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◎消防車をタクシー代わりにされた、消防署々長
サイレンが鳴り響き、赤い車体が走り抜ける。火消し車両、消防車。 しかし、火事は起こっていなかった。 消防車の中では、スケッチブック片手に動物のデフォルメデッサンをする、柔道の達人・西川大作。 彼の隣に座るのは…。
今回の主役は、本来とは違う役目を仰せつかった、消防署の署長さん。 いや、いくら金がないからって消防車をタクシー代わりにするとは、いい根性してるね、大作くん。 両親は、旅費を出してくれなかったの？ まぁ、確かに熊本からじゃ、金がかかるけどサ。 署長さんも前代未聞だったろう。 消防車 （もしくは救急車） をタクシー代わりにされたのは。 “特別許可証” がなければ、ぜったに応じはしなかったろうね。 後で、コネションか消防庁とかに文句を言わなかったかな、この署長さん？ 大作を送っている間に火事があったら大変だったモンね（笑） ところで、後知恵だが大作よ、どうせ頼むなら警察の方が良かったんじゃないか？ （ “特別許可証” に警視総監の署名有るし） でなければ、本物のタクシーのタダ乗り。 『一切の法律違反お構いなし』 なんでしょ？（笑） いくら金が無くても、緊急時に必ず無くちゃ困る、人命に関わる車両を使われたら、署長さんでなくとも怒るよねぇ…。 
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