Re: ポール・ギャリコ ( No.2 ) |
- 日時: 2003/05/26 04:12
- 名前: すみ&にえ
- 参照: http://www.aw.wakwak.com/~w22/
- 私たちは1冊も読んでなくて、ギャリコって最近の若手作家なのかとばかり思ってました。なんだかよく新刊が出ているような印象があったので。驚きました〜。
去年出版された「われらが英雄スクラッフィ」なんて、おもしろそうだなと思ってたんですが、どうかしら。初めて読む人向きではないのかな。
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Re: ポール・ギャリコ ( No.3 ) |
- 日時: 2003/05/26 14:16
- 名前: 海ねこ
- わたしのお勧めは「まぼろしのトマシーナ」。矢川澄子さんの訳です。「七つの人形の物語」も好きですけど、やはり猫族としては猫物を挙げなくちゃね♪
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Re: ポール・ギャリコ ( No.4 ) |
- 日時: 2003/05/26 21:53
- 名前: グラニット <wheelie@gf7.so-net.ne.jp>
- 坤さんの仰るように、ギャリコの作風はモダンで、19世紀生まれとは信じられないくらいですね。
私も調べてちょっとびっくりしました。
エンターテイメント系の作家なので、各作品きっちりと面白がらせてくれますから、どれから読んでもOKでしょう。雰囲気としては、古き良きアメリカ映画って感じでしょうか。 『われらが英雄スクラッフィ』はサルが本当にかわいくなくてお勧めです。
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Re: ポール・ギャリコ ( No.5 ) |
- 日時: 2003/05/27 21:17
- 名前: Hiro
- そうそう、名前が思い出せなかったんです。『七つの人形の物語』だ。これは読みました。
そういえば、これもミュージカル映画になってませんでしたか?古き良きアメリカ映画に。 私は猫にはあまり興味がないのですが、見かけるのはそちら系ばかりです。 やはり猫文学が多いんでしょうか?
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Re: ポール・ギャリコ ( No.6 ) |
- 日時: 2003/05/27 22:24
- 名前: H2
- 参照: http://www2.ocn.ne.jp/~h2tea/
- ギャリコは1800年代生まれだったんですか。意外〜。
『スノーグース』『雪のひとひら』『ポセイドン・アドベンチャー』が有名だけど、私は『さすらいのジェニィ』が好きです。『まぼろしのトマシーナ』はまだ読んでないです...。 ところで『ハイラム氏の冒険』を、創元あたりで復刊してくれないかなあ。
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Re: ポール・ギャリコ ( No.7 ) |
- 日時: 2003/05/27 22:56
- 名前: グラニット <wheelie@gf7.so-net.ne.jp>
- >>HIROさん
作者は幅広い分野で多数の作品を書いており、未訳作品も数多いのです。 ギャリコが猫好きだったのは疑いの余地がありませんが、『ジェニィ』の評判から、猫系の作品に需要が出来て、重点的に訳された可能性もあると思います。
実際、最近になって出た『われらが英雄スクラッフィ』は、故・矢川澄子氏(作家、翻訳家)のエッセイから、サルの話らしいということしか知られてなかったそうです。 こういう例からすると、埋もれた作品から、作者の猫作家以外の一面が出てくることも十分考えられます。
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Re: ポール・ギャリコ ( No.8 ) |
- 日時: 2003/05/29 20:44
- 名前: Hiro
- グラニットさん、ありがとうございました。
猫が嫌いというわけではないのですが、『猫語の教科書』などは、見たところ愛猫家御用達という感じなので、気後れしていました。 でも、猫文学ばかりというわけではないのですね。サルもあり?(笑)今後に期待かな♪
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Re: ポール・ギャリコ ( No.10 ) |
- 日時: 2003/06/22 03:10
- 名前: すみ&にえ
- 参照: http://www.aw.wakwak.com/~w22/
- ようやく、『われらが英雄スクラッフィ』を読みました。期待に違わずおもしろかったです! 1冊だけでも、この人はうまい作家だなとわかりました。
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Re: ポール・ギャリコ ( No.11 ) |
- 日時: 2003/06/25 18:45
- 名前: グラニット <wheelie@gf7.so-net.ne.jp>
- 改めて、推薦作は『愛のサーカス』とします。
これが絶版になっていてはいかん。 「どうでもいい作品が残り、名作が埋もれていく現状を憂う」という意味では、まさに100選の主旨と一致するでしょう。 むろん他の作品がどうでもいいわけではないのですが。
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Re: ポール・ギャリコ ( No.12 ) |
- 日時: 2003/08/19 01:45
- 名前: きゅー
- 参照: http://www.geocities.jp/s_kanesh/main.html
- どうやら猫関係と『雪のひとひら』がよく知られているようですが、私はだんぜん『ザ・ロンリー』を推す!!
これくらい真摯な恋愛物語を今のところ私は読んだことがないです。 人によっては煮え切らない主人公ジェリーを気に入らないかもしれませんが、最後の十数ページは何度繰り返し読んでも震えがくる。 そうか! これが人を愛することなんだな、とその思いは今でも自分の中で活きていると思います。
新潮文庫版の『ザ・ロンリー』の訳者矢川澄子さんの訳も素晴らしい。翻訳とは外国語が出来るのはもちろんのこと、それ以上に日本語に精通しなければならないのだと感嘆させられる。
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