DeskTop 2.1ch Speaker System

バンドパス型サブウーハ + 密閉型2wayスピーカー システムの自作


Introduction:

SPユニットが飛んでしまったのでもう要らないという理由で貰ってきたONKYOのシアターセットに付属のサテライト用スピーカーを しばらくiMacの横に置いてBGMを鳴らしていたが、突然イジりたい病が発症してしまい、 フルレンジ一発だったのを外して手持ちのSPユニットに換装。 暫くはそれで鳴らしていたが、高域のヌケの悪さや、いかにも紙ですっていう高域の分割振動というか混変調っぽさが 耳についてだんだん嫌になってきたのでDayton Audio ND-20FAという小型のツイターを追加して2way化してみた、 しかし このツイターf特的には非常にフラットで良い特性なのだが、少し音量を上げると音が飽和したような頭打ちな詰まった音がしてしまう、 それが気になり出すと、さして時間もかからず、ついに「もうイヤ」となってしまっていた。
 こうなると、もう止まらない〜。イージーに交換しただけのウーハーに、丸穴開けて差し込んだだけのツイターという状態から全面的に見直しして作り直す事に。ウーハーは帯域制限して鳴らしてみるとさして欠点が気にならない事が判ったのでユニットは続投。ツイターND-20FAは退場させて別のものを物色したが、小さなエンクロージャーに収まるサイズのツイターでは満足いきそうなものがなかなか見つからない、やっと見つけたAura SoundのNT1-204-8Dは製造終了でもう手に入らなくなっていた・・・

Design Concept

メインの利用シーンとして、自宅のiMacの脇に置いて鳴らすデスクトップ用途のスピーカーシステムであること。 とにかく可能な限り小さく作る、iMacの内蔵スピーカーに負けないのは当然の事として、出音は録音の良し悪しが判断可能なレベルの品質である事。将来的にはDSPによる補正も考慮するが、まずは無補正での素の音でマトモな音がすること。 小型であっても必要十分以上の音圧まで再生可能であること。1m以下の近接聴取がメインであり2way化したことによるフォーカスが甘くなったり音像が拡がったりしないこと。システムトータルでの再生帯域のローエンドは40Hz以下までフラットにカバーすること。 見かけの印象と異なり「サイズを超えたマトモな音がする」という意外性を実現することを目指す。

Making Enclosures

たいそうなコンセプトをド〜ンと並べてしまったが、実際どこまで実現できるのかは成り行き任せなのが現実である・・・・

以下の制作編へと続く

2way Satellite Speaker製作編

4th Order Bandpass Enclosure製作編

最終的には以下のような総合特性となったのであった・・・

(塩沢氏の町田オフ会ブログから画像を配色変更転載)
(黒線が30cm、橙色が1m、水色が2mでのフローリング床の音楽室での室内特性)



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