ニッカンコネギー

〜ニッカンはあくまで目標に過ぎない〜

2003年07月(1)

■2003/07/31 (木) そうだ、たんすの話。

そうだー、たんす。

たんす、結局買いましたという話をしてなかったな。

畳カビ騒動の時に、段ボールのなかに仮に収納していた洋服にも一部カビが付着していたのです。(お気に入りなのにさ!)

で、決意。

6月くらいから長岡や新潟に出てはいろいろ物色はしていたのだけど、やはり物が物だけに、デザインにこだわったりするととたんに値段が跳ね上がるのね。

だからなかなかふん切れなかったけど、こういうものは私の場合、必要と判断すると対応は早い。

で、柏崎の大矢家具を物色し、手ごろな値段で大きめのタンスを2万円にて購入したっす。

ちょっと部屋は狭くなったけど、たくさん入ってよかったよ−。今後はこのタンスを殺さないようにまめに整理整頓を・・・

と言っている私の周りはすでにアレな感じです。ああ、友人を呼んで優雅なひとときとか過ごしてみたい。
服はあるわ、制作中の粘土は転がってるわ・・・というありさまです。とっほっほ。

■2003/07/29 (火) らぢおの時間。

長岡の劇団わるだくみさんが、ラジオドラマの収録をするというので見学に行ったよ。

ラジオドラマと言えば、私の中では三谷幸喜の「ラヂオの時間」。映画にもなりましたね。ラジオドラマを巡るどたばたコメディ。

大学時代に所属していたサークルでこの公演をしたことがあって、それも思い出深いことのひとつ。

だから、本物の収録なんて言われたらねえ。見ますとも。嫌がられてもみますよー。

とまたもや押しかけ女房。ふふ。

せっかくいくのだから、デジカメで記録してHPに情報乗っけさせようとおもい、デジカメ持参。

しかし、はたと気づくとなんとメモリーカードがささってない!
あ、そういえば仕事中に土日のトリエンナーレの写真データをノートPCに移そうと思ってそのままさしっぱなしだったことを思い出した。
だめじゃん!!!あたし。だめすぎる。仕事から直行すると大概この手のへまをやらかす。

仕方がないから周辺のお店をメモリを探して歩き回る。
@ダイエー 家電コーナーが規模縮小していて全然だめ。
A原信 あるわけがない。が、一応のぞいてみた。
BJoshin 8:00で閉店だった。あと10分早ければ・・・
C蔦屋 あったよーコンパクトフラッシュ!やったね

で、無事解決しました。

肝心の収録ですが、みなさんなかなか熱のこもった味のある演技でしたよ。
なんか、プロっぽい。スタジオの専門機器に囲まれていたからかな?
みんな間やせりふの言い回し、アクセントには十分こだわっていて、いいものができたのでは。なぜか冷房が効かず汗だくになるスタジオ内でみんなの集中力が気持ちいい現場でしたよ。

そうしたやりとりはやはり、「生ラヂオの時間」だったよー!!いい感じ。
取材できてよかったよ。

とりあえずの詳細は今後公式HPでどうぞ。http://www002.upp.so-net.ne.jp/delmonte/warudakumi/

無事収録が終了したあとに、長岡に来た時雨降りだったので急遽買ったお子様用雨傘500円を置いてきたことに気づいた。大体今日は収録の休憩時間にはトイレに財布を置きっぱなしにし、友人やじまだっちに見つけてもらったり、スタジオ内、暑くて脱いだカーディガンを着なおしたら裏返しだったり、とにかくだめだめだ。いかん。

でも、さとちゃんみやげのチョコとかイチゴ入りチョコとかでなごんで忘れることにした>忘れるなよ

■2003/07/27 (日) トリエンナーレ再びの報告

トリエンナーレでの共同制作と鑑賞ツアーに参加してまいりました。

今回は勤務校の部活動の一環として参加したのですが、実は3年前、第一回のトリエンナーレを体験した時から、「こんないいイベントを教えないでおくべきか」という考えがあって、前任校では授業の中で鑑賞の時間をとりました。
新潟県にはこんなにすごいイベントをしているんだよという。

で、2回目のトリエンナーレの時はぜひ生徒に何かしか体験させたい、というのが仕事の上での野望だったのです。

それが実現してうれしい。

そして、生徒たちも、外国の方が手伝ってくれるなかで、片言の英会話を試しつつ、コミュニケーションを楽しみながら制作できたようでした。そして、みな「やってよかった」といってくれたのが何よりです。

あー。よかった。

二日目の今日は主催者の企画した鑑賞ツアーに参加。いろいろと見ましたが、どれもこれもおもしろいです。やっぱり、百聞は一見にしかずでございまして、ぜひ体験することをおすすめ。

あえて特筆するならば、松之山町のクリスチャン・ボルタンスキーによる「夏の旅」。

廃校になった川東中学校を使って行われたインスタレーション(ある場所に服や家具といった、既製品を造形的に配置することで表現するアート。絵画や彫刻が作者の手によって作り出されることに相対して使われる)でした。

一緒に行ってこの作品を体験した中学生たちは、軒並みこの作品を「もっとも印象に残る」と言いました。かつてそこにいた小学生や教師の雰囲気やざわめきを表現した作品だったのですが、たったいま中学生をしている彼らにとっても、そうした「かつてのにぎやかさ」と「今はそこにもうない寂しさ」が十分に伝わったということです。

現代美術の表現方法は本当に多様で、私も驚かされたり、理解するのに時間がかかるときがあるのですが、柔らか頭の子供たちには、むずかしい理屈を並べるよりも、実際に作品を見て、感じることで表現意図は十分に伝わるのだな、と思いました。いい勉強になりました。
個人的にお勧めは、松代町の商店街にある作品群です。参加型の作品が多いので、純粋に楽しめます。特に、「ドリームポストオフィス」と「草間弥生ブティック」。前者は自分の望むものを専用はがきで送ると後でなにかしかの形となって郵送されます。後者はなんと、あの赤い水玉の中で自己消滅することが可能。

■2003/07/26 (土) 行ってきます。

えー、本日わたくしは再びトリエンナーレ会場の中里村へ行きます。
今日は七つ釜キャンプ場というところで、共同制作のワークショップに参加します。

お会いできたかた、よろしくです。ああ不安だし、楽しみだし。

■2003/07/24 (木) うはぁ

夜中の1時半。まだまだ仕事中。

仕事がうまくなる日って来るのかしらとふと疑問のわく日々。

スマートに行きたい。

さて、私は希代のマンガずきです。最近お気に入りは講談社イブニングのホスト漫画「NightBlood」。作者の富田安紀良さんは同人系の人ですが、この作品は同人誌でヒットしたJUNE系コミック(嗚呼あたしの趣味嗜好の歴史がバレる)のアナザーワールドという設定になってますが、けっこうクールでポジティブで好きなんです。

で、作者さんが運営しているHPもよくのぞくのですが、この方が三船敏郎好きのようでして、最近「七人の侍」を紹介してたんですよ。

それで、借りてきて、仕事がてら見ていました。

・・・映画はながらで見ても楽しくないのう。反省。

で、ついでに蔦屋で見つけた「でこぼこフレンズ」スタンプ。かわいいんです。

真実のリア王話の続きはちょっと待って。

■2003/07/19 (土) トリエンナーレに行ってきたの3

で、光の館は、川西町にある宿泊施設で、計算された美しい照明や夕暮れから夜空までの色の変化を堪能できる天窓が売り物のアートな宿泊施設。
500円を払って見学する。(注:これは開会前日だったから。開会後は公式パスポートで入れます)
説明を受けながら、天窓の開閉だけ見せてもらう。皆で寝転がって天窓に注目。すると、電動式で40秒ほどかけて、天窓がゆっくりゆっくり、開いていく。徐々に空が開けていく様子は、劇場で緞帳が上がりきるのを楽しみにしているのと似ているような気がした。
昼間の空をただ見るだけでも、十分すばらしい眺めがそこにあって全員、感嘆の声を上げる。しばし見入る。なかでも桂ちゃんやえりさん、しんこさんはふと見ると本当に「気持ちいい〜っ」という吹き出しが見えそうなほどの恍惚の表情で、そんな表情をみてるこっちも気持ちよくなるよ。
ここの売りはもうひとつあって、光ファイバーが組み込まれたお風呂。真っ暗にして、光ファイバーだけになると、風呂に漬かった体が発光しているかのような印象を受けるという。ぜってー泊ってやる。そう心に決めました。

その後、周辺のアート探訪。「ホワイト・プロジェクト」というインスタレーションは、800枚の白布をロープに縫いつけて万国旗のように空に飾ってあって、これまた気持ちいいのなんの。はためいていた。前日のこの日は、これらを縫い合わせる作業を手伝ったという近隣の住民たちが見に来ていて、苦労話をいろいろ聞いたりした。「作品作りにかかわった住民たちがその作品を守ってくれる」というのが2000年のトリエンナーレ紹介番組で印象に残った言葉なんだけど、ああ、まさにこのことだなと実感できました。

まだ主たる目的の「真実のリア王」に触れないまま、眠いので今日の日記はこの辺で。

■2003/07/19 (土) トリエンナーレに行って来たの2

最初に見た作品は、開催前日だけに未完成。っていうか、今まさに仕上げの作業をしております、と言った様子。

それは十日町市の「田麦42戸物語」という作品で、全部で41戸しかない田麦と言う集落の一軒を作家が改装し、作家自身が会期中移り住み(住民票も写したそう)、そこでの住民や訪問客とのコミュニケーションを元に作品作りをしていくとか。

何か知らないけれど、そこでは「トマト」がひとつのキーワードになっていて、行った時は「こへび隊」というトリエンナーレ運営を支えるボランティアの女の子が庭石をいそいそとトマト色に塗っていた。
なんでも、その隣の部落集会所では「トマトそば」というものを売り出して、会期中舌鼓を打つことが出来るらしい。その日は開催前日だったのでまだ開店していなかった。だれか、食べた人は感想を教えてほしい。

さて、そんな突貫工事をものめずらしげに見学する10名を、その家の持ち主らしきおじいちゃんは優しく迎えてくれた。無農薬のレタスとかみょうがの試食を勧めてくれ、漢方薬の黄肌という木の皮をくれた。おじいちゃんは、とってもトリエンナーレを楽しんでいるようだ。そういう人に出会うとうれしい。
離れの作業小屋の前では、「こへび隊」というトリエンナーレのボランティアの女の子が庭石をトマト色に塗っていた。ここでは、新製品のトマトそばが食べられるのだって。早く食べてみたい。
その後ちょっと遠回りして、2000年の時に見ずに終わってしまった「光の館」に行った。

■2003/07/19 (土) トリエンナーレに行ってきたの1

ぐはあ。血も涙も出ないほど、仕事が大変。なんとかやっつけたら、午前3時を回っていたよ。
それもこれも、今日が前夜祭の越後妻有アートトリエンナーレのためでした。
前夜祭で、オランダのアーティストによる演劇があるというので。
「真実のリア王」というこの演劇の出演者は妻有郷の老人たちだとか。いったいどんななのかな。
そして、せっかく行くなら作品も見て回ろうとと、今回は大体的に動員をかけたのでした。長岡の劇団わるだくみの面々と、先月のリリックでのワークショップで知り合ったみなさんとで総勢10名の一大ツアー。
しかも車はエスティマとかステップワゴンとか。いいね、なかなか贅沢な旅行だよ!ありがとう武さん直也さん。

さて、10時に長岡を出発してまずは十日町ステージ「キナーレ」を冷やかしてみた。中庭が広めの池になっていて、明るい建物でいい感じ。今度は温泉に入ろう。その後由屋でそばランチ。ここらへんのそばの薬味はわざびではなくからしであった・・・あたしゃわさびのほうがいいわ。

その後、二千年蓮と鯉で有名な弁天沼に行ってみる。蓮のピークはまだまだ先のようだったけど、私の目的はどちらかというと「カープ」。ここの鯉たちはやたらに元気がよいのです。1袋100円の鯉のえさをばらまくと、いろとりどりの有象無象、ざ・さばいばる・おぶ・ざ・かーぷ。互いの体の上に乗っかりあって怪我をしている有りさま。・・・たくましく生きていました。

■2003/07/17 (木) 今日も残業

残業。ざんぎょう。

長岡では楽しく身体訓練をしているというのにね・・・。太りそう。
今週末だけを楽しみに、ひたすら仕事するぜ!

帰りに同僚のみなさんとラーメンを食べた。蓮池さんちのななめ向かいの「ラーメン大陸」は10時すぎなのにすごい混んでいて、私の頼んだメニューは飛ばされていてがくっ。

食べたら、結構なボリューム。味はまあまあ。でも食べきれなかったです。

■2003/07/17 (木) ビデオその後。

ビデオ続報。

ここで故障の話を書いたらば、旧友たこさんから申し出があったりして、人のあったかさをじんじん感じる。じじじん。

なのだが、私の本業の方が急にばたばた忙しくなることが予想されたため、事態は急を要したわけです。今日明日でわるだくみの仕事は終わらす!という。

そのため、昨日ジョーシンにてソニー製ビデオデッキ13,000円にて購入しました。思い立ったが吉日。

で、さきほど自分のノルマを無事終えることができました。

さあ、あとは仕事だ。
ところで、今週はいよいよ越後妻有トリエンナーレが開幕する。前夜祭の19日に松代町で行われる演劇「真実のリア王」がとっても面白そうである。なにしろ、地元のおじいちゃんおばあちゃんが出演者である。テーマは「過疎」であると。うーん、どんななんだろう。
お誘い合わせて行ってきます。ついでに来週の合宿の下見もしてきます。


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