日常戦闘記録  2,003年  6月




注 意
この 【日常戦闘記録】 は、現在の世情も反映していますので、放映当時には存在しなかったような物も出て来る事があります。 (例 : 携帯電話など)
ご了承下さいm(_ _)m

 曇り空 豹馬の日常戦闘記録
2003年 6月22日
 父の日 十三の日常戦闘記録
2003年 6月23日
 父の日パーティ 小介の日常戦闘記録
2003年 6月24日
 高温多湿 大作の日常戦闘記録
2003年 6月29日





曇り空  ◎豹馬の日常戦闘記録

 朝、起きてみると、どんよりと曇っていやがった。
 ちぇっ、天気が悪いと気分もすっきりしねぇ。
 ガキの頃、ミッション系の施設にいたせいか、早寝早起きの習慣がついてる。 おかげで、決められてる起床時間より早く起きちまう。 いつまでも惰眠をむさぼれる十三が羨ましいぜ。
 サッサと着替えて、朝のひとっ走り。 晴れた日ならスッキリして一日を気分良く迎えられるんだが、今日の天気じゃぁなぁ…。
 走りながら考える。 今日の訓練メニュー、何だったかな? おっちゃんのコトだから、逆にこの天気を利用した訓練メニューに変更になったりしてな。 「いかなる状況下でも対応できないといかん!」 とか言ってな。

 朝のひとっ走りから帰ってくると、十三のヤツが、やっと起きてきたトコだった。
 「ああ、豹馬 … おはようさん 」
 「はよっ。 相変わらず寝汚ねぇヤツだなぁ。 ホントに旅館の息子かよ? 旅館って、朝が早いんじゃねぇの?」
 「ほっとき … 朝が早いんは、女将や仲居、厨房の連中や。 ワイは、ええのや」
 「ホントかよ … ?」
 疑問を持ちつつも、ホントのところは分からねぇから、そこで打ち切った。
 俺としては珍しい。 結構、十三とはくだらない事で言い合いになるんだが、今日は気分が乗らねぇ。
 珍しいと思ったのは十三も同じだったらしい。 少しビックリしたように目を見開いて、聞いてくる。
 「何やぁ? いつもやったら、もっと突っ込んで来るヤツが、今日は大人しなぁ? なんぞ、変なモンでも拾い食いしたんか?」
 このヤロ … いくら俺でも、『拾い食い』 はしねぇぞ!
 「俺だって、気分の乗らねぇ時ってのがあんだよ」

 こんなアホは、放っておいて、サッサと飯に行こう。
 木兵衛さん、今日のメニューは … ゲテモノじゃない事を祈ろう … 。




* 忍のつぶやき *
 始めちゃいましたよ、くだらない事(^▽^;
 あ、この戦闘記録の更新は不定期です。
 彼らにも “日常” が有るんだから、それを 『小説』 とまでは行かずとも、 『日記』 か 『手記』 風にできないかと思ったんですよ。
 まぁ、ハッキリ言って、あちこち波乗りしてて見つけた有るサイトのコーナーのパクリなんですけどね(^▽^;
 ほとんどが、私が体験しした事とかが反映してます。 それをバトルチーム風にアレンジって感じでしょうか?
 さてさて、ネタがどこまで続くのやらか … ((((^_^;



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父の日  ◎十三の日常戦闘記録

 「なぁ、【父の日】 って、どーする?」
 突然の豹馬の一言に、目ぇパチクリさせてしもたわ。
 豹馬の口から 【父の日】 っちゅう言葉が出てくるとは思わんかった。
 こんなコト言うたら何やけど、豹馬の父親は、五歳の時に母親共々事故で亡くなっとる。 もう、十年も前の話や。
 そんな豹馬に 【父の日】 は、この十年間、無縁の物やったハズや。 それに、家族関係の話は触れるのを嫌がる質。
 それが、何で? ワイらに気ぃつことるのやろか?
 「豹馬さん … ひょっとして、僕たちに気を遣ってくださってるんですか? でしたら … 」
 一番早く立ち直った小介が、遠慮がちに言うた。
 「ば〜か。 んな、他人の親にまで気ぃ使えるかよ。 … その、おっちゃんに … さ」
 「おっちゃん〜?!」
 何かと思えば、四ッ谷博士のコトかいな。 って、四ッ谷博士は、ワイらにとって 『お父さん』 って、年やないやろ? 何せ、ちずるの祖父・南原博士の同級生やで? 『お父さん』 やのうて 『おじいちゃん』 やろ?
 バトルチームで一番年上のワイから見たかて、やっぱり 『おじいちゃん』 や。 【敬老の日】 やったら分かるけど … まぁ、そっちは、おっちゃんの方が拒否しそうやな(笑)
 そんな事を豹馬に言うたら 「んなのは、分かってる!」 て言うたあと、真剣な顔して
 「でもよぉ、ここ、南原コネクションでは、おっちゃんが俺たちの親代わりみたいな物だろ? 年は関係なしに」
 なーるほど。 確かに。
 特に親のいない豹馬は、真剣に叱ってくれたり、可愛がってくれたりするおっちゃんに懐いとる。 こんな事を言い出すっちゅうコトは、一応、「普段は面倒かけとるなぁ」 って思っとんなやな
 ちょっとは可愛いトコあるやん。
 「それもそうよね。 私たち、ずいぶん面倒かけてるわ。 コネクションの所長としても、保護者代理としても …」
 「ばってん、どんなコトしたら良かじゃろ?」
 「オーソドックスなのは、プレゼントですけど … 四ッ谷博士が欲しがりそうな物と言えば、一つしかありませんよね?(笑)」
 豹馬の言葉に、その気になってきたワイらは自然と相談を始めた。
 無類の酒好きの四ッ谷博士。 「プレゼントに何が欲しい?」 と聞けば、十中八九 「酒!」 ちゅう答えが返ってくるのは分かっとる(笑)
 けど … いくら本人が欲しがってるっちゅうても、そのままストレートに 『酒』 じゃ、芸がないなぁ。
 「サラリーマンのお父さんとかなら、『ネクタイ』 とか 『ネクタイピン』 『カフス』 とか考えられるんだけど …」
 「あとは 『ハンカチ』 『靴下』 、普段着る 『ポロシャツ』 などでしょうか?」
 「小さい頃は、『似顔絵』 描いたりしたもんばい」
 「俺らの年で、『似顔絵』 はなぁ(苦笑) 金太や知恵ならともかく … 」
 話がまとまらず、その後、コネクションの所員達に、こっそり助言を求めて歩くワイらの姿があった。




* 忍のつぶやき *
 「 【父の日】 って、大分前じゃん!」 というツッコミはごもっともなんですが((((^_^;
 【父の日】 というか、男性に贈るプレゼントって、悩みます。
 会社のウチの課では、それぞれ社員の誕生日、女子社員に男子社員一同から、男子社員に女子社員一同から、軽くプレゼントするんですけど … 男性陣から花束なんてのは良くありますが … 男性社員に花束は … 。
 ネクタイなどは、好みとか有るし。
 今回の 【父の日】 ネタは、それを反映しまくってます(^▽^;



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父の日パーティ  ◎小介の日常戦闘記録

 豹馬さんの一言から始まった 【父の日】 騒動。
 その後、どうなったかというと … (^▽^;

 「じゃ、それでいいわよね?」
 「まぁ、無難でょう」
 「ほな、料理とかは … ?」
 「その道のプロに、相談してみるか?」
 結局、僕達だけでは話がまとまらず、コネクションの所員達にコッソリと助言を求め、その後、なんだかんだと更に話し合い、結局、プレゼントではなく、「ささやかに 【父の日パーティ】 でも」 というコトになりました。
 「考えたら、物を送っても攻撃された時に壊れたり燃えたりする可能性あるモンな」
 という、豹馬さんの一言で 『物』 をプレゼントするのではなく、『記憶』 をプレゼントする事になったんです。 それが 【父の日パーティ】 なんですね。
 僕達も、コネクションに実家から持ち込んだ物がありましたが、攻撃された際、壊れたり燃えたりして悔しい思いをしましたからね。 それを考えれば、『記憶』 ならば本人が生きている限り残りますからね。

 「偉いっ! ウチのガキどもにも見習わせてぇっ。 さすがはバトルチームの皆さん! この一木木兵衛、全面的に協力させてもらいまさぁ!! どーんっと、任せておくんなせぇっ」
 「父ちゃんっ、男らしくて格好いいねぇっ」
 パーティ用の料理の件で、改めて相談に行った食堂の一木夫妻が話に乗ってくれて、協力してくれました …が、それがいけなかったかもしれません(^_^;
 悪気はないのでしょうけど、やはり … と言いましょうか、木兵衛さんに百恵さん、更に当然と言いますか、金太くんに知恵ちゃんも入り乱れてのパーティになってしまったコトは、いうまでもありません …(苦笑)
 まぁ、博士には、それなりに楽しんでもらえたようなのですが、お約束もありました(苦笑)

 ビーッ、ビーッ!

 「警報?!」
 「かーっ、こないな時にっ」
 キャンベル星人に、「こっちの都合を考えろ」 と言っても無駄なのは分かり切った事ですが、ホントに、こちらのタイミングを見計らったように攻撃を仕掛けてくるのは … やはり、コネクション内に盗聴器やカメラの類が仕掛けられているのか、はたまた、スパイがいるのか … 。
 コネクションの所員達は、厳しい身元調査等がされているので、スパイと考えるのは … スパイがいるとしたら、本人とすり替わってるのか、洗脳でもされているのかもしれませんね。

 戦闘後なんですが、 【父の日パーティ】 どころではなくなってしまい、自然解散になってしまいました。
 博士 … 申し訳ありません (((((-_-;




* 忍のつぶやき *
 コネクションって、何回、全壊したんだろ?
 そんな事を考えると、やはり 『物』 より 『思い出』 かな? と



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高温多湿  ◎大作の日常戦闘記録

 季節の変わり目っちゅう事もあるんじゃろうけど、天気と気温が安定せん日が続くばい。
 特に、ここ数日は湿気が高か。 外はムアッとして、堪らなんばい。
 コネクションの中は、完全に冷暖房がコントロールされとるけん、寒いとか暑いとかは無か。 ばってん、季節感が無かね。
 この間、攻撃で空調が壊れた時には、嫌でも季節感を感じる事になったんじゃけど(笑)

 いつもの如く、キャンベル星人の襲撃があって、コネクションも相当な被害が出たとよ。
 その中の一つが空調設備。 冷暖房や除湿ができなくなったんじゃけど … 自分の体がコネクションの設備にシッカリ慣らされたっちゅう事を自覚したばい。
 冷暖房・除湿がされてないコネクションで過ごすのが、なかなか辛かったばい。 今の季節は、湿気じゃね。
 「何とかなんねぇかなぁ … ジットリして気持ち悪ぃ」
 「ホンマやなぁ …」
 「何もする気力が湧きませんね …」
 さすがの歴戦の勇士も少々グロッキー常態。
 一番ひどかったのは、ちずるしゃん。 生まれも育ちもコネクションの彼女は、生まれた時から冷暖房完備の中で育ったもんじゃから、この湿気の不快感は他の人より堪えとるようたい。
 「………」
 ぐったりして、文句の 「も」 の字も出てこんばい。
 「……おい、ちずるぅ。 大丈夫かぁ?」
 「さっきから、全然動いてませんね」
 「………」
 「返事もおっくうかいな?」
 「…… うん
 心配した豹馬しゃん達の呼びかけにも、この状態。 いつものちずるしゃんからは考えられんばい。

 これが、真夏や真冬じゃったら … 冬は着込めば何とかなるかもしれん、ばってん夏は … 目の前の海で涼むくらいしか無かね。
 昼間はそれでも良か。 ばってん、夜は … 蒸し暑くて眠れんかもしれんばい。
 さすがに、その状態に我慢できんかった所員が、空調設備を速攻で直してくれたおかげで、不快な時間は思ったより短くてすんだとよ。
 湿気ムンムンの中の作業は、やっぱり辛かったみたいじゃの。 ジッとしとるだけでも不快感を感じるくらいじゃし、作業のために体を動かしとるなら尚更たい。

 昔は、冷暖房完備なんちゅう環境にはおらんかったけん、気づかんかった 『文明の利器』 の凄さ。 有り難かね。 その反面、コネクションを出る日が怖かったりするばい … ((((^_^;
 ちずるしゃんは 「あたし、冷暖房完備の家じゃないと、お嫁に行けない。 でなければ、お婿さんに来てもらうしかないわね」 なんて、真剣に考えてたとよ(笑)

 現代っ娘の嫁をもらう為には、少しずつでも金を貯めて、自分の家の 『冷暖房・除湿完全化計画』 を実行した方が良いじゃろか?




* 忍のつぶやき *
 湿気が多いですよね〜。
 まぁ、この季節ですから当然なんですけど。
 空調の効いたコネクション育ちのちずるだと、やっぱ、湿気に弱いかな〜と思ったんですよ。



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