第41話より  「街中の鐘を鳴らせば、この街は助かるんね?」





◎竹田市を愛した少女ライダー スーパーマリア

  • 四ッ谷博士に協力、竹田市を救う為に奔走
  • 一体、年いくつ?
  • ワルキメデスの手に掛かり短い生涯を閉じた
  • 担当声優 : 杉山 佳寿子



 今は亡き、優しい両親との思い出いっぱいの街。 その街を愛して止まなかった少女。
 その風で寂しさを吹き飛ばすように、バイクで町中を走り抜けた。。
 誰がそう呼び始めたのか、彼女は “スーパーマリア” と呼ばれていた。


 酒の安売り、その広告に惹かれ、喜々として1人出掛けた四ッ谷博士。
 しかし、何と四ッ谷博士が買い物に来た街が敵の作った特殊バリアに覆われ、博士もろとも街全体が敵の人質になってしまった!
 人質を取られ、手も足も出せないコン・バトラー。
 何とかしようと四ッ谷博士は街の鐘のある所へ片っ端から頼んまわ回る。 「12時に鐘を鳴らしてくれ」 と。
 その行為を笑う暴走族の若者達。 しかし、その中の1人だけが協力してくれた。
 まだ年端もいかない少女。 小介と同年代くらいの … それが彼女、スーパーマリア。

 「街を救いたい」 その気持ちで四ッ谷博士を自分のミニバイクに乗せて街をまわる。 が、何せミニバイク。 おそらく子供用なんだろう。 2人乗り、しかも内1人は大人なので無理がきて動かなくなった。
 しかし、豹馬といい、マリアといい、おそらく無免許だろうに。 堂々と公道を走っちゃって … (^_^;
 バイクの修理が終わった直後、マリアはワルキメデスのはなった電撃に倒れ、四ッ谷博士の腕の中で、その短い生涯を閉じた。
 マリアの意志は、仲間の暴走族が引き継ぎ、見事街中の鐘という鐘が一斉に鳴り、バリアがその音響効果で破られた。


 マリアの愛した街は救われた。 彼女の命と引き替えに。
 天国で両親と再会する時、彼女は胸を張って言うだろう。
 「故郷の街は、私が救ったんだ!」 と … 。





トップへ









ゲスト(?!)データ目次 ホームへ