2012.04.01

アドレスV125 駆動系いじり

今年の初めから加速時に少しいつもはしない感じの音がしだしたので、今後のことも考えて駆動系のメンテナンスが出来るかなと思ってツールを買いました。

まあ、走っているほかのV125でも似た音をさせているのが結構いるので、致命傷ではないのかなと思いながらではありますが。

ネットで買ったのはユニバーサルホルダーとクラッチナットレンチです。
あわせて3000円しませんでした。

キックレバーが戻らなくなったりして、以前から数回開けているのでケースを開けるまでは特に問題はありません。

いつもの様に?ケースを開けてプーリー、ベルト、クラッチが見えるようになりました。

さて、これから先は初めての作業です。

まずは、駆動側にユニバーサルホルダーをセットします。
V125のナットは17mm、正ねじなのでホルダーをクラッチに当てて固定という技が使えます。


トルクレンチは持ってないので、ねじを緩める前に、マジックで次に締める時にどこまで回せばよいかチェックのための印を入れておきます。

で、レンチをはめて緩めようとします。

が・・・・・・

か、か、硬い。20センチくらいのソケットレンチのハンドルですが、いくら力を掛けても緩みません。
一度深呼吸して、再度トライ。
レンチに全体重を乗っける感じで下に押します。
にゅーーーーー、という感じがして緩みました。

この感じ、ボルトをねじ切った時と同じような感じでいやな感覚が頭の中をよぎりましたよ。(汗)

ナットを外して、ワッシャーの向きを確認、で、プーリーフェイスをはずしてみました。


こんな感じです


ピンボケですが、端までは使ってません。
 最高速チャレンジなどしてませんので
当然かもしれません。(よく知らない)


後ろのプーリーも外してみようかと思いましたが、ウエイトローラー類が外れて取れたら面倒なので(きっちりやり方を知らない)、ここまでとしておきます。

元に戻して取り付けます。

ナットを締める時は、少しずつ締めていきながら、手でプーリーを回してベルトを動かしてプーリーで挟み過ぎないようにしておくということです。

次に後ろです。

後ろは、前のようにホルダーをクラッチに当てて固定という技が使えませんので、下に木を置いて固定するようにしました。

この状態で、レンチを下向きに力を掛けます。


当然、ナットに印はつけておきます。

で、力を掛けます。

ふんぬっ。と・・・・・・・あれ?まったく緩まない。

再度、ふんぬぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・・・・・・・。

だめだ。

プラハンを持ってきてたたいてみるも、意味無し。

では、余りやりたくないが、足を掛けて全体重をのせてみるか。
ソケットが傾かないように注意しながら、おいしょっと。。。。。

うぅぅぅ。。。。まったく緩まない。。。
こんなに硬いのか。これで規定トルクなの?。今まで2回ショップでベルト交換しているだが。

ネットでもメーカーでの組み付けはとんでもなく硬いので、一度ショップで緩めてもらうのが一番と書かれていたけど。

これじゃ無理だ。ナットの力点?をチェックしても特におかしな変形は無いのでソケットとの嵌め合いは大丈夫そうです。

じゃあ仕方ない、柄を伸ばすか。
延長用のパイプなんてものは無いので、家の中を探し回るとちょうど良さそうな物があった。
以前、使っていた組み立て式のラックの軸があまっていたので、これを持って来て軸にはめて見た。

いい感じかな。ただ、ちょっとパイプの肉厚は薄いので力を入れたら曲がらないか心配。

会社にある配管用の鉄管なら問題ないのだが。



で、この状態で、パイプの先の方(1m位の部分)を持って下向きに力を入れると、、あっけなく動きました。

前部と同じで感じは「うにゅーーーー」といういやな感覚があったものの、正常に緩みました。

ナットを外すとクラッチのアウター部分は簡単に外れます。

当然ですが、先に前部のプーリーを元に戻してしまっていたのでベルトが邪魔をしてクラッチ全部は外せません(情けない)。

とりあえず、クラッチ部自身の減りと、アウターの減りを確認して、今日の所は元に戻します。

やり方もわかったので、今度はもう少し手順よく出来ることでしょう。

クラッチの表面状態は下写真の感じです。

これってどうなんでしょうね?、走行距離も5万kmに届こうというのに見た目まったく減って無い感じです。

ずっと交換無しでOK?厚みを計ったけど、限度確認には内径が必要なのね!

クラッチシューの前方部分が
当たってない感じですが、こんなものかな
 

アウター部分は内面が反射していておまけに
ピンボケますがきれいなものですね



クラッチはまだばらしてないので、クラッチナットレンチは使ってません。

クラッチをばらす時は、センタースプリングに気をつけないといけませんし、もう少し先になるかも。

まずは、前後のプーリーとクラッチを外して、エンジン単体で回してみて音がするかどうか、するならエンジン側、しないのなら後ろのギアなど駆動側ということですね。

まあ、ショップに相談するのが一番の解決手段でしょうが・・・・





2015.12.06
ウエイトローラーとスライドピースを購入し届いてますので、交換をしたいと思います。

先日分解したところでは、ローラーに多少の磨耗はあるものの、偏磨耗というレベルではなく、スライドピースも異常なしで交換しなくても問題ないですが、せっかく購入したので交換します。

以前、クラッチ部をばらそうとして途中までやりましたが、ナットが外れずあきらめました。

ネットでちょっと検索したら、クラッチナットレンチをセットして全体を持って手で押さえながら地面にコンコンと軽く打ちつければ緩んでくるとあったので、それで試します。

気になる点は、クラッチナットレンチが直線でナット全体に引っかからないところですが、曲げるにも家にある工具だけでは無理なのでとりあえずはチャレンジ。

緩んだとして次に締めるところはどこまでか判らなくなるので目印をつけてからやってみると、5,6回打ち付けたところであっけなく緩みました。


そのままちょっと緩めて、両側を足で踏み固定します。

そうしておかないとナットが外れた瞬間に、クラッチがスプリングの力で飛んできます、と勉強しましたので、足で踏んだままちょっとづつナットを緩めていくとすぐにナットが外れました。

ゆっくり手で押さえるように持ち替えて、力を緩めます。

ばねが伸びきって分解完了です。

初めてここまでばらしました



まあ、ここまでばらさなくても見える部分なのですが・・・

スプリングはさびさびですね

次にトルクカム部のカバーの状態を確認しておきます。ここに亀裂が入ったり、突き破っていたりというトラブルが結構ネットでも見かけます。

で、全周にわたって確認!結果、ぜんぜん異常は見られずきれいなものでした。





フェイス自身の動作もとてもスムーズです

フェイスを動かした時に内側にグリスがうにゅうにゅと出てきたので、グリス補充してから

問題もなさそうなので積もったダストを取り払って再度逆の方法で組上げました

つづいて、ウエイトローラーとスライドピースの交換を実施して、元に戻して終了です

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