お祭りの発案

 昭和30年代まで盛んであった山車や御輿の祇園祭りも、その後途絶え現在では各地区(旧町村)での御神輿が夏祭りとして残っているだけであった。そこで、町中が「心」ひとつになるために、是非ともお祭りを復活させる必要があったため、故須藤森一氏が中心となり平成3年に実行委員(その後呑呑会となる)を招集し、企画・準備等にファイトを燃やした。

どんな祭り?

 山車の復活も考えたが、近隣市町村では古い歴史ある山車などのお祭りが数多くあるため、新たなお祭りを考えた。そのために妻沼太鼓作曲指導者である山梨県甲府市指定無形文化財保持者の天野宣氏に依頼し「練り込み囃子」を創作して頂き、これを中心として手作りの万灯御輿・山車などを揃えてのお祭りとなった。

練り込み囃子とは?

 篠笛・鉦・平胴太鼓・並付太鼓・念仏太鼓・カウベルそれに一番数多い柄付き太鼓やうちわ太鼓の楽器を持ち、町を練り歩く。

 徳島の阿波踊りの様なイメーシである。一連隊は約120個の楽器でのお囃子に100人の踊り子が後ろで踊る。また、連の前には高張り提灯、弓張り提灯を持った鼓前童衆が華を飾っている。(鼓前童衆とは、手古舞にちなみ練り込み太鼓の前を行く童衆{子ども}のこと)

 全部で四連隊(聖・天・歓・喜)あり、祭り会場では見物客からの声援を受け、フィナーレを飾るにふさわしい賑わいを見せる。

苦労話し!

 平成4年からスタートした「めぬま祭り」も、初めの数年は参加者、見物客は少なく、会場の明かりも少なく、また理解・協力してくれる人たちも少なく寂しかった。しかし、目指すは「心のまつり」であり、今後も祭りへの参加が増えることにより町の人たちみんなが、心が通じ合え「まつる」ことができることを期待して頑張っている。

 神仏を奉る・・祭り・・まつる(まつり縫いの如く心が結びつく)ことが、この祭りの意味であり、この町を活性化し発展できるこを願っている。