4.がーん

<恐い恐い悪性腫瘍>

ハムスターはなぜか腫瘍ができやすい動物のようです。なぜなんでしょうねぇ?^^;
良性のもの(あっても大きくならない、もしくはゆーっくり大きくなる、生活に支障をきたさない場所にできている)ならまだしも、悪性だと急速に大きくなっていくし、手術で切除できたとしてもまた再発したり・・・。

ゴールデンよりもジャンガリアンの方ができやすいと一般的に言われていますが、うちの場合は、ゴールデンの方ができやすい(飼育頭数が圧倒的にゴールデンが多いですからね^^;)ですし、悪性のものが多いような気がします。

食生活が悪いと腫瘍になるという説も聞いたことがありますが、それが主たる原因ではないと私は考えます。
だって、20年くらい前のハムスターの食生活なんてヒマワリの種ばかりだったようですが、それでも今よりもずっと長生きしていたわけでしょう?
悪性腫瘍ができるのは遺伝によるところが多いのでは?と私は考えます。

以下、悪性腫瘍について、体表にできるものと内臓にできるものに分類して紹介します。

<内臓にできるもの>

●初期症状―――だいたいここから余命2週間〜3ヶ月
食べる量が減り、好きなものしか食べなくなる。(うちではペレットと小松菜を残すようになるのよねー^^;)
食べる量が減っているのに、体重が少しずつ増えていく。
糞尿のニオイが異様にくさくなる。
お腹に小さなシコリがあり、かなりの速度でそれが大きくなる。
(素人でも初期の腫瘍を触診で見つけることは可能です。アヤシイ雰囲気がしたらお腹をそっとさぐって見ましょう。
本来、ハムの腹部にシコリのような感触の内臓はありません。)


●中期・末期症状
お腹ばかりが大きくなり、他は痩せてきて背骨・頭の骨がゴツゴツ目立ってくる。
目が落ち窪んで顔の雰囲気が変わってくる。
元気がなくなり、活動時間が短くなる。
貧血・下痢・腹水などの症状が出ることもある。


・・・治すのはまず不可能でしょう。開腹しても、癒着がひどかったりしてうまく摘出できないことが少なくないです。
抗がん剤は、うちのハムは使ったことがないのでよくわかりませんが、副作用が強いのだとか。。。
アガリクスだとか、その他にもいろいろとガン予防(抑制)の健康食品も出ているけれど、どうなんでしょうねぇ?
アガリクスは試したことがあるけれど・・・

<体表にできるもの>

1個だけできたものならば、外科的に摘出できます。
腫瘍に糸を巻きつけて腐らせて落とす・・・なんて手荒な治療を受けたこともありますが、大成功でした(汗)
腫瘍は単なる肉の塊ではなくて、太い血管が通っていたりするので、手術は素人が考えているよりずっと難しい
らしいです。それだけハムの体にも負担がかかるということですね。

体表のあちこちにできまくるタイプもあります。これはむごいです。

<悪性腫瘍と向き合う>

愛ハムに悪性腫瘍ができたとわかったら、あと1ヶ月の命だとわかったら・・・
私は、基本的に治療は受けません。Quality of Lifeを大切にしてやりたいと思います。
―――若くして腫瘍で他界していったハムをたくさん見送った経験から。
まぁ、考え方は人それぞれ、自由ですよね。

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