Last updated 03 11.18

Yellow  (イエロー) ・・・ToTo(♀),ToY(♂)

おおざっぱなイメージは、チークフラッシュのある黒目クリーム

イエロー遺伝子(To)は、三毛(トリコロール・キャリコ)を作り出す遺伝子でもあり、
メスのヘテロ(Toto)はゴールデン三毛になります。

三毛がらみの繁殖で生まれてくるオスに見られる可能性の高い毛色です。
黒目クリームに似ている個体も多いために混同され、イエローだと気づかれないケースも少なくないのかも。
黒目クリームとの違い:
黒目クリーム・・・セルフ。全身一色。チークフラッシュもなし。
イエロー・・・アグーチ。チークフラッシュやクレセントがあり、お腹側の毛色は淡〜いアイボリー。頭のてっぺんの毛色が濃い。
       毛先に黒チップが入っており、全身の毛色に濃淡のムラがある。

海外のブリーダーサイトなどを見て回ったところでは、個体差のかなり激しい毛色のようで、
毛先の黒チップの入り具合によって、淡いクリーム色〜黒ずんだクリーム色〜茶色までさまざまな発色をするようです。
また、子供の頃は淡いクリーム色で、年をとるにつれて毛先に黒チップが入って熟成された毛色になるようです。

とくに淡いクリーム色の個体には、成長しても黒チップはほとんど入らずに、生涯黒目クリームそっくりなものもいるようです。
どーもアメリカにはそういうイエローが多いらしい(-"-;)

背中側の毛色 淡いクリーム色〜黒ずんだクリーム色〜茶色 毛先には黒チップ
毛の根元の色 クリーム色
お腹側の毛色 アイボリー
チークフラッシュ 不鮮明〜ライトブラウン〜黒
クレセント アイボリー
グレー〜黒


ToYBa_ (Baby) ToYBa_ (Young)
↑ぷーすけ(イエロー・バンデッド) 左上:仔ハム時代  右上,左下:若ハム時代

仔ハム時代は一見黒目クリームのバンデッドのように見えますが、アグーチの特徴が随所に出ています。
具体的には、頭のてっぺんに他よりも色の濃い部分がある、チークフラッシュとクレセントがある。

成長するにつれて、部分的に毛先に黒チップが入って色が濃くなってきたように見えます。
茶色く見える部分は、よく見ると、毛先に黒のチップが入っています。チークフラッシュも鮮明に。


↑おちゃるまるさん宅の月丸くん(イエロー)

大人になっても発色が薄いタイプのイエロー。
よーく見るとく背中に黒チップが少しあるし、チークフラッシュやクレセントもあるのですが、
じっくり観察しないと黒目クリームと見間違いそう。

でも黒目クリームに比べて、なんとなく色ムラがあります。


←れんの父(イエロー・ドミナントスポット・長毛)

ぱっと見は、ほとんど白ですが、なんとなく色がついていて、
よーく見ると背中にわずかにグレーチップが入っていました。

ここまで薄いと、繁殖結果からしか毛色を特定できません。


おちゃるまるさんのお宅の仔ハム→
(イエロー・ドミナントスポット・バンデッド)

ぱっと見は真っ白ですが、よく見ると顔に鉢割れ模様が・・・
繁殖結果から毛色がイエローであることが判明。


←しろうさぎさんのお宅のコ(イエロー・サテン・長毛)

一見黒目クリームサテンに見えますが、
よく見るとなんだか毛先が黒っぽいことや、
繁殖結果から毛色がイエローであることが判明。

メスのイエローはイエロー遺伝子がホモ接合
(両親共々イエロー遺伝子を持っている)ですので、かなり珍しいです。