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◎一時だけの豹馬の義妹 山部ゆき子
最初は自分の父を助ける為に殺そうと近づいた。
しかし、その優しさに触れ、心が挫けた。 逆に思った 「死なせてはいけない」 と。 その想いが豹馬を救った。 つかの間の義兄妹。 義妹の名は、山部ゆき子。 大分沢山の人々が、キャンベル星人に捕まり奴隷として働かされていたのは、ガルーダの時もジャネラの時も同じ。 奴隷となった人達の中には行動力のある人もいて。 その１人が彼女、山部ゆき子の父・一郎。だった。 一郎は仲間と脱走を企てたけど、結局捕まって、見せしめに処刑されそうに。 ソレを助ける為に彼女は “豹馬暗殺” を引き受けたのだ。 上手く豹馬に近づき、ウソの身の上話で同情を誘う。 「事故で家族を失い、身寄りがない」 と。 豹馬は 『身寄りがない』 とか 『孤児』 ってのに弱いから … (^_^； この辺はワルキメデスの入れ知恵かな？ コネクション前に現れたブランブルの奇妙な行動に、他の皆がゆき子を疑うが、豹馬は信じようとした。 頑固だね。 その豹馬の心とは裏腹に、豹馬を殺そうとするゆき子。 結局、豹馬に説得され、ワルキメデスと落ち合う場所に案内するも、一郎に爆弾が埋め込まれたという結果が待っていた。 一郎に手術を勧め、連れて行こうとする豹馬を突き飛ばし、一郎共々彼女は崖に身を躍らせた。 直感で、豹馬を殺す為の爆弾で、もうすぐ爆発すると解ったから。 ほんのつかの間だけの義兄妹。 自分を信じ義妹と読んでくれた彼の為に、その命を投げ出した。 次に生まれて来る時は、ホントの兄妹として生まれて来れる事を祈る。 
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