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ZRX1200R / ZRX1200S FEATURE |
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POWER UNIT |
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水冷4気筒DOHC16バルブ。今まで築き上げてきたこの伝統のユニットタイプは、ライナーレスシリンダーを採用することにより軽量化を達成するとともに、ボア×ストローク79mm×59.4mm、1,164cm3が与えられ、最高出力74kW(100ps)/8,000rpm、最大トルク102N-m(10.4kg-m)/6,000rpmを発揮する。そのエンジン特性はZRX1100で好評だった実用回転域での扱いやすさとトルク感はそのままに、全域にわたって1ランク上のパワーフィ―ルを実現、点火系には「K-TRIC(カワサキ・スロットル・レスポンシブ・イグニッション・コントロール)」を採用し、コンピュータ制御によるハイレベルな最適点火時期を決定し、ライダーの意志に100%忠実なスロットルレスポンスを実現。ブロンズフィニッシュされたエンジンカバーとともに、トップモデルとしてふさわしいエンジンである。 |
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FRAME |
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マシンの素晴らしさはエンジンだけでは語れない。扱い易くパワフルなエンジンとともに優れたハンドリングをもたらすフレームとサスペンションが存在して初めてマシンとしての完成度が問われるのである。
今までに蓄積されたノウハウをふんだんに盛り込んだダブルクレードルタイプのフレームに、楕円パイプをトラス構造で構成したアルミスイングアーム、フルアジャスタブルの前後サスペンション(フロント:圧側12段/伸び側10段、プリロード無段階調整、リア:圧側4段/伸び側4段、プリロードカム式5段階調整)、そのどれもがワインディング・パフォーマーのフラッグシップとしてふさわしい機能を備えている。スイングアームのピボット位置を見直すことにより、リアサスペンションのスムーズな動きと路面追従性を実現、リアサスペンションの取りつけ位置も変更することによりホイールトラベルを増加させた。これらの変更に伴いフロントフォークのオフセット量も変更し、バランスの取れた車体とあいまって、優れたハンドリングを実現している。 |
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BRAKE & TYRE |
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ハイポテンシャルなマシンを快適に走らせるための重要なファクターとして、ブレーキとタイヤを忘れてはならない。フロントにはトキコ製6ポッドキャリパーに310mmのセミフローティングタイプのディスクをダブルで、リアには軽量かつコンパクトな2ポッド対向ピストンキャリパーと250mmのディスクを装備、コントローラブルで安定した効力を発揮するブレーキユニットとした。
タイヤにはマシンの性能をフルに活かせるようフロント3.5インチリムに120/70ZR17、リアは5.5インチリムに180/55ZR17の新開発ラジアルを装着している。 |
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EQUIPMENT |
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ZRX1200Sにおいては、3連メーターを採用、スピードメーター、タコメーター、燃料・水温メーターを装備し、視認性を高めている。また、荷掛けフックはリアサスペンションの取り付けボルトの位置に新たにデザインを施して設置。大容量のシート下の収納スペースとともに、ツーリングや街乗りでも使いやすい装備も充実している。 |
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ZRX1200R |
ZRX1200S |
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