第１３話の荒川由美

◎豹馬の昔のガールフレンド、荒川由美

元暴走族仲間
豹馬の元カノ
２度、豹馬を助けた
担当声優：坂井　すみ江

　１年前、暴走族のチームから抜けようとして、チームの連中にリンチにかけられそうな所を救ってくれた少女が１人。
　後に、『サーキットの女王』となる荒川由美だ。
　彼女の青春は、短かった…。

　豹馬を助けたのは、「彼が好きだった」からに他ならないだろう。　この辺は、ミーアと同様である。
　１度目は、暴走族のチームから。　自分も裏切り者として制裁を受けてしまうこと覚悟で豹馬を助けた。
　その後、どういう道をたどったかは知らないが、レーサーになり、『サーキットの女王』として成功を収めていた。
　本当なら豹馬と一緒にいたかっただろうが、そうできなかった。　だから、豹馬と由美の共通点、バイクに想いをぶつけていたのかも知れない。
　バイク好きの豹馬の耳に、いつか自分の噂が入るかも知れないと … 。

　２度目は、嬉しい再会の直後。　しかも、永遠の別れも待っていた。
　自分ごとバイクを敵部隊に突っ込ませ、自爆した。
　本当に、ソレしか方法がなったのか？　途中で、バイクから飛び降りて、バイクだけ突っ込ませる訳にはいかなかったのか？　バイクが２輪で安定性がないからと言えば、そうだけど。　でも … 。

　彼女の豹馬への想いは、本物だった。　命をかけた想いが、あの時の豹馬を救ったのだ。

　冥福を祈りたい。