3.ダニ〜ず

<ダニ〜ず>

アカラス、ヒゼンダニなどのダニの仲間を潜在的に皮膚に飼っているハムスターは約8割だとか。
免疫の低下などにより、ダニ〜ずは増殖して、ハムの皮膚や毛皮に悪さをします。

症状は、脱毛・フケ・かゆみなど。
かゆみがある場合、かゆがって爪で引っ掻くので引っ掻き傷ができることもあります。

なぜか、長毛種のオスが比較的よく発病するようです。
わが家だけかと思っていたら、友人たちのところでも同じ傾向が現れているとのこと。


<治療法>・・・病院によってさまざまらしいです

●駆虫薬を注射、もしくは経口投与します。2週間に1回、合計3回の投与が1クールというのが一般的でしょうか? 
副作用が比較的でやすいので、投与して数日は注意が必要です。食欲が落ちたり、グッタリと元気がなくなったり。
命を落とすこと(駆虫薬ばかりが原因ではなかったですが)もあります。
リスクについて説明を受け、納得した上で行ってもらいましょう。


●塗り薬の塗布
(私はやったことがないのでよくわかりません^^; 液体の薬は絵筆で塗ると塗りやすいですよ♪)


●薬浴
薬浴って???・・・薬用シャンプーでハムを洗うということです。
二硫化セレンや硫黄の含まれた動物用の薬浴用シャンプー(病院で処方されたもの)を使います。
やり方はいろいろあると思いますが、わが家の場合・・・
まず薬浴する前に、目を保護するために眼軟膏を両目に塗ります(保護しないと角膜を傷つけてしまうことがある)。
ハムの全身の毛皮をぬるま湯で濡らし、薬浴用シャンプーを軽く手のひらに取り、ハムの毛皮になじませ、皮膚にまで届くように、ブタ毛の歯ブラシでやさしくマッサージしながら洗います。(5分以上)
とくに病んでいる部分は念入りに。
そしてぬるま湯を流しながらよくすすぎ、タオルでできるだけ水気をふき取ります。

数日で、フケが出ていたハムはフケが浮いてきて、フケが止まります。
脱毛していたハムは新毛が生えてきます。
かゆがって引っ掻き傷ができていたハムは掻かなくなるので、引っ掻き傷が消えます。

わが家では、駆虫薬の経口投与ではまったく効果がなかったハムに対して、病院で薬浴を勧められ、こわごわ試してみたところ、1〜2回の薬浴でほぼ完治しました。
(ただし重症の場合1〜2週間に1度の薬浴を繰り返す必要があるようです。)
それ以来、ダニ系の皮膚病に関しては、すべて薬浴で治療しており、かなりの効果が出ています。
ハムを洗うという行為に抵抗を感じる人には向きませんが、治療のためと割り切れる人は試してみる価値があると思いますよ。

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