのもしまうのも一苦労だろ? スペースがあるかどうか … 」
 「そやな〜。 特に “雛人形” は大変やぁ。 人形がぎょうさんあるし、他の飾りもあるし、何より、あの雛壇がなぁ」
 最近は、そう言う家庭用に、男雛と女雛だけのモノや、小さいタイプとかもあるらしいがな。
 オレは、太陽学園にいたから、そう言うタイプのモノさえ、縁がなかった。 まぁ、最近の太陽学園には、 “雛人形” 同様、 “五月人形” や “鯉のぼり” も寄付されたモノがあるんだけどよ。

 「家にも “五月人形” はありましたけど、鯉のぼりはありませんでしたね」
 「あら、小介君の実家って、十分に鯉のぼりをたてるスペース有ったように思うけど?」
 ちずるが以外そうな目を向けた。 それはオレも同感。 阿寒湖のほとりだったよな、小介の実家って? 以前一回、ドレイ獣に襲われた事があって、行ったが、周りに他の民家が無かったしなぁ。
 「いえ、昔はあったようなんですけど、強風で飛ばされて、阿寒湖に逃げた(笑)そうです。 買い直すにもお金かかりますし、ましてや阿寒湖の中を探す事もできませんしね(^▽^;」
 「釣ったら、案外かかるかも知れねぇぜ(笑)」
 「エサは柏餅かいな?(笑)」
 「ちまきでも良かね(笑)」
 オレのチョットした冗談に、十三と大作がノッたモノだから、みんなで笑っちまったぜ。

 「ばってん、何で “鯉” なんじゃろ? 男の子の成長を祈るっちゅうなら、もっと強そうなモノとかが良くなかね?」
 ひとしきり、笑いが収まったトコで、大作が言った。 まぁ、確かにそうだな。
 「そないな知識なら、任しとき〜!(^o^)/ 」
 すかさず挙手する人物有り。 出たな、旅館の一人息子。
  “雛人形” の時もそうだったが、やっぱりこの手の知識は、客商売の必須項目かよ。
 「鯉はなぁ、潔いえぇ姿かたちとともに、めっちゃ生命力の強い魚やねん。  “鯉のぼり” は、黄河の急流をさかのぼって、龍門の滝を登りきった鯉は、龍になって昇天するっちゅう中国の伝説にちなんどんのや。 ちなみに “登竜門” っちゅう言葉の由来でもあるで」
 「へぇ〜(・△・)ノ"Ω 12へぇ(笑)」
 「ああ、 “鯉の滝登り” が元なんですね。 良く掛け軸なんかにも描かれたりするし、縁起が良いモノなんですね」
 「どないな試練にも耐えて立派な人になるようにと、子どもの出世を祈るために立てられるっちゅうモンなんや。 あと、外に建てるのぼりは、元々は天の神様に降りてきていただく目印だったて言われとんのやと」

 十三の豆知識を聞いてたら、金太と知恵が、木兵衛さんが柏餅とちまきを作ったからと呼びに来た。
 じゃ、続きは中でと言う事になって、リビングでおやつタイム。
 柏餅頬張りつつ、今度は “菖蒲湯” について話し始める十三に、みんなで耳を傾ける。
 将来、良い旅館の若旦那になれそうだぜ(笑)




* 忍のつぶやき *
 最近、季節ネタばかりだな〜(^_^;
 いやぁ、ウチには男兄弟いないので、全く縁がなかったのですが、家の二階の窓から見える家は、毎年 “鯉のぼり” をあげていたんですよ。
 それを思い出しましてね〜。
 まぁ、色々な由来については、こちらをご参照下さい→ 社団法人日本人形協会




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