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mmofc(マリリンオフィシャルファンクラブ)から初めて案内の来たイベント、
「Superstar Museum」を見に、青山のスパイラルホールに行ってきた。
暑い日だったけれど、地下鉄の表参道の出口のすぐ前にあったので、
汗をかくこともなく、スパイラルホールにすぐに入った。
とはいえ、入る前にまずは入り口の前にあるポスターの前で記念撮影。
このポスターが、マリリンの写真だったので、まず嬉しい。
mmofcでもHPのトップなどに使われている、上を向いた優しいモノトーンのマリリンだ。
なんとなくもう、mmofcというとこの写真が浮かんじゃいますね。
(このポスターは後で1名にプレゼントということに!)
中に入ると正面には屋内のオープンカフェ(ちょっと変な言い方?(^^;)分かるでしょうか)があって、
右手の方に数段の階段と今度はダイアナ妃の写真を使ったポスターが立ててあった。
段を上って、まずカフェとは逆側の方に曲がる。
そこには、額に入ったモノクロの写真が、白い壁に整然と並べられていたのだ。
「おおお、マリリン!」と、早速マリリンの写真が目に入る。
これもマリリン、あ、ずっとマリリン…と、ちょっとした写真展のような感じ。
今回のオークションに合わせた展示品かな?と思いきや、小さく値段がついていた。
「¥180.000」…
オリジナルネガからのプリントなんだろうなあ、と思いつつも、やはり高い…。
他にもエルビス・プレスリーや、現在活躍中のスターも数点あって、20〜30点ほど並んでいたけれど、
7割ほどがマリリンの写真。
ニューヨークに住んでいた頃の写真や「荒馬と女」の頃の写真が多かった感じかな。
はうあ〜、素敵なんだけど、やっぱりぽん、と買える値段ではありません。
(現役スターは半額くらいなんだけど…)
写真集を切り抜いて飾れば安いんだけどなあ…
などと、しょうも無いことを考えてしまう貧乏人であった。
そして、会場はカフェ側の一段上のフロアだった。
カフェと同じくらいの照明で、壁などの仕切りもない。
ちょうど床の高さがカフェで座っている人の頭ぐらいでちょっと変な感じ。
一応係の人が入り口のような場所にいて、出展品を書き連ねたコピーリストを渡してくれた。
リストの上にはアンケート用紙とオークションに入札するための用紙が付いている。
「アンケートに答えると、スターのサイン入り写真が当たりますので、どうぞ」
と、横を見ると、確かにサイン入りの写真が並んでいる。
ブラッド・ピットやトム・クルーズなど6人ほどのもの…なるほど、さすがスター物オークション。
そして、今回は全部オークションなのかな? と思っていたのだけれど、
入札するオークションの物と、そこについている値段で直接売られるものと、
飾るだけの展示品という3タイプの展示がされているらしい。
そしてマリリンのものは、3点がオークション、あとの6点は展示品となっていた。
さて、と歩を進めると、居並ぶ透明のケースはひとつひとつが間を空けて置いてあって、
ゆったりと見ることが出来た。
というよりも、押すな押すなの混雑を予想していたもので「あら空いててゆっくり見れていいわ〜」だ(笑)。
見回してみると10人もいなくて、通りすがりに入ったような若い人がほとんど。
とりあえず、コピーリストを手に手前から順に覗いていく。
スポーツ関係がまず手前の方に多くあって、ユニフォームやサイン入りボールが見られる。
次にミュージシャン、ロックスター関連はサイン入りCDや、サイン入りギター、
ディスクとサインを額に入れて飾ったもの等々が壁にも。
映画関係はその奥の方にポスターなどが目に入った。
マリリンの物で最初に見れたのは、ケースに入ったオークション物、
ラインストーンとグレイパールのイヤリングとネックレス。
あんまり照明が明るくないせいもあるのか、年代を感じてしまった。
たくさんの飾りが揺れるのがドキドキして実際に身に付けることは出来なそう…。
(もともと出来ない話だって)
35万円からで、私が行った時点では36万円だった。
そして展示品の案内(HP)でも見ることの出来たラインストーンのブレスレットもケースに入っていた。
これはキラキラとダイヤの様に光を放って、本当にゴージャス。
スターならでは、っていう感じだよね。
ケース展示を抜けると、ギターや人型に着せた衣装などをディスプレイしたスペースがあって、
その周りと奥には大きな額に既に入った物がずらりと並んでいた。
額には、スターのサイン入りの映画ポスターが、スターの写真と一緒に入っていたり、
衣装を折り畳んで額に収めたり、小道具も入っていたり…
こういうのはラスベガスのコレクターズショップで見たことがある。
額代が高そう、と思うけど、立派に見えて「買ったぞ!」という感の強いのも確かである。
マドンナのストッキングなんかは足型でディスプレイされていたけれど、
「うわ〜、触ったら破れそうだよ」って感じで、
そのままポン、と手にしたら、30万以上の金額の実感がないかもしれないもんなあ。
マリリンのものはディスプレイの展示の右手に、
まず黒いストラップレスのプリントブラがケースに入ってた。
40万円(身に付け度が高いからかな? 一番高い)からのオークションでこの時41万。
黒地で蔦花のようながらが入っていて、このままビスチェとして着れそうな感じだ。
マリリンもそう着ていたんだったりして?
左手の方には、マリリンの展示品がまとめて並べられていた。
黒いシルクドレスはやっぱり人型の胸とお尻の辺りが余ってた(笑)。
ミキモト展で見たプライベートドレスに通じていて、マリリンの落ち着いた好みが感じられますね。
階段式のケースに、金糸ラメで飾られたハイヒール、MMのイニシャルの入った金色のバッグ、
裏面にやはりイニシャルが入っているという金色のコンパクトが入っていた。
金色の物でまとめられているので、この三つでワンセットにして、
パーティに出かけたこともあったのかなあ、なんてことも考えちゃったりして。
コンパクトはやっぱり一番マリリンの手の中で顔を映しながら活躍したものだろうから、
手に取れたら感激だなあ、なんて、果たせぬ思いも馳せてみたりもして。
でもね、この辺まで来ると、さすがに「これらの物は見たことがある」事に気づいた。
そう、97年に日本橋三越他で開催された「マリリン・モンロー展」で、展示されてましたよね?
多分mmofcを運営している会社が所有されているマリリンの物なんだろうなあ。
(間違えていたら、ご指摘ください^^;)
「マリリン・モンロー展」は照明も暗めで、人が多くてゆっくり見れなかったけれど、
今度は回り込みながらじーっくり見ることが出来たので嬉しかった。
その先に、マリリンのサインの額が飾られていた。
写真が三枚とゴールドディスク、
(「Runnin' Wild」が2枚と「River of no return」が1枚だったかな??)が飾られて、
その下にマリリンのサインがはめ込まれている。
何にサインしたものかな…紙はなんだかつるつるした真っ白な厚い紙みたい。
ファンの差し出した紙にサインしたものかも?
26万円からのオークション。
ラスベガスでも写真と共に同じように飾られたマリリンのサインを見た事があるけれど、
確か70万円くらいだったような…?
そう考えると、破格値からのオークションなのかも。
でもね、庶民にはね…10万単位以上になると、なんだか同じに感じてくるんでした。しくしく。
マリリンと関係ある人物でいえば、
ディマジオのサイン入りボールや既に額に入ったヤンキースのユニフォームも売られていた。
う〜ん、やはり亡くなってからの方が、こういうものが流出しているのかしら…?
あまり目立つところには置いていなくて、ちょっと寂しかった。
マリリンの物と並べて欲しかったなあ、なんて考えるのは私の勝手な思い込みですが。
JFKは大統領時代のスーツのボタンで、秘書から入手して秘書官の手紙付き。なんだそりゃ。
名前だけだけれど、ジェームス・モンローの土地保証書なんて物も。
歴史的なものもかなりあってびっくりした〜。
実際のタイタニックの木片なんていうのもあったり、
アメリカ歴代大統領、アインシュタイン、ナポレオン、フォード、
宇宙飛行士のアームストロング、ウォルト・ディズニー、なんて人々のサインも、
写真とともに額に入って並んでいる! うひゃ〜。
展示品として見るだけでも、なかなか奥深く面白かった。
会場には当然係の方がいて、「いかがですか?」とほとんどの人に声をかけていた。
最後に「アンケートを書くか〜」と壁際に置いてあった椅子に座って書き始めると、
私達のところにもお姉さんが寄ってきた。
「何か良いものはございましたか? お若い方がよく買われてるんですよ。いかがでしょう」
「はあ、そうですねえ…マリリン・モンローの物を見に来たんですが…やっぱり高いですよね…」
「そうなんですか、モンロー目的の方は多くいらっしゃってますよ〜。
どうしてもお高くなってしまってますけれど、それでも今回はチャリティーということで、
ニューヨークのコレクターの方から出品していただいて、
かなりお安い値段で始めさせていただいてるんです。
それに落札したものも、落札した物だけをお渡しするのではなく、額にお入れして、
すぐに飾ることの出来る立派なものに加工させていただいてます。
今回はこの額の会社との提携で実現したんですよ」
なるほど〜、額会社の新事業でもあるのね〜、なんて思ってしまった。
まあ、ラスベガスで見た物も考えると確かに安いし、こんな機会は滅多にないと思う。
でもね、でもね、お金はないです…。
「ずっと前から分かっていれば、お金を貯めていたんですけど…」
と、やはりオークションに参加できそうにない旨を伝えると、お姉さんはにこやかに去っていった。
私達のいる間に、どう見ても20代前半の若いカップルが、サイン付きポスター10万円くらい、
というのを購入もしていた(タイタニックポスターとディカプリオのサインだったかな)。
今の若者は金持ちだね…コレクターズアイテムとして買っておく、という人もいるんでしょうが。
何年もしたら「あの時買っていれば…」と思うのかもしれないけれどね〜。
私達は見るだけでも満足してこうと、再度マリリンのものをゆっくり見てから会場を後にしたのでした。
写真はmmofcのページで紹介されています。(一般は撮影禁止だったのです)
文の説明がこの写真で伝わりやすくなると嬉しい…(^^