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青果物流通のしくみ

日本全国の生産地から農協、出荷組合などを経て野菜や果物が集められます。集荷され た野菜や果物は、卸売市場で毎朝一品ずつセリにかけられ、仲卸や小売業者に販売されます。青果物はその日のうちにすべて捌かれ、仲卸業者や買参者に買い取られた野菜や果物はスーパーや八百屋などの小売業者に販売され、店頭に並び消費者へ供給されていきます。
流通全体を捉えた場合、市場を経由することで流通が多段階になり、結果として高コストになるとの見解があります。しかし、それは個々の流通を別次元に切り離して考察した時の見解であり、正しいとはいえません。流通全体として捉えると在庫高の削減、流通コストの縮小にも繋がっているといえます。出荷側は出荷先の集約による流通経費の節減、事務の効率化、購買側は品揃えの効率化などです。購買側は品揃えの効率化などにも繋がっているといえます。