|
戦場の××
歪んだ愛の元に、残酷なゲームがスタートを切る。
秋也は、気絶させたであろう、赤松に気を配りながら、ただただ、三村が出てくるのを待った。 典子を見送るのは、かなり躊躇われたが、それでも、三村だけを待ち続けた。 新井田が、赤松を殺したのも、内海が女子を集め出したのも―― すべて知っていながらに、三村だけを待った。 そしてやっと―――――旗上の後、三村の姿を確認した。 その後、民家に移動をした。
民家の二階で、秋也は毛布に包まっていた。 二階なんて、襲われたら逃げ道がない・・・ ひとたまりもないのでは、と三村に尋ねたら、裏を読め、といわれた。 ほとんどの生徒が考えるからこそ、ここの方が安全なのだと。 あまり納得の行く考えではなかったが、三村と一緒だというだけで、秋也は安心しきっていた。 「なぁ・・・なんとか、このゲームから脱出できないかな。」
「俺、殺し合いなんてできねぇよ。絶対。それに―――典子さん、見送ってしまった・・」
秋也がぶつぶつと呟くのを、三村はじっと聞いていた。 愛しい。 愛しい。 誰にも渡したくない。 この想いを、せめて伝えるまでは。 七原だけは、絶対に死なせない。 そしてもちろん、自分だって死ぬ気はない。
「俺を誰だと思ってるんだ?七原。必ず、脱出する。生きて帰るんだ。オーケイ?」 俺と、七原だけは。 生きて帰る。 「三村・・・お前が捕まって、ホント良かったよ。」 必ず。
他の奴らは、皆殺しにしても。
never end
ハイ。ダーク二作目です。
|