2006年の寺山修司情報


寺山修司関連作品の発売情報

吉原文音・著『寺山修司 マリン・ブルーの青春』(日本詩歌句協会)1月発売。

寺山修司『詩的自叙伝―行為としての詩学 詩の森文庫』(思潮社)4月発売。

清水義知・著『寺山修司の劇的卓越』(人間社)4月発売。

杉山正樹・著『寺山修司・遊戯の人』(河出文庫)7月5日発売。
2000年11月に新潮社から刊行された同書の文庫版。

高取英・著『寺山修司 過激なる疾走』(平凡社新書)7月11日発売。
編集者として寺山の仕事に関わった同氏が、『寺山修司論 創造の魔神』に続いて放つ、寺山ワールドの決定版。

DVD『「みな殺しの歌」より 拳銃よさらば!』(東宝)7月28日発売。
大藪春彦の小説を原作に、寺山修司が脚本を書き、須川栄三が監督した1960年のモノクロ映画。

寺山修司『寺山修司の俳句入門』(光文社文庫)9月7日発売。

寺山修司『恋愛辞典』(新風舎)10月5日発売。
(関連URL http://www.shinpusha.co.jp/)

栗坪良樹・著『親ばなれ 子ばなれ―寺山修司と家族プログラム』(集英社新書)11月22日発行。

DVD『寺山修司実験映像ワールド』(ダゲレオ出版)、12月25日発売。
VOL.1『ジャンケン戦争』(ほか4篇収録)、VOL.2『審判』(ほか3篇収録)、VOL.3『マルドロールの歌』(ほか5篇収録)、VOL.4『トマトケチャップ皇帝 オリジナル完全版』(ほか4篇収録)の四本が発売される。また初回限定として、全四巻をオリジナルケースに収納したコンプリートDVDBOXも発売される。またDVDの発売にあわせて、2006年12月6日(土)〜15日(金)の1週間限定で、渋谷のシアターイメージフォラムで寺山修司の実験映画を日替わりでレイトショー上映。購入感想はこちら
(関連URL http://www.imageforum.co.jp/terayama)


寺山修司関連の公演・展覧会の情報

2月8日(水)〜13日(月)
月蝕歌劇団『人力飛行機ソロモン−劇場版−』(作 寺山修司/演出 高取英/会場 新宿・サニーサイドシアター)
(関連URL http://www.gessyoku.com/)

2月15日(水)〜25日(土)
『1960-70年代ポスター展』第1回(会場 スパンアートギャラリー)
(URL http://www.span-art.co.jp/)

3月4日(土)
北九州芸術劇場リーディングシアター「声に出して読むドラマ」シリーズvl.5
『犬神』(作 寺山修司/演出 白井晃/会場 北九州芸術劇場 小劇場)
(URL http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/#)

3月15日(水)〜19日(日)
池の下『狂人教育』(作 寺山修司/演出 長野和文/会場 タイニイアリス)
寺山の人形劇台本をもとにした舞台劇。3月18日昼の回を観劇。

3月31日(金)〜4月8日(土)
『1960-70年代ポスター展』第2回(会場 スパンアートギャラリー)
(URL http://www.span-art.co.jp/)

4月26日(水)〜28日(金)
演劇実験室万有引力『草迷宮』(原作 泉鏡花/台本 寺山修司/演出 J.A.シーザー/会場 こまばエミナースホール)
1984年に寺山によって映画化され、1986年に万有引力によって舞台化された「草迷宮」を、2006年全面改訂版として上演。4月26日夜の回を観劇。

5月6日(土)
『国際寺山修司学会設立総会』(会場 名古屋市民会館第一会議室)
(関連URL http://www.agu.ac.jp/%7Eyosikazu/terayama/)

6月2日(金)〜4日(日)
劇団APB-Tokyo『狂人教育』(作 寺山修司/演出 高野美由紀+East10thStreet/会場 ザムザ阿佐ヶ谷)
(URL http://www.h3.dion.ne.jp/~apbtokyo)

6月3日(土)〜4日(日)
演劇実験室カフェシアター『阿呆船』(作 寺山修司/会場 旧上田一中跡地体育館)

6月7日(水)〜11日(日)
遊行舎『瓜の涙』(原作 泉鏡花/脚本 寺山修司/構成・演出 白石征/会場 シアターX)

7月12日(水)〜30日(日)
流山児事務所 テラヤマ歌舞伎『無頼漢〜BURAIKAN〜』(原作 寺山修司/演出 流山児祥/会場 森下ベニサンピット)
寺山修司が河竹黙阿弥の『天衣粉上野初花』を原作にシナリオを書いた映画『無頼漢』(1970年公開、篠田正浩監督)を佃典彦が新たに脚本化し、演出:流山児祥、音楽:宇崎竜童、映像・宣伝美術:天野天街のコンビで舞台化。破壊と革命の祝祭劇の一大傑作が完成した。寺山修司作品連続上演企画第1弾。観世榮夫と流山児祥はWキャスト。7月16日昼の回にて観劇。
(関連URL http://www.ryuzanji.com/,http://www.bkyuyugekitai.com/,http://www.oujakan.jp/)
   
7月13日(木)〜23日(日)
芝居屋・劇団羊のしっぽ『寺山修司という世界』(原作 寺山修司/台本構成・演出 森島朋美/会場 theatre iwato)
チケットの価格の高騰によって大衆から隔離してしまった演劇を、大衆の手に取り戻すという思いを込めて、1000円という格安の入場料で上演する意欲作。出演者はフォークシンガーの三上寛、えろきゅん歌人の川上史津子など総勢30人以上。7月17日夜の回にて観劇。
(関連URL http://www.hitsujinosippo.com/)

7月22日(土)〜25日(火)
三条会の『レミング〜世界の涯てへ連れてって〜』(作 寺山修司/構成・演出 関美能留/会場 千葉公園内特設三条会劇場)
(URL http://homepage2.nifty.com/sanjokai/02.html)

7月28日(金)
シアター・カフェ 舞台を語る6『寺山修司を語る−アングラの源流を探るvol.7』(ゲスト 九条今日子/聞き手 西堂行人/会場 江古田ストアハウス)

8月6日(日)
テラヤマ・ワールド2006 in 三沢「寺山修司フォーラム 世界の涯てまで連れてって」(会場 三沢市・寺山修司記念館)
トーク、朗読詩劇、第6回寺山修司五月会・俳句大会の表彰式の三部構成で開催。またこの日から1年間、特別企画展「没後23テラヤマワールドの軌跡展 1983-2006:拡大し続ける寺山修司の世界」を開始。
(関連URL http://shuji-museum.misawasi.com/)

8月24日(木)・25日(金)
翠 番外編ミニシアターvol.1『飛びたい LET MAKE EVERYONE FLY!』(作 寺山修司/脚色・演出 登り山美穂子/会場 天満教会
(URL http://www.max.hi-ho.ne.jp/sui97/)


9月4日(月)〜5日(水)
『毛皮のマリー 人形劇版』(作 寺山修司/監修 森崎偏陸/演出・美術・人形操演 平常/会場 こまばアゴラ劇場)
(公式HP http://tairajo.com)

9月23日(土)・24日(日)・30日(土)、10月1日(日)・7日(土)・8日(日)
県民参加型演劇『戯曲 寺山修司論』(会場 三沢市国際交流教育センター、青森県立美術館)
(関連URL http://www.aomori-museum.jp/)

10月4日(水)〜8日(日)
『歌舞劇 田園に死す』(作 寺山修司「血の起源」より/台本・演出 栗田芳宏/会場 新国立劇場)
主演:安寿ミラ、企画:笹部博司、音楽:宮川彬良、宣伝美術:宇野亜喜良。10月7日昼の回にて観劇。
(関連URL http://www.majorleague.co.jp/)

10月7日(土)〜15日(日)
流山児事務所 テラヤマオペラ『狂人教育 2006バージョン』(作 寺山修司/演出 流山児祥/会場 森下ベニサン・ピット)
寺山修司の人形劇台本を原作に、98年、99年、01年、02年と上演を重ねてきた傑作オペレッタの最新版。
(関連URL http://www.ryuzanji.com/)

10月21日(土)
『国際寺山修司学会第2回秋季大会』(会場 愛知学院大学楠元学舎・薬学部2階204・205・206教室)
(関連URL http://www.agu.ac.jp/%7Eyosikazu/terayama/)

10月7日(土)〜27日(金)
特集上映『俳優 菅原文太』(上映館 シネマアートン下北沢
スクリーンの似合う男、菅原文太の出演作9本の特集上映。10月21日(土)〜27日(金)まで、寺山修司監督・脚本の『ボクサー』を上映。
(関連URL http://www.cinekita.co.jp)

10月27日(金)〜29日(日)
実験演劇集団風蝕異人街プロデュース 贋作・寺山修司
『身毒丸』(原作 寺山修司/構成・演出 こしばきこう/会場 シアターZOO)
同時上演とされていた「復讐の美学」は延期となった模様。寺山の継子劇の真骨頂「身毒丸」を上演。
(関連URL http://sapporo.cool.ne.jp/ijingai_rev/,http://www.h-paf.ne.jp/ogist/)

11月4日(土)・5日(日)
演劇実験室経帷子『草迷宮 経帷子篇』(原作 寺山修司/脚本・演出 広田謙一/会場 松本市・ピカデリーホール)
(関連URL http://www.geocities.jp/kyokatabira999/)

11月9日(木)〜12月3日(日)
『ジャパン・アヴァンギャルド−アングラ演劇傑作ポスター展』(会場 福岡市・三菱地所アルティアム)
(関連URL http://www.nishinippon.co.jp/jigyou/artium/)

11月16日(木)〜19日(日)
劇団APB-Tokyo『田園に死す』(作 寺山修司/演出 高野美由紀+East10thStreet/会場 ザムザ阿佐ヶ谷)
寺山修司の生誕70周年記念公演第2弾。宣伝画は智内兄助、劇中音楽はJ.A.シーザー。11月19日夜の回にて観劇。
(URL http://www.h3.dion.ne.jp/~apbtokyo)


11月18日(土)〜24日(金)
Project Nyx 第1回公演『「かもめ」或いは寺山修司の少女論』(原作 寺山修司/構成・美術 宇野亜喜良/演出 金守珍/会場 シネマアートン下北沢)
女優の広島かつらが立ち上げたユニットの第1回公演。演出は新宿梁山泊の金守珍。11月19日夜の回にて観劇。
(関連URL http://www.cinekita.co.jp/nyx/ ,http://www.h5.dion.ne.jp/~youjimat/)

12月1日(金)〜4日(月)
寺山修司生誕70年 KAVC映像企画展
寺山修司+森山大道「あゝ、荒野」展(会場 神戸アートビレッジセンター KAVCギャラリー)
上映作品:「草迷宮」(監督 寺山修司)、「≒森山大道」(監督 藤井謙二郎)、「寺山修司&谷川俊太郎 ビデオレター」(会場 神戸アートビレッジセンター KAVCシアター)

(関連URL http://kavc.or.jp/)

12月10日(日)、22日(金)
ストロベリーソングオーケストラ第44回公演『迷宮列車』(原作・映像・詩 寺山修司/脚本・演出 宮悪戦車/会場 東京・初台ドアーズ、大阪・梅田ホリデー)
(関連URL http://www.bs-music.com/bs-music/ichigo/gakudan.htm)


寺山修司関連記事・特集の掲載情報

『華音 kanon 第2号』(美研インターナショナル)、3月31日発売。
特集「歌人、寺山修司よ、もう一度。」掲載。

『総合俳句誌 俳壇 2006年5月号』(本阿弥書店)、4月14日発売。
特集「寺山修司・われに五月をー俳句・短歌・演劇・映画に活躍した永遠の前衛の実像ー」掲載。

フリーペーパー『早稲田文学 Vol.05』(2006年7月発行号)より、「寺山修司、十九才。」連載開始。
寺山が早稲田大学在学中に参加していた雑誌「風」について、毎号語られていく。Vol.05では久松健一氏、Vol.06では山田太一氏が寄稿。vol.07(2006年11月発行号)では、「風」に掲載された当時の寺山の原稿を掲載


寺山修司関連番組の放送情報

2月3日(金)NHK衛星第二,深夜1:00〜2:35放送
ミッドナイト映画劇場「涙を、獅子のたて髪に」(監督 篠田正浩/共同脚本 篠田正浩,寺山修司,水沼一郎)

4月4日(火)〜4月25日(火)NHK教育,毎週火曜日,22:25〜22:50放送
NHK 知るを楽しむ 私のこだわり人物伝「寺山修司 私と彼のただならぬ関係」(全4回)
美輪明宏を語り手に、「毛皮のマリー」に主演した激動の60年代を初めとして、寺山修司の創作活動における真実の姿に迫る。副読テキストも定価683円で発売。


その他の寺山修司関連のニュース

『岸田理生作品連続上演2006』6月16日(金)〜7月30日(日)、こまばアゴラ劇場・シアタートラム他にて
毎年恒例となった、寺山修司の愛弟子・岸田理生作品の連続上演企画。ルームルーデンス『身毒丸』、ユニットR『八百屋の犬』、ショウデザイン舎『嘘・夢・花の物語』、プロジェクト・ムー『糸地獄2006』など。
(関連URL http://www1.odn.ne.jp/~cam70590/rio/)



taroneko
過去の寺山修司情報
(2001-2010)へ