日常戦闘記録 1月

　新年、あけましておめでとうございますm(_ _)m

　ああ、もう一年経ってしまったんですね。　月日が経つのは早いものです。
　キャンベル星人との戦闘も、日々激化していきますが、大作さんのような根性で、乗りきりますっ！

　キャンベル星人を常に警戒しているコネクションは、正月ムードとは無縁 … と言う事はなくて、やっぱりココは日本ですので、それなりに新年を祝います。
　ピリピリしすぎというのも、人間良くありません。　正月に限らず、他の行事などもココでは良くやっていますしね。
　入り口には特大門松。　しめ縄飾りも、ちゃんと飾っています。
　年末には餅つき大会をして、伸し餅やお供えの鏡餅も作りました。
　「コネクションでは、毎年恒例なのよ」
　「太陽学園でも、餅つきはやったな」
　「ワイんトコでも、餅つきは必須やったワ。　年末についた餅を正月に客に振る舞うんや」
　「オイのトコでも、親戚総出でやったばい。　つきたての餅に餡やきな粉ばつけて食べたもんばい」
　皆さん、結構やったみたいですね。　でも、僕は … 。
　「そーいや、小介ん家じゃ、どうだったんだ？」
　ふと、豹馬さんが話題を振ってきました。　実は … 。
　「 … いえ、僕は、恥ずかしながら餅つきって初めてです」
　「初めてやてぇ？！」
　十三さんが、ずいぶんとビックリして僕を見ました。　そんなに驚く事でしょうか？
　「うちの父は、 “研究の虫” ですから(＾▽＾；　母と僕では、餅つきは … ちょっと。　それに正直言って、僕も以前は、あまり興味有りませんでしたから」
　「お前、結構つまんねぇ正月過ごしてたんだな … 」
　確かに、今思えば豹馬さんの言う通り、つまらない正月だったのでしょうね。　しかし、当時そんな事は、ちっとも考えませんでした。　勉強と研究に明け暮れてましたからね。
　「でも、無理ねぇかも知れませんぜ。　最近は、核家族化が進んで、杵（キネ）や臼（ウス）なんてモンも家庭にはありやせんからねぇ。　一般的には、地域のイベントくらいでしかやらねぇみてぇだ」
　僕たちの会話を聞き、お雑煮を持ってきてくれた木兵衛さんが会話に入ってきました。
　そう言えば、僕の実家の近所でも餅つきをしている所を見た事がありませんし、しているという話も聞いた事がありません。　僕がその事をみんなに話すと。
　「そんなモノなの？　コネクションでは毎年やってたから、お餅つきって普通だと思ってたわ」
　「ワイもや。　ウチの旅館じゃ必須！　ワイも毎年手伝うてたしなぁ」
　「オイのトコは、杵と臼が共用で、親戚が毎年持ち回りでやるとよ。　去年はお虎おばしゃんの家の庭でやったばい」
　どうやら、ココに集まった皆さんが、特殊な人ばかり集まったみたいですね（笑）
　「あ、そういえば … 俺、両親が生きてた頃は、やった事がなかった … 」
　豹馬さんが考え込みながら言いました。
　「ホンマか？」
　「とは言っても、物心ついて間もなくに両親が死んじまったからな。　確かな事は言えねぇけど、憶えてる限りじゃ、両親と餅つきってのは覚えがねぇな」
　「太陽学園じゃぁ、子供達の為にイベント事は積極的にやるんじゃないですかい？　施設ってのは、そこにいる人達を少しでも慰めたり楽しませたりしようとしやすからね」
　木兵衛さんの言葉に、皆さんハッとしました。　確かに、太陽学園は孤児を預かる施設。　両親がいない分、寂しい思いをしないようにと色々考えるはず。
　「あっしは、 “ぼらんちあ（ボランティア）” で、あちこちの施設のイベントで料理作った事ありやすからね。　前から施設ってのはイベントが多いって思ってたんでさぁ」
　「そういやそうだ。　正月、豆まき、ひな祭り、花見、こどもの日、花火大会、月見、クリスマス。　他にも色々、誕生会とかもやったぜ … 」
　豹馬さんは、懐かしそうに太陽学園でのイベントを思い出しているようでした。

　その後、木兵衛さんのお雑煮をいただきながら、自分の所ではどんなイベントをやったのやらないのと、話に花が咲きました。
　もっとも、僕の家ではイベントなんて、僕の誕生日くらいでしたけどね。
　でも、去年はコネクションに来たおかげで、色々なイベントを経験させて頂きました。　今まで興味の無かった事ですが、思いの外、楽しいひとときを過ごせたので、今までやらなかったのが悔しいくらいです。
　戦いが終わってココを出る日が来ても、きっと忘れないでしょう。
　そして、いつか僕自身がイベントを企画してみたいモノですね。